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ネイリストの勤務時間はどのくらい?一般的な1日のスケジュールをご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ネイリストの勤務時間はどのくらい?一般的な1日のスケジュールをご紹介

ネイリストの勤務時間は、働くネイルサロンや働き方によって異なります。
まずは勤務形態によって異なる勤務時間を把握したうえで、1日の流れを押さえておきましょう。

この記事では、ネイリストの勤務時間や休憩時間、1日の流れなどをご紹介します。ぜひご参考にしてください。

働き方で変わる!ネイリストの勤務時間

ネイリストと一言でいっても、働き方によって勤務時間が異なります。

正社員

正社員の場合は労働基準法に則り、1日8時間・週5勤務のシフト制になっているサロンがほとんどです。
休憩時間は8時間勤務の場合で1時間〜1時間半が一般的ですが、予約が埋まっている場合はまとまった休憩を取るのが難しく、施術の合間に小分けにして休憩することも珍しくありません。

ネイルサロンは平均10時間〜12時間営業している場合が多く、早番と遅番に分かれているのが一般的です。そのため、中番や夕番のスタッフがいるネイルサロンもあります。

基本的には休憩を含めると1日9時間(実働8時間)ネイルサロンにいることになりますが、自主練習の時間と合わせるとサロンにいる時間が長くなるネイリストも多いようです。

アルバイト・パート

アルバイトやパートの場合は、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を決めることができます。
しかし、基本的に予約が埋まりやすい午後から閉店までの時間帯や、社員が出勤してくるまでの短時間で求人募集を行っているネイルサロンが少なくありません。

勤務時間としては、1日4時間以上・週2回からOKとしているところが多いようです。
休憩時間は6時間以上8時間未満なら45分程度となります。

正社員と同様、予約が埋まっている場合はまとまった休憩時間が取れず、施術の合間に小分けにして休憩を取ることがあります。

出張ネイリスト

出張ネイリストとは、美容室やエステサロンの空きスペース、お客さまのご自宅、イベント会場などへ出向いて施術を行うネイリストのことです。
ネイルサロン勤務と比較すると勤務時間の融通が利くイメージはありますが、どうしても移動時間がかかってしまいます。
とくに、同日に離れた場所で仕事が入った場合は長距離を移動することもあるため、トータル的に考えるとネイルサロン勤務よりも勤務時間が長くなることも珍しくありません。

独立開業

自身でネイルサロンを開業する場合は、勤務時間を自由に決めることができます。
移動時間もなくなるため、全ての時間をお客さま対応に使うことができるのです。
ライフスタイルに合わせて営業時間を決めることができるのは、独立開業のメリットといえるでしょう。

しかし、営業時間があまりに短いとお客さまによっては来店できないことがあり、長すぎると身体への負担が大きくなる点には注意が必要です。

ネイリストの休憩時間は一定ではない

ネイリストの休憩時間は一定ではない

ネイルサロンには、一般企業などのように決まった休憩時間は設けられていません。
基本的に自分で予約状況をチェックしながら、空いたタイミングで休憩を取ります。そのため、何時から何時が休憩時間と決まっていないことが多いのです。

平日なら比較的まとまった休憩時間が作れることも多いですが、土日祝日や大型連休、イベント前などの繁忙期はネイルサロン全体が混み合うこともあり、予約状況によってはまとまった休憩を取るのが難しくなることがほとんどです。
その場合は、前半と後半で分けて休憩を取ったり、施術の合間に小休憩を挟んだりすることもあります。

人気のネイリストほどすぐに予約が埋まってしまうため、休憩時間を確保するのが難しくなるということは覚えておきましょう。

事前に押さえておこう!ネイリストの1日の流れについて

事前に押さえておこう!ネイリストの1日の流れについて

ネイルサロンがあるエリアや雇用形態によって勤務時間は異なりますが、ネイリストの1日の流れはほとんど同じです。
以下では、営業時間が10時〜20時のネイルサロンで働いた場合の1日の流れをご紹介します。

早番勤務

早番勤務のスケジュールは以下のとおりです。

9時〜 出勤・開店準備 開店30分〜1時間前に出勤して、店内の清掃や備品の補充、道具のお手入れ、予約の確認確認などを行います。
居心地のよい空間を作るために、アロマオイルをセットしたり、BGMを流したりする場合もあります。
10時〜 開店・お客さま対応開始 開店と同時にお客さま対応を開始します。
お客さま1人にかかる施術時間は、1時間半〜2時間程度です。
ただし、爪の状態やデザインによって前後します。
14時〜 お昼休憩 予約が空いたタイミングで昼食を取ります。予約状況によってはまとまった休憩を取るのが難しく、前半と後半に分けることも珍しくありません。
15時〜 お客さま対応 お昼休憩後も引き続きお客さま対応に入ります。
隙間時間で新デザインのネイルチップ作成や備品・在庫の管理、発注、シフト作成などの事務作業を行います。

ネット予約が一般的になっている昨今は、急な予約が入ることも多いため、予約システムをこまめにチェックします。

17時〜 引き継ぎ お客さま対応が終わり次第、遅番スタッフへ引き継ぎを行います。
18時〜 退勤・自主練習 引き継ぎ後は退勤となりますが、技術力アップのためにネイルサロンに残って自主練習します。

遅番勤務

遅番勤務のスケジュールは以下のとおりです。

12時〜 出勤・お客さま対応 出勤後すぐに予約を確認してお客さま対応に入ります。
早番スタッフと遅番スタッフがどちらもいる時間帯は比較的余裕があるため、お客さま対応以外にもサロンワークを行います。
16時〜 休憩 予約が空いたタイミングで休憩を取ります。
17時〜 引き継ぎ・お客さま対応 早番から引き継ぎを受けて、すぐにお客さま対応へ戻ります。
そのあとは、閉店時間までお客さま対応に入ります。
20時〜 閉店・清掃 最後のお客さまの施術が終わったら、閉店作業に入ります。
レジ締めや清掃、翌日の予約確認などを行います。
21時〜 退勤・自主練 閉店作業が終了したら退勤となりますが、早番と同様、技術力アップのためにサロンへ残り自主練習を行います。

アルバイト

アルバイトとして働く場合は、正社員よりも勤務時間が短くなります。
お客さまが多くなる午後から閉店時間までの6時間勤務の場合は、以下のようになります。

14時〜 出勤 出勤してすぐに予約の確認を行い、お客さま対応に入ります。
施術の合間に時間を見つけて小休憩を取るのが一般的です。
20時〜 閉店・退勤 最後のお客さまの施術を終えたら、閉店作業を行います。

自宅サロン

自宅サロンの場合は、開店準備から閉店作業までを全て1人で行う必要がありますが、家事や育児との両立をしやすいのがメリットです。
営業時間が10時〜17時の場合は、以下のようなスケジュールになります。

9時〜 開店準備 一般的な店舗型サロンと同様、開店の30分〜1時間前に清掃や予約の確認などを行います。
10時〜 開店・お客さま対応開始 予約時間にお客さまがご来店されたら施術を行います。
12時〜 お昼休憩 予約状況に合わせてお昼休憩を取ります。
空き時間には集客に向けたSNS更新などを行います。
13時〜 お客さま対応 午後からの予約のお客さま対応に入ります。
17時〜 閉店作業 最後のお客さまの施術が終わったら、閉店作業に入ります。

ネイリストは勤務時間外に勉強することもある

たくさんのリピーターがついて予約が埋まるようになれば、勉強や自主練習は必要ないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ネイル業界では次々と新しい技術やデザインが生まれているため、最新情報のチェックと新しい技術の練習が欠かせません。

お客さまの要望に応えるためにトレンドをしっかりとキャッチしておく必要があるため、日々のサロンワークをこなしながら練習や勉強を行うことが大切です。
もちろん、人気ネイリストになるほど勤務時間内に時間を確保するのが難しくなるため、勤務時間外や休日に練習や勉強を行うことも少なくないのです。

まとめ

ネイリストの勤務時間や休憩時間は、どうしてもお客さまの予約状況に左右されてしまいます。
土日祝日や大型連休、イベントの前は繁忙期にあたるため、まとまった休憩を取れないことも珍しくないでしょう。

入社後にイメージとのギャップが大きいと、ネイリストとして働くことに自信をなくしてしまう方もいるため、あらかじめ勤務時間や1日の流れについてチェックしておくことが大切です。

また、ネイリストといっても働き方や勤務形態によって働きやすさが異なるため、ライフステージに合わせて勤務形態を変えるのがおすすめです。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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