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爪を綺麗にする方法は?切り方・整え方と綺麗に伸ばすためのケア方法 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

「爪を綺麗にしたい」「爪の形が綺麗な人に憧れる」という人も少なくないはず。
そこで今回は、基本の爪の整え方や美しく伸ばすためのセルフケア方法をわかりやすく紹介します。爪を綺麗に保つための注意点まで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
爪の綺麗な切り方・整え方

綺麗な爪にするには、まず正しい切り方と整え方を身につけることが大切です。基本の切り方・整え方を押さえておけば、爪を綺麗に伸ばすこともでき、日常的に扱いやすくもなるでしょう。さっそく、自宅でできる爪の綺麗な切り方・整え方の手順をわかりやすく紹介します。
使用する道具について
爪を整えるためには、まずは以下の道具を準備しましょう。最近では爪を綺麗にするためのアイテムも100均で手に入るので、気軽に始めやすいのも嬉しいポイントです。
・ネイルニッパー(長さ調整用)
・エメリーボード(長さ・形を調整用)
・キューティクルリムーバー(甘皮処理用)
・ガーゼまたは綿棒(甘皮ケア用)
・キューティクルニッパー(ささくれ・細部ケア用)
・バッファー(表面の凹凸を整える用)
・シャイナー(爪にツヤを出す用)
・ネイルオイルまたはハンドクリーム(保湿用)
STEP1.爪の長さと形を整える
爪が長い場合は、まずネイルニッパーでざっくりカットし、その後エメリーボードで形を整えましょう。爪切りは二枚爪になりやすいため、できるだけネイルニッパーを使うのがおすすめです。爪がそこまで長くない場合は、エメリーボードで少し調整する程度でOKです。
形はアークスクエアに整えると、どんな長さでも爪を綺麗に見せてくれます。さらにピンクの部分を長く錯覚させてくれる視覚効果もあるので、ぜひ試してみてください。
<エメリーボードを使うときのポイント>
・爪の先端には90度の角度で当てる
・サイド部分には45度の角度で当てる
・一方向にだけ動かす(往復がけはNG)
>>>併せて読みたい!ネイルアイテムのエメリーボードとは?爪の形別に使い方のコツを解説
STEP2.甘皮を処理する
次に、爪の根元にキューティクルリムーバーを塗布して数分放置し、甘皮をやわらかくします。その後、ガーゼを指に巻きつけ、くるくると円を描くようにやさしく押し上げ、こすりましょう。指で取り除けない細かな甘皮やささくれは、綿棒やキューティクルニッパーで丁寧に除去してください。
余分な甘皮を除去することで、指先も美しく整い、マニキュアやジェルの持ちも良くなります。
STEP3.爪の表面を磨く
甘皮処理まで完了したら、爪表面にバッファーとシャイナーをかけていきます。
最初にバッファーで爪の表面の凸凹を滑らかにし、その後シャイナーでツヤ出しするのが基本的な流れです。ポイントは、バッファーは力を入れすぎず、やさしく滑らせること。シャイナーは2面タイプを使い、粗い面、細かい面の順に磨いていきましょう。
>>>併せて読みたい!痛くない甘皮処理のやり方!必要な道具と綺麗な爪のセルフケア
>>>併せて読みたい!セルフでネイルケア!綺麗に処理するキューティクルニッパーの使い方とは?
STEP4.爪を保湿する
ネイルケアの仕上げは保湿。爪をしっかり保湿したい人は角質層まで届きやすいネイルオイルがおすすめです。肌が乾燥しやすい人は、ハンドクリームを使い、手指全体を保湿するのも良いでしょう。
>>>併せて読みたい!ネイルオイルは意味がない?使用しても爪が乾燥する3つの原因
代表的な爪の形と整え方
ネイルチップやスカルプチュアでも綺麗な爪の形は演出できますが、憧れるのは自爪で綺麗な形。爪の形はさまざまな種類があり、それぞれ整え方も異なってきます。続いては、代表的な爪の形と整え方を紹介します。
スクエア・スクエアオフ

スクエアは、爪の先端とサイドを直線で整えた、角ばったフォルムが特徴の爪の形です。
爪のピンクの部分が広く見えるため、アートを映えさせたい方にも人気です。一方、スクエアオフはスクエアのシャープさを残しながら、角に丸みを加えたやわらかい印象の形。どちらも強度があり折れにくいため、爪を割れにくくしたい人にも向いています。
<整え方>
1.自爪をある程度の長さまで伸ばしておく
2.爪の先端にエメリーボードを垂直にあて、直線を意識して削る
3.サイドはまっすぐになるように固定して整える
4.スクエアオフにしたい場合は、仕上げに角の部分だけ軽く丸みをつける
ラウンド

自爪に近いナチュラルな形なので、派手すぎない仕上がりを好む人にぴったりです。かわいらしさやカラフルなデザインとの相性も良く、ポップなネイルを楽しみたい人にもおすすめです。
<整え方>
1.爪の両サイドをまっすぐに整える
2.爪先の角を少しずつ丸く削っていく
3.自然な丸みに仕上げるため、指先のカーブに沿うようにエメリーボードを動かす
オーバル

オーバルは、卵のようなやわらかいカーブを全体に持たせた爪の形。
ラウンドより少し縦長でサイドにも丸みがあり、女性らしい上品な指先を演出します。指をすらっと見せたい人や、エレガントなネイルデザインが好きな人にぴったりです。
<整え方>
1.爪をラウンドよりやや長めに伸ばしておく
2.爪先からサイドにかけてカーブを描くようにエメリーボードを当てる
3.削りすぎないよう注意し、自然な丸みを意識して整える
ポイント(アーモンド)

ポイント(アーモンド)は、爪先が細く尖っていて、縦長でシャープな印象を与える爪の形。オーバルよりも縦長の印象が強いため、指先をほっそり見せたい人や、長さ出しをしたい人におすすめです。
<整え方>
1.爪をオーバルよりも長めに伸ばしておく
2.中央から左右に向けてカーブを描くように削る
3.エメリーボードを45度の角度で当て、先端を細くしながらも滑らかに整える
4.尖りすぎないよう様子を見ながら少しずつ削る
>>>併せて読みたい!爪の形の種類と整え方!自爪の悩みやイメージから似合う形を見つけよう
爪を綺麗に伸ばすためのケア方法

爪を綺麗に伸ばすためには、ただ放っておくだけでは不十分。日々のケアを積み重ねることが、美しい爪を育てる第一歩です。ここでは、健康的でツヤのある爪を育てるために欠かせないセルフケア方法を紹介します。
爪の保湿をこまめに行う
爪を綺麗に伸ばすには、乾燥対策としての保湿ケアが欠かせません。
日々の家事やデスクワークなどで、気づかないうちに爪は乾燥してダメージを受けています。そのまま放置していると、割れや欠けなどのトラブルを招いてしまうことも。
乾燥が気になったタイミングで、ネイルオイルやハンドクリームでこまめに保湿する習慣をつけましょう。とくに、寝る前や家事の合間、仕事の休憩時間などがおすすめ。甘皮やささくれの予防にもつながり、指先全体の印象がグッと上がります。
爪や手指のマッサージ
爪を綺麗に保つためには、手指のマッサージも効果的。血行が促進されることで、栄養が爪の根元に届きやすくなり、美しい爪を育てやすくなります。
<ハンドマッサージの手順>
1.ハンドクリームをたっぷり手にのせ、全体になじませる
2.手の甲から指先に向かって、やさしく引き上げるようにマッサージ
3.4本の指で反対の指を挟み、根元から先へ向けて軽く引き上げる
4.指の付け根をプッシュし、爪の生え際を10秒ほど軽くつまむ
手肌の保湿も同時にできるので、リラックスタイムにぜひ取り入れてみてください。
ささくれや甘皮の処理
爪の形を整えても、ささくれや甘皮が残っていると、せっかくのネイルも台無しに。
整った印象に仕上げるためには、甘皮まわりのケアも欠かさず行うことが大切です。
処理の際は、まず爪の根元にキューティクルリムーバーを塗布し、数分おいて甘皮をふやかします。その後、ガーゼを指に巻き、くるくると円を描くようにやさしく擦りましょう。浮き上がってきた甘皮は綿棒で押し上げ、不要な部分だけキューティクルニッパーで取り除きます。ひと手間で、指先の印象が洗練されます。
>>>併せて読みたい!甘皮処理ってどれくらいの頻度で行うべき?サロン相場とセルフネイルケアの方法
爪の表面を磨く
爪の表面が凸凹していると、マニキュアのノリが悪くなるだけでなく、見た目にも清潔感に欠けてしまいます。
バッファーとシャイナーを使って表面をなめらかにし、磨くことで、自然なツヤ感がアップし、健康的な印象に仕上がります。ただし、力を入れすぎると爪が薄くなってしまうこともあるため、やさしい力で行うのがポイント。特に爪がもともと薄く割れやすい人は、磨きすぎに注意しましょう。
爪を綺麗に保つための注意点

せっかく綺麗に整えても、間違ったタイミングや方法でケアしてしまうと、美しさをキープするのが難しくなってしまいます。以下では、日常的に爪を綺麗に保つために意識しておきたい3つのポイントを紹介します。
爪を切るのは2週間1回を目安に
個人差はありますが、爪は1日あたり約0.1mmのペースで伸びるといわれています。
ケアをせず伸ばしっぱなしにしていると、爪が割れたり欠けたりするリスクが高まり、見た目にも不潔な印象に。さらに、放置して伸びすぎた爪を整えるには時間も手間もかかってしまいます。そのため、2週間に1回程度を目安に爪の長さや形を整える習慣をつけると、常に美しい指先を保ちやすくなります。
爪を切るタイミングは入浴後がおすすめ
爪を切るタイミングとして最もおすすめなのは、入浴後。
お風呂上がりの温まった体は血流もよく、爪自体もやわらかくなっているため、力をかけすぎずにスムーズに整えることができます。無理な負荷がかからないため、爪へのダメージも最小限にできます。もしお風呂上がりに時間が取れない場合は、ぬるま湯に5分ほど手を浸すだけでもOK。やわらかくなった状態でのケアを習慣にすることで、簡単にケアができます。
自爪にあった長さや形を選ぶ
基本の切り方・整え方を押さえれば、誰でも綺麗な爪に仕上げることができますが、爪の形や強度は人それぞれ。
厚みがある人もいれば、割れやすくて薄い人、丸みのある爪や横幅が広い爪など、タイプはさまざまです。
無理に理想の形に近づけようとして爪に負担のかかる削り方をしてしまうと、かえってトラブルの原因になることも。まずは自分の爪の状態をよく観察し「今の自爪に無理なく合った長さや形かどうか」を基準に整えていきましょう。
よくある質問
自爪のピンクの部分を増やすにはどうしたらいいですか?
爪のピンクの部分は「ネイルベッド(爪床)」と呼ばれる部分で「ハイポニキウム(爪下皮)」という半透明の薄い皮膚と深く関係しています。ハイポニキウムが伸びて爪としっかり密着することで、ネイルベッドが広く見え、ピンクの部分も増えて見えるようになります。
そのためには、日頃から爪に栄養を与えるケアを心がけることが大切。
爪を短く切りすぎない、爪切りよりもネイルニッパーやエメリーボードで整える、ネイルオイルなどでしっかり保湿するなどの爪を健やかに保つ習慣が、ピンクの部分を増やすポイントです。
爪を綺麗にする食べ物はありますか?
爪の主成分である「ケラチン」はたんぱく質の一種。
そのため、良質なたんぱく質を含む食材(大豆製品・魚・肉など)は、綺麗な爪づくりに欠かせません。さらに、ケラチンの合成を助ける「ビタミンB群」、新陳代謝を高める「ビタミンA・C」、爪の乾燥を防ぐ「ビタミンE」、爪の強度を高める「鉄分・亜鉛」なども積極的に摂りたい栄養素。バランスの良い食生活が、内側から美しい爪づくりをサポートします。
ネイルサロンで自爪ケアのみを受けることは可能ですか?
可能です。爪を綺麗にするサロンでは、ネイルアートを施さない自爪ケアのみのメニューも充実しています。
料金はサロンによって異なりますが、一般的には2,000〜5,000円程度が相場。施術内容に表面磨きやハンドマッサージなどがセットになることで、もう少し高くなる場合もあるため、予約時に確認しておくと安心です。
>>>併せて読みたい!ネイルサロンでケアのみはOK?知っておきたいケアのメリットと手順
足の爪を綺麗にする方法を教えてください。
基本のケア方法は、ネイルニッパーやエメリーボードで爪の長さや形を整え、甘皮を取り除くなど、手の爪と同じです。
綺麗な足の爪を保つことで、サンダルを履いたときの見た目がアップするだけでなく、臭いや巻き爪の予防にもつながっておすすめです。
爪を綺麗にする方法を知って美爪を手に入れよう
爪を綺麗に整えるためには、正しい切り方や甘皮処理、保湿など日々の丁寧なケアが大切です。
ちょっとした習慣の見直しでも、爪の形や見た目はぐんと変わります。今回紹介したセルフケアのポイントを取り入れて、美しく健康的な爪を育てていきましょう。
自爪をもっと綺麗に整えたい方や、ネイルの知識を基礎から学びたい方には、黒崎えり子ネイルスクールでの受講もおすすめです。










