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甘皮処理ってどれくらいの頻度で行うべき?サロン相場とセルフネイルケアの方法 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

甘皮処理ってどれくらいの頻度で行うべき?サロン相場とセルフネイルケアの方法

爪をきれいに見せるために欠かせない「甘皮処理」。ネイルサロンでは、甘皮処理やほかのネイルケアも含め相場が500〜5,000円程度となっていますが、費用をかけずに行いたいのであればセルフケアがおすすめです。ただし、セルフで甘皮処理をする場合は「いつでも好きなタイミングでできる」とはいえ、やりすぎはNGです。きれいな爪を維持するためにも、適切な頻度と甘皮処理方法を知っておくようにしましょう。

そこで今回は、甘皮処理の頻度やメリット・デメリット、セルフで行う場合に必要な道具とやり方などについて解説します。また、ネイルを長持ちさせるためのポイントもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

理想的な甘皮処理の頻度とは?

理想的な甘皮処理の頻度は、多い場合は2週間に1回、とくに気にならないときは月に1回です。甘皮処理は多ければ多いほどよいというわけではなく、短い頻度で何度も行うとかえって爪を傷めてしまうためやりすぎはよくありません。また、甘皮の伸びは個人差があり、「月に1回は甘皮処理をしなければならない」というわけでもないので、あくまでも目安として覚えておくとよいでしょう。

知っておきたい甘皮処理のメリットとデメリット

そもそも甘皮処理をするのにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

甘皮処理をするメリットには、「ネイルがきれいに長持ちする」が挙げられます。たとえば、甘皮処理をせずにそのままネイルを施すと、甘皮にポリッシュが付着し剥がれやすくなってしまいます。また、ジェルネイルの場合は甘皮の部分が浮いてしまうので長持ちさせることができません。しかし、甘皮処理をすることによってこのような事態を防げるので、ネイルをきれいに長持ちさせることができます。

このほか、甘皮処理をするメリットには「グリーンネイルを防げる」もあります。グリーンネイルは、細菌による爪の病気です。甘皮処理をせずにジェルネイルを施すと浮きやすく、そこから水が入り込んでしまうとグリーンネイルになってしまう可能性があります。ジェルネイルは、ポリッシュと違って簡単にオフできないのでサロンに通わなくてはなりません。そのため、ジェルネイルが少し浮いただけでは「もったいない」「行くのが面倒」と放置してしまうことも。しかし、甘皮処理を行っておけばジェルネイルを浮きづらくすることが可能。この結果、グリーンネイルのリスクを最小限に抑えることにもつながるので、甘皮処理をすることで得られるメリットといえるでしょう。

甘皮処理をするメリットには「爪の乾燥を防げる」も挙げられます。本来、爪には水分が含まれているもの。しかし、甘皮があることによって水分が爪全体に行き渡らず、乾燥してしまうのです。もし、爪の水分が失われたままの状態にしておくと、割れたり欠けたりしやすく、きれいな爪が保てなくなってしまいます。その点、甘皮処理を施しておけば乾燥を防ぐことができ、きれいな爪を維持しやすくなります。

デメリット

甘皮処理のデメリットには、「細菌感染のリスクがある」という点が挙げられます。甘皮には、細菌の侵入を防ぐ役割があります。しかし、その甘皮を処理してしまうことによって爪周囲炎(そうしゅういえん)や爪郭炎(そうかくえん)などの細菌感染リスクを高めてしまうのです。とはいえ、甘皮処理をしたら細菌に感染するわけではなく、適切な処理を施すことによって防ぐことが可能です。

ネイルサロンでできる?甘皮処理の相場

ネイルサロンでできる?甘皮処理の相場

甘皮処理は、ネイルサロンによって行っているところと行っていないところがあります。しかし、ほとんどのネイルサロンでは甘皮処理は「ネイルケア」に含まれており、相場は500〜5,000円程度。なぜ、価格に差があるのかというと、ネイルケアは甘皮処理だけでなく、爪の形を整えたり表面を磨いたりもあるので「どの処理を行うか」で値段が異なるからです。また、ポリッシュの塗り替えやジェルネイルの付け替えもネイルケアに含まれている場合は、その分料金も高くなります。

ネイルサロンだとお金がかかってしまうのが難点ですが、セルフで行うよりもきれいに仕上げてもらえるというメリットがあります。さらに、プロに甘皮処理を行ってもらうことによって先述した細菌感染のリスクをより抑えることができるので、「ネイルトラブルを防ぎたい」という方はサロンを利用するのがおすすめです。

セルフでできる!甘皮処理に必要な道具とやり方

甘皮処理は、ネイルサロンに行かずにセルフでも行うことが可能です。そのため、「忙しくて月に1〜2回の頻度でネイルサロンに通えない」という方は、セルフケアを覚えておくとよいでしょう。以下では、甘皮処理に必要な道具とやり方をご紹介します。

甘皮処理に必要な道具

甘皮処理に必要な道具は以下のとおりです。

・38〜40℃のお湯
・ガーゼ、またはコットン
・キューティクルリムーバー
・キューティクルプッシャー
・ニッパー
・ネイルオイル
・ハンドクリーム

甘皮や皮脂などを柔らかくするキューティクルリムーバーは、必ずしも必要というわけではありません。しかし、あることによって爪への負担を軽減することができるので、準備しておくとよいでしょう。

セルフ甘皮処理の手順①:甘皮を柔らかくする

まず、甘皮処理をする前に甘皮を柔らかくします。かたいままだと爪に負担を与えてしまうので、38〜40℃のお湯に指を入れてふかやしましょう。そうすることで甘皮が柔らかくなり、古い角質であるルースキューティクルが除去しやすくなります。

次に、キューティクルリムーバーを甘皮周辺に塗ります。お湯で十分にふやかすことができず、かたい状態の甘皮や皮脂などをやわらかくし、浮かせます。

セルフ甘皮処理の手順②:プッシャー・キューティクルを処理する

キューティクルプッシャーを使い、ルースキューティクルを押し上げていきます。爪の表面やサイドを押し上げる際は、爪とプッシャーの角度が30~45度になるようにし、優しく擦るようにしましょう。また、甘皮周辺はプッシャーの角度を90度に立て、優しく押し上げていきます。ここで注意したいのが、圧をかけすぎないこと。もし、「甘皮や皮脂などがまだかたい」という場合は、再度お湯に浸けたりキューティクルリムーバーを塗ったりするとよいでしょう。

根元までしっかり処理をしたら、不要な汚れをガーゼやコットンを使って優しくきれいに拭き取っていきます。

セルフ甘皮処理の手順③:浮いた甘皮をニッパーで処理する

不要な汚れを取り除いたあとは、ニッパーを使って浮いた甘皮を処理していきます。このとき、無理に甘皮を処理しようとすると切りすぎてしまい、出血するケースも少なくありません。細菌感染する恐れもあるので、処理をする際は「浮いた甘皮だけ」に留めておくようにしましょう。

セルフ甘皮処理の手順④:爪を保湿ケアする

ニッパーで甘皮を処理したら、最後にネイルオイルとハンドクリームを使って爪を保湿ケアします。爪を保湿しないと乾燥し、トラブルを引き起こしてしまうので保湿ケアは忘れず行うようにしましょう。先にネイルオイルを爪全体に塗布し、乾いたあとにハンドクリームを爪の先まで満遍なく塗り込めば甘皮処理はすべて完了です。

ネイルを長持ちさせるセルフケアのポイント

ネイルを長持ちさせるセルフケアのポイント

ネイルを長持ちさせるセルフケアのポイントには、「保湿」が挙げられます。保湿を行う頻度はできる限り毎日が望ましく、ネイルオイルを使って爪の乾燥を防ぐようにしましょう。また、ネイルオイルだけでなくハンドクリームも使用すればより保湿効果を高めることができます。ネイルオイルやハンドクリームを使って保湿をする際は、爪の根元と爪先をマッサージすることによって血行をよくすることができるので、きれいな爪を維持することにもつながります。

まとめ

甘皮があるとポリッシュが付着して剥がれやすくなったり、ジェルネイルが浮きやすくなったりします。そのため、「きれいなネイルを保ちたい」という方は、月に1〜2回の頻度で甘皮処理を行うとよいでしょう。もし、セルフで甘皮処理をする場合は適切な方法で行う必要があるので、今回ご紹介したやり方を参考に、ぜひ挑戦してみてください。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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