ネイル業界トピックス/ 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイル認定講師はどうすればなれるの?受験資格や試験内容を解説! - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイル認定講師になることは、ネイリストとしてスキルアップやキャリアアップにつながります。そのため、「ネイリストになったからにはネイル業界で活躍したい!」という方には、ぜひ取得を検討してほしい資格のひとつといえるでしょう。受験にはさまざまな資格が求められ、難易度の高い資格ではありますが、ネイルの知識や技術を身に着けて「ネイル業界に貢献したい!」という気持ちがあれば、きっと資格取得できるはずです。
今回は、ネイル認定講師になるための受験資格や試験内容、ネイル認定講師になるメリットなどをご紹介します。ネイリストとしてスキルアップやキャリアアップを目指している方は、ぜひご参考にしてください。
ネイル認定講師になるには?
ネイル認定講師とは、NPO法人 日本ネイリスト協会(通称:JNA)が実施している認定資格のひとつで、一般的には「JNA認定講師」と呼ばれています。
ネイル認定講師(JNA認定講師)はJNAの会員としてネイルの普及と発展につとめ、検定試験の試験官やコンテストの審査員、セミナー講師として活動することになります。
そんなネイル認定講師になるためには、さまざまな条件を満たして試験に合格しなければなりません。そこで以下では、ネイル認定講師になるための受験資格をご紹介します。
ネイル認定講師の受験資格
ネイル認定講師になるための必須資格・条件は、以下の通りです。
以下の条件をすべて満たしていないと受験できないため、ネイル認定講師を目指している方は必ずチェックしておきましょう。
ネイリスト技能検定 1級の資格を取得している
ネイリスト技能検定 1級は、「トップネイリストに必要な知識・技術が身についていること」を証明する資格です。JNAネイリスト認定講師の試験を受けるには、このネイリスト技能検定 1級に合格し、かつ合格認定日から1年以上経過していなければなりません。
ネイルサロン衛生管理士の資格を取得している
ネイルサロン衛生管理士は、「ネイルサロンの衛生管理に関する知識を持つネイリスト」を証明する資格です。ネイルサロンでの実務経験を問わず、18歳以上であれば誰でも受けることができます。JNAネイリスト認定講師の試験を受けるには、ネイルサロン衛生管理士の資格取得も必須です。
JNA認定校を卒業している
JNAネイリスト認定講師の試験を受けるには、JNA認定校を卒業する必要があります。そのため、JNA認定校の卒業生でない方は、JNA認定校のネイル専門学科で「ネイルケア」と「ネイルイクステンション」の実技を学ぶ必要があります。実技時間は計20時間以上で、受験の手続きをする前までに修了することが必須です。
日本でのプロネイリストとしての実務経験がある
JNAネイリスト認定講師の試験の受験資格には、「プロのネイリストとしての実務経験」があります。そのため、これまでネイリストとして働いたことがない方は受験できません。「ほかの条件は満たしているものの、ネイリストとしての実務経験がない」という場合は、ネイルサロンで勤務するなどして実務経験を積みましょう。
受験日に満20歳以上
JNAネイリスト認定講師の試験を受けられるのは、受験日に満20歳以上である方になります。申し込み時は19歳でも問題ないので、自らの誕生日と受験日を照らし合わせて確認してみましょう。
勉強会や授与式に出席できる
「勉強会や授与式へ確実に出席すること」も、JNAネイリスト認定講師の試験を受けるうえでの条件です。勉強会や授与式のスケジュールを確認し、出席の可否を確認するようにしましょう。
JNAが主催した大会の出場経験がある
JNAネイリスト認定講師の試験は、過去3年以内にJNAが主催する「全日本ネイリスト選手権」のプロフェッショナル部門に出場した方のみが受けることができます。出場経験は地区大会とオンライン大会のどちらでも構いません。
JNAの個人正会員
JNAネイリスト認定講師になるためには、JNAの個人正会員であることが条件です。受験の申し込みと個人正会員の入会手続きは同時に行えないため、受験申し込み前に入会手続きを済ませておきましょう。なお、入会申し込みを行ってから個人正会員証が発行されるまでには約2週間ほどの時間がかかります。
JNAの発展に尽力できる方
先述した通り、JNAネイリスト認定講師はJNAのメンバーとしてネイルの普及と発展につとめることを目的としています。そのため、JNAのメンバーとしてJNAを支え、発展に尽力できる方しか受験することはできません。
ジェルネイル技能検定試験上級の資格を取得している
ジェルネイル技能検定試験 上級は、ジェルネイルのスペシャリストとして必要な総合的知識と技術を修得していることを示す資格試験です。JNAネイリスト認定講師は、検定試験の試験官やコンテストの審査員、各種セミナーの講師として活動します。プロのネイリストを育てる立場である以上、上級資格を取得しておく必要があるのです。
なお、ジェルネイル技能検定試験 上級を受験するには、ジェルネイル技能検定試験 中級に合格している必要があります。
JNAフットケア理論検定試験の資格を取得している
JNAネイリスト認定講師になるためには、JNAフットケア理論検定試験の資格も取得しておかなければなりません。JNAフットケア理論検定試験とは、ネイルサロンで正しい施術を行うために必要とされる理論を修得していることを示す資格試験です。
なお、JNAフットケア理論検定試験を受験するには、JNECネイリスト技能検定試験3級以上・JNAジェルネイル技能検定試験初級以上・JNAネイリスト技能検定国際試験3級以上、いずれかの資格試験を取得していることが条件となっています。
日本語によるコミュニケーション能力がある
JNAネイリスト認定講師として活動するにあたり、講師としてネイリストを目指す方へ指導を行ったり、勉強会や授与式などに出席したりしなくてはなりません。そのため、日本語によるコミュニケーション力は必須といえます。
ネイル認定講師試験の開催時期
ネイル認定講師を目指す際は、あらかじめ「JNAネイリスト認定講師試験」の開催時期を押さえておくことが大切です。
JNAネイリスト認定講師試験は、毎年3月と9月の年に2回行われています。開催場所はその年によって異なりますが、基本的に東京と大阪で交互に開催されているため、受験する回の会場がどちらになるのか、あらかじめ確認することが大切です。なお、開催時期・場所ともに変更になるケースもあるため、NPO法人 日本ネイリスト協会のホームページをこまめに確認するようにしましょう。
ネイル認定講師の試験内容
ネイル認定講師の試験は実技試験と筆記試験、面接があります。
実技試験
JNAネイリスト認定講師試験の実技試験は、1次試験の前半と後半、2次試験に分かれています。
1次試験 前半
1次試験の前半では、事前審査を経て、ネイルケア(30分)とカラーリング(20分)を行います。事前審査では、テーブルセッティングや消毒管理、モデルの手の状態に問題がないかを見られるため、不備のないよう準備することが大切です。事前審査が終わったら、ネイルケアとカラーリングの実技試験に入ります。
1次試験 後半
1次試験の後半では、ネイルイクステンション(75分)を行います。制限時間内に、指定の指に「フレンチスカルプチュア(3本)」「デザインスカルプチュア(1本)」「フレンチチップオーバーレイ(1本)」を施さなければなりません。慌てず丁寧に施術しましょう。
2次試験
2次試験では、事前審査を経てネイルイクステンション(45分)を行います。1次試験とは異なり、1次試験ではトレーニングハンドを使った試験となるため、トレーニングハンドにチップを装着しておくなど、事前準備をしっかりと行っておきましょう。
なお、試験内容が変更になるケースもあるので、NPO法人 日本ネイリスト協会のホームページをこまめにチェックするようにしましょう。
筆記試験
筆記試験(20分)の問題は、主に「JNA Gude Book」から出題されます。回答の方法は「記述式」となっているので、あらかじめJNA Gude Bookを読み込み、備えておくことが大切です。
面接
JNAネイリスト認定講師試験では「グループ面接」を行います。主な質問内容は、「ネイリストとしてのこれまでの経験」や「ネイリストとしてどう活動したいか」などです。毎年同じ質問というわけではないので、どのようなことを聞かれるのかを想定し、しっかり答えられるよう準備しておきましょう。
ネイル認定講師の合格率
JNAネイリスト認定講師の合格率は、一概にはいえないものの大体「30%未満」とされています。
JNAネイリスト認定講師の試験は、ネイル関連の資格の中でもっとも難易度が高いといわれており、最前線で活躍するプロのネイリストでも不合格になることがあります。そのため、合格するには専門的な知識や技術を身につけるのはもちろん、筆記試験に備えて「JNA Gude Book」を十分に読み込むことが欠かせません。また、面接対策を念入りに行うことも合格を勝ち取るためのポイントです。
ネイル認定講師になる5つのメリット
そもそも、ネイル認定講師を目指すことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。将来的にネイル認定講師を目指したい、スキルアップやキャリアアップのために上位資格の取得を目指しているという方は、ぜひチェックしておきましょう。
ネイリストとしての仕事の幅が広がる
ネイル認定講師になると、仕事の幅が広がります。ネイル認定講師になるとネイリストとして第一線で活躍するだけでなく、日本ネイリスト協会のメンバーとしての活動も求められます。ネイル関連イベントの実行委員やネイル検定の試験官、各種セミナーの講師、ネイルコンテストの審査員などとして働くことになります。ネイルスクールの講師としても働くことができるため、ネイリストとしてさまざまな仕事に携わることができるでしょう。
サロンワークに活かせる
ネイル認定講師の資格をサロンワークに活かすことも可能です。ネイル認定講師は日本ネイリスト協会の講師会メンバーとしてネイルの普及と発展のためにつとめなければいけません。そのため、上述したようにネイル関連のイベント実行委員やネイル検定の試験官などの仕事をしなければなりませんが、必ずしも講師として働く必要はありません。ネイル認定講師になるために得た知識と技術を活かして普段はネイリストとして第一線でお客さまの施術を行い、必要なタイミングでネイル認定講師として働くということも可能です。
独立・開業できる
ネイル認定講師になることで、独立開業しやすくなります。ネイル認定講師になれば自分でネイルサロンを開業できるだけでなく、「JNA認定スクール」を開設してネイリストを目指す人たちに教えることが可能です。「ネイル認定講師の資格を取得している=人に教えられるほど高い知識と技術を有している」ということになるため、お客さまからの信頼を得られやすくなります。ライフスタイルに合わせてサロンやスクールを経営することができるので、独立開業を考えている方にこそネイル認定講師の資格取得はおすすめだといえるでしょう。
収入アップにつながる
働いているネイルサロンやネイルスクールによっては、ネイル認定講師の資格を取得することで資格取得手当がついたり、任せてもらえる仕事が増えたりすることも。現在働いているネイルサロンで収入アップが見込めなくても、その資格を活かして転職することで、結果的に収入アップにつながることがあるかもしれません。ネイリストとしてキャリアアップを目指すとともに収入アップを目指すなら、ネイル認定講師の資格を取得することでメリットが得られるでしょう。
JNAのメンバーとして活動できる
JNAネイリスト認定講師になると、JNAのメンバーとして活動できます。ネイルコンテストの審査員やネイルイベントの実行委員など、ネイルスクールやネイルサロンでは経験できない活動に携わることができるので、ネイリストとして大きく成長することができるでしょう。JNAのメンバーとしてネイル業界に貢献することができるのも、ネイル認定講師になるメリットのひとつといえます。
ネイル認定講師を目指すなら黒崎えり子ネイルスクールへ
ネイル認定講師になれば、仕事の幅が広がります。ネイリストとしてのキャリアアップを目指すなら、積極的に取得することをおすすめします。ただし、JNAネイリスト認定講師の資格は容易に取得できるわけではありません。受験資格を得るには、NPO法人 日本ネイリスト協会が発表している全要件を満たす必要があります。要件を満たすためにさらなる資格取得が求められることもあるため、ネイル認定講師を目指すなら計画的に進めていきましょう。
黒崎えり子ネイルスクールでは、ネイル認定講師を目指す方向けの対策コースをご用意しています。JNA認定校となっているため、ネイル認定講師の受験資格となっている「JNA認定校を卒業している方」も満たすことができます。第一線で活躍できるネイリストを目指したい方だけでなく、ネイリストとしてスキルアップ・キャリアアップを目指したい方も、ぜひ黒崎えり子ネイルスクールをご利用ください。