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ネイルサロン衛生管理士の資格のメリット!取得から更新手続きまで解説 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ネイルサロン衛生管理士の資格のメリット!取得から更新手続きまで解説

ネイリストを目指すうえで取得しておきたい資格に「ネイルサロン衛生管理士」があります。ネイリスト自身が衛生管理基準について学べるだけでなく、お客さまが安心して利用するための判断材料にもなります。また、就職や独立を有利に進めやすくなるため、積極的に取得したい資格といえます。

そこで今回は、ネイルサロン衛生管理士の概要をはじめ、取得するメリットや資格取得の方法、認定証の更新方法・紛失時の対処法について解説しています。ぜひご参考ください。

ネイルサロン衛生管理士の資格とは

ネイルサロン衛生管理士とは、「ネイルサロンにおける衛生面・安全面で、一定基準を満たしているネイリスト」であることを証明する資格です。NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が主催している資格制度で、サロンワークにおいて正しい衛生管理が行えることを目的として設けられています。

衛生管理士資格の取得難易度

ネイルサロン衛生管理士の取得難易度は、決して高くはありません。きちんと講習を受けていれば、取得することができます。なお、不合格になった場合は補習を受講することになっています。

試験の受験資格

ネイルサロン衛生管理士の受験資格は「年齢が18歳以上の方」です。ネイルサロンでの実務経験は問われないので、サロンワークをしたことのない方でも受験できます。

資格取得のメリット

資格取得のメリット

ネイルサロン衛生管理士の資格を取得するメリットは、「就職に有利」「独立に有利」の2つです。

就職に有利

特別な資格を取得せずともネイリストとして働くことはできます。そのため、ネイルサロン衛生管理士の資格も必須ではありませんが、取得していると就職を有利に進めやすくなります。

すべてのネイルサロンが衛生面において安心・安全というわけではなく、残念ながらトラブルが起こっているのも事実です。ネイルサロン衛生管理士の資格があれば、そうしたトラブルを未然に防ぐことができ、お客さまに安心して利用してもらえます。つまり、ネイルサロン衛生管理士の資格を持つネイリストが在籍したネイルサロンは、「ネイルサロンのイメージアップおよび集客アップにつながる(=優遇されやすくなる)」というわけです。そのため、ネイルサロン衛生管理士の資格を取得すると、就職を有利に進めやすくなります。

くわえて、履歴書の資格欄に記載できる資格が多いと採用されやすくなります。
プロのネイリストとして働くには、日頃からトレンドや最新技術の勉強を行わなければなりません。資格を取得するには当然勉強をしなくてはならないので、持っているだけで「勉強を惜しまない人」というイメージを持たれやすくなるのです。そのため、履歴書にネイルサロン衛生管理士をはじめとするネイル関連の資格が記入されていると、採用されやすくなるといえます。

このほか、ステップアップ制度を取り入れているネイルサロンであれば、ネイルサロン衛生管理士の資格を取得することで給料が上がる可能性があります。衛生管理基準を把握しているネイリストがいることは、ネイルサロンにとってプラスでしかありません。そのため、ネイルサロン衛生管理士の試験への挑戦、ひいては資格の取得が評価され、給料がアップする可能性があるのです。
また資格の取得に伴い、よりよい待遇のネイルサロンに就職しやすくなるため、結果的に収入アップにもつながるとも考えられます。

独立に有利

ネイルサロン衛生管理士の資格は、独立開業時にも有利に働きます。とくに自宅やマンションの1室を借りて経営する場合、お客さまは「衛生面は大丈夫か」「安心して任せられるか」といった不安を抱いてしまうもの。ネイルサロン衛生管理士の資格は、衛生面・安全面で一定基準を満たしていることを証明できるため、取得することでお客さまに安心感を届けることができるのです。

たとえば、近くに同じメニュー・料金で提供しているネイルサロンがあった場合、お客さまは「ネイルサロン衛生管理士の資格の有無」で利用する店舗を選ぶ可能性があります。そのため、もしネイリストとして独立することを考えているのであれば、ネイルサロン衛生管理士の資格を取得するのが堅実といえます。

ネイルサロン衛生管理士の資格の取り方

ネイルサロン衛生管理士の資格の取得方法は、以下のとおりです。

衛生管理士の講習内容

ネイルサロン衛生管理士の講習内容は3部構成となっています。
まず、第1部の理論講習(約180分間)を受講します。次に第2部の確認テスト(20分間)を実施、そして第3部として試験問題の解説や成績発表を行います。そのあと合格者へ認定証・バッジの授与が行われ、不合格の方は補習を受講します。

なお、講習で学べる内容は「正しい洗浄・消毒の方法」「消毒薬の種類」「爪や皮膚の病気の知識」「万が一施術中に出血させてしまった場合の対処方法」「衛生管理を怠った場合に起こること」などです。

筆記試験

筆記試験は、択一方式で20問出題されます。100点満点中80点以上で合格となり、合否についてはその日のうちに発表されます。

試験の受験料金

JNA会員価格であれば6,160円(税込)、一般価格は10,560円(税込)です。講習開催校の在校生や卒業生はJNA会員価格が適用されるので、一般価格よりもリーズナブルな料金で受験できます。

試験の受ける場所と日程

試験会場は、全国各地にあるJNA認定スクールです。講習会が開催される日程は地区によって異なるものの、頻繁に開催されているため自分の都合に合わせて受講できます。ただし、各講習会の定員には限りがあるため、受講する際は早めに申し込むようにしましょう。

なお、ネイルサロン衛生管理士に関する詳しい情報は以下で確認することができます。

参考:衛生管理JNA認定校セミナー|NPO法人 日本ネイリスト協会

資格の更新と紛失

資格の更新と紛失

ネイルサロン衛生管理士の資格には有効期限があり、その期限は取得年を含む3年目の12月末日までです。更新をすれば「永続認定」となり無期限で保証されるため、あらかじめ更新方法を確認しておきましょう。また、ネイルサロン衛生管理士の認定証を紛失した際の対処法も、万が一に備えて把握しておく必要があります。

更新について

ネイルサロン衛生管理士の資格の更新手続きは、「インターネット」もしくは「書類」で行えます。有効期限の約2ヶ月前までに更新案内の詳細が届くので、案内に沿って手続きを進めてましょう。

オンライン手続きの流れは、以下のとおりです。

1.継続手続き専用ページにアクセス
2.案内ハガキに記載されている認定番号とパスワードを確認し、間違いのないよう入力してログイン
3.衛生管理士の登録情報を確認
4.更新手続き料の支払い方法を選択(「クレジット決済」または「コンビニ決済」)
5.衛生管理に関する情報を確認

更新が完了すると、約1ヶ月で永続認定証が届きます。なお、更新手続き料はJNA個人正会員であれば1.100円、JNA個人一般会員なら2.200円、非会員は3.300円です。

もし、更新を忘れてしまうとネイルサロン衛生管理士の資格は失効となります。取得するには再度受講しなければならないので、更新し忘れないよう注意しましょう。

紛失について

ネイルサロン衛生管理士の認定証を紛失したときは、再発行することが可能です。
再発行するには郵便局に備え付けてある「払込取扱票」を記入して送る必要があり、その際に再発行手数料(1,100円)を「郵便局のATM」または「窓口」で支払いましょう。再発行手数料の入金確認がとれると、約1週間前後で認定証が届きます。

まとめ

ネイルサロン衛生管理士は、安心・安全に施術が行えることを証明する資格です。受験することで衛生管理基準を把握することができ、合格すれば衛生面や安全面を考慮したサロンワークに従事できます。また、ネイルサロン衛生管理士の資格があると、お客さまに安心感を与えることもできます。
ネイルサロン衛生管理士は、ネイリストを目指すのであれば持っていて損はない資格なので、積極的に取得するようにしましょう。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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