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痛くない甘皮処理のやり方!必要な道具と綺麗な爪のセルフケア - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

痛くない甘皮処理のやり方!必要な道具と綺麗な爪のセルフケア

「甘皮って言葉は知っているけど、具体的にどの部分を指すのかわからない」という方は少なくないはず。甘皮とは、爪の根元部分にある薄い皮のことです。爪を綺麗に見せるには甘皮の処理が欠かせませんが、適切なお手入れ方法を知っておかないとトラブルにつながる可能性があります。

そこで今回は「甘皮処理」にフォーカスし、そのメリットや方法・手順、注意点などについてご紹介します。正しく甘皮処理を行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

甘皮ってどの部分?キューティクルとルースキューティクル

爪の根元にある薄い皮のことを「甘皮」といい、別名「爪上皮(そうじょうひ)」とも呼ばれています。そんな甘皮は、「キューティクル」と「ルースキューティクル」の2種類に大別できます。

キューティクルは爪の根元にできる薄い皮のこと、つまり一般的に「甘皮」と呼ばれている部分を指します。主な役割は、爪の中に雑菌が入り込むのを防ぐことです。
ルースキューティクルは、爪の表面を覆う薄い皮(角質)のことを指します。透明・半透明のため、目で見てもほとんど確認できないのが特徴です。ルースキューティクルの処理を怠ると、ささくれができやすくなるため、適宜お手入れすることが大切です。

甘皮処理のメリット

では、甘皮処理のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

ネイルが長い間綺麗になる

甘皮処理のメリットには、まず「ネイルを長い間綺麗に保てる」という点があげられます。
甘皮処理をせずにネイルを施すと、甘皮部分にもポリッシュが付着し、ネイルが落ちやすくなってしまいます。ジェルネイルも同様に甘皮があると浮きやすくなり、長持ちさせることができません。つまり、甘皮処理を施せばポリッシュもジェルネイルも落ちづらくなるため、ネイルを綺麗な状態で長持ちさせることができるのです。

爪の乾燥を防げる

「爪の乾燥を防げる」という点も、甘皮処理を行うメリットのひとつです。
本来、爪にはたくさんの水分が含まれています。しかし、ルースキューティクルの処理を怠ると爪の水分が奪われ、乾燥が進行してしまうのです。仮に爪の乾燥を放置すると、水分不足で爪が脆くなり欠けたり割れたりしてしまいます。さらには2枚爪になる可能性もあり、「綺麗な爪」からどんどん遠ざかってしまいます。その点、甘皮処理をこまめに施していれば爪の乾燥を未然に防げるため、先述したようなトラブルに悩むことがありません。

甘皮処理のやり方

甘皮処理のやり方

綺麗な爪にするためにも、甘皮処理のやり方を押さえておきましょう。

準備するもの

甘皮処理をするうえで必要なものは、以下の4つです。

・ハンドクリーム
・綿棒
・40℃程度のお湯を入れた容器
・タオル

どれも自宅にあるもの・自宅で用意できるものなので、準備に手間をかけることはありません。

ハンドクリームを塗り込む

甘皮処理を行う際は、まず少量のハンドクリームを爪と爪周辺の皮膚に塗り込んでいきます。手元にハンドクリームがない場合は、塗らなくても問題ありません。ただし、ハンドクリームを塗ることにより角質が柔らかくなるので、なるべく前もって準備しておきましょう。

お湯につけてふやかす

次に、ハンドクリームを塗った指を40℃程度のお湯につけてふやかします。ここで大切なのは、お湯の温度である40℃程度を守ることです。温度が低いと指先が冷えてしまいますし、反対に高すぎると爪が乾燥しやすくなります。万全なコンディションで甘皮処理を行うためにも、温度計を使って適温かどうか確認するようにしましょう。

なお、指をお湯につける時間は10分程度でOKです。皮膚が柔らかくなったのを確認したら、指をお湯から出して水気をタオルでしっかり拭き取りましょう。

綿棒で押し上げる

最後に、綿棒で甘皮を押し上げていきます。このとき、「甘皮を優しく少しずつ押し上げること」が大切です。無理に押し上げてしまうと、爪や皮膚に負担をかけてしまいかねないため注意しましょう。仮に甘皮が硬く押し上げるのが難しい場合は、もう一度ハンドクリームを塗り、指をお湯につけてふやかしましょう。そうすることで、甘皮が柔らかくなり押し上げやすくなります。

セルフで甘皮処理をする際の注意点

甘皮処理はセルフでも簡単に行えますが、その一方で注意すべきこともあります。

処理の頻度は月に2回程度

甘皮処理の頻度は、月に2回程度に留めておくことが大切です。なぜなら、処理の頻度が多いと爪や皮膚に負担がかかり、傷んでしまう可能性があるため。「綺麗な爪にするはずが、ささくれができてしまった」という事態にもなりかねないので、引っ切りなしに行うのは避けましょう。

また、甘皮処理を頻繁に行うと雑菌が侵入する恐れもあります。冒頭でも述べたように、甘皮には雑菌の侵入を防ぐ役割があります。にもかかわらず、頻繁に処理してしまうと当然のことながら役割を果たせなくなってしまうのです。衛生的な爪をキープするためにも、甘皮処理は月に2回を目安に行うようにしましょう。

カットはしない

甘皮処理の際に、甘皮をカットするのは禁物です。甘皮をカットすると爪を長く綺麗に見せることができますが、場合によっては出血や炎症を引き起こす恐れがあります。「綺麗にするはずが、見栄えが悪くなってしまった」という事態を招きかねないので、甘皮はカットしないようにしましょう。

強くこすりすぎない

甘皮を綿棒で押し上げる際、強くこすりすぎないよう注意しましょう。繰り返しになりますが、強くこすってしまうと、爪や皮膚に負担を与えてしまいます。また、爪が変形して表面に凹凸が生じたり、出血したりする恐れもあります。そのため甘皮を押し上げる際は、力を入れすぎないよう意識することが大切です。

甘皮処理をより綺麗に簡単にする3つの道具

甘皮処理をより綺麗に簡単にする3つの道具

「ニッパー」「プッシャー」「リムーバー」を使用すれば、甘皮処理をより綺麗に簡単に行えます。

ニッパー

ニッパーは、硬くなった甘皮やささくれをカットする際に使用するネイル道具。ハンドクリームをつけて指をお湯に浸してもなかなか甘皮が取れない場合は、ニッパーを使用するのも一案です。ただし、先述したように甘皮をカットすることには懸念点もあるので、十分に注意を払いましょう。

プッシャー

プッシャーは、甘皮を押し上げる際に使用するネイル道具です。甘皮を無理なく押し上げられるよう爪の形に沿って作られているので、簡単に甘皮処理を行えます。使用方法はとても簡単で、爪の先端から根元にかけてプッシャーをスーッと動かるだけ。そうすれば、甘皮を優しく押し上げられます。

リムーバー

リムーバーは、甘皮や角質を柔らかくする際に使用するネイル道具です。ハンドクリームと同じ要領で、甘皮を処理する前に爪やその周辺の皮膚に塗っていきます。そうすると甘皮が柔らかくなるため、綿棒もしくはプッシャーで簡単に押し上げることができます。

まとめ

甘皮には、雑菌の侵入を防ぐための重要な役割があります。しかし、甘皮があることによってポリッシュやジェルネイルを綺麗に塗れなかったり、爪が乾燥しやすくなったりします。そのため、「爪(ネイルカラー・ネイルアート)を綺麗に見せたい」という場合は、甘皮処理が欠かせません。
甘皮処理はセルフでも簡単に行えますが、押さえておきたい注意点もあります。そのため、今回ご紹介したポイントを踏まえながら適切な方法・手順で行いましょう。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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