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セルフネイルでも長さだしは可能!主な3つのやり方とは - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

セルフネイルでも長さだしは可能!主な3つのやり方とは

自分の爪にジェルやチップを付けて長さをプラスする「長さだし」は、自爪が短い方でも気軽に長い爪のネイルを楽しむことができます。ネイルサロンでしかできないと思っている方もいますが、セルフネイルでも長さだしを行うことは可能です。

そこで今回は、3つの長さだしの方法についてご紹介します。「自爪が短い(事情があって伸ばせない)けど長い爪のネイルアートをしたい」「割れた爪と他の爪の長さを揃えたい」という方は、それぞれの特徴や違いを見ながら自分にもできそうと思えるものを探してみてください。

セルフネイルで長さだしができる3つの方法

セルフネイルで長さだしをする方法には、「ジェルネイル」「スカルプ」「ネイルチップ」の3つがあります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

1.ジェルネイルで長さだしをする

ジェルネイルによる長さだしでは、自爪に乗せたジェルにライトを当て、硬化させることで長さをだします。何mm伸ばしたいかによって、選ぶべきジェルの種類が変わります。

ソフトジェル

ソフトジェルは強度が弱く、5mmほどの長さだしに使用できます。ほかの長さだしの方法よりも薄く伸びるので自然に自爪になじみますし、アセトン溶剤で気軽にオフできるというメリットもあります。

>>>併せて読みたい!初心者でも使いやすいソフトジェルネイルのメリット・デメリットとは

ハードジェル

ハードジェルは強度があり、1cm以上の長さだしにも対応できます。パールやストーンなどのパーツを乗せることもできるため、装飾ネイルを楽しみたい方にもおすすめです。リムーバーで気軽にオフできないという不便さはありますが、ソフトジェルでベースを作り、その上からハードジェルを重ねて長さだしを行うと、オフにかかる負担を軽減できます。

>>>併せて読みたい!ハードジェルネイルって何?押さえておきたいメリット・デメリット

2.スカルプで長さだしをする

スカルプ(スカルプチュア)による長さだしでは、自爪の上にアクリル樹脂などを塗って長さをだします。ジェルネイルよりも硬くて丈夫なスカルプは、ロングネイルを行う際に用いる方法というイメージがありますが、2mm〜3mmほどの長さだしにも対応可能です。長さだけでなく厚みや形も自由に調節できるため、ジェルネイルのように自爪に近い自然な仕上がりを目指せます。

>>>併せて読みたい!スカルプチュアネイルとは?注意点やジェルネイルとの違いも紹介

3.ネイルチップで長さだしをする

ネイルチップによる長さだしでは、自爪にネイルチップを付けて長さをだし、その上からジェルやアクリルで補強します。ネイルチップには爪の先端に付ける「ハーフチップ」と自爪にかぶせるようにして装着する「チップフィーム」があります。ほかの方法より耐久性は低いですが、すでに形ができているので施術にかかる時間は1時間半ほどと短いのが特徴です。

ジェルネイルで長さだしをする方法

ジェルネイルで長さだしをする方法

ジェルネイルによる長さだしの手順は、以下のとおりです。

1.自爪を短く整える

まずは、自爪を短く揃えます。自爪が長いと裏から見たときの見た目が悪くなることがあるため、フォームを差し込むスペース(1mmほど)は残しつつ自爪を短く整えましょう。爪切りを使用すると2枚爪の原因になるため、ネイルファイル(やすり)を使うのがおすすめです。

2.ベースジェルを塗って仮硬化する

自爪にベースジェルを塗り、仮硬化しましょう。爪の先端部分にもきちんと塗ることが大切です。

3.フォームを準備して装着する

自爪の下側に、ジェルを置く際の土台となるネイルフォームを装着しましょう。自爪の先端とフォームの間に隙間ができないように装着するのがポイントです。装着したら、爪の形やサイズに合わせてカットしてください。

4.フォームと自爪にクリアジェルを乗せて全体的に塗る

フォームと自爪にクリアジェルを乗せて、全体に塗りましょう。このとき、フォームから自爪に向けてジェルを塗ると、フォームと自爪の間にできた隙間にもジェルが入り込むため、仕上がりがきれいになります。また、強度が増して折れにくくなるというメリットもあります。

5.仮硬化し2度塗りして厚さを整える

ある程度の厚みになったら仮硬化し、2度塗りをしましょう。一度塗っただけでは自爪のような美しいアーチが作れないため、硬化をして2度塗りを行い厚みを調節してください。
なお、厚めに塗ると硬化の際に熱が生じることがあります。自爪が薄い方は「薄く塗る→硬化」を繰り返して厚みを出してみてください。

6.硬化したらフォームを取り外す

硬化が完了したら、折れないように気をつけながらフォームを取り外します。下方向に剥がすと取りやすくなります。

7.未硬化ジェルを拭き取る

コットンなどで未硬化ジェルを拭き取ります。落ちづらいときは、コットンにエタノールを含ませてから使用してください。

8.ファイルで爪を整える

ネイルファイルを使って爪の形を整えたり、表面の凹凸を削ったりします。最後に、サンディングを行えば完了です。

スカルプで長さだしをする方法

スカルプによる長さだしにはアクリルとジェルがありますが、今回はアクリルを使用した長さだしの方法をお伝えします。スカルプによる長さだしの手順は、以下のとおりです。

1.自爪の油分・ダストを除去する

まずは、自爪の表面に付着した油分やダストを除去しましょう。丁寧に除去することで、爪表面がきれいに整い、長さだしをしたときの見栄えや持ちがよくなります。

2.フォームを準備して装着する

スカルプ用のフォームを装着します。細くすると仕上がりのバランスが悪くなるため、自爪と同じ幅にしましょう。

3.ミクスチャーを作る

アクリルリキッドとアクリルパウダーを組み合わせて、ミクスチャーを作りましょう。リキッドの量が多いと筆から垂れるほどやわらかくなり、少ないと硬くなります。どちらも長さだしには不向きなので、ちょうどよい固さになるように調節しましょう。

4.ミクスチャーを自爪とフォームの境目に乗せる

自爪とフォームの境目にミクスチャーを乗せていきます。フォームの上に伸ばして希望の長さを決めましょう。

5.ミクスチャーを自爪にも乗せて全体的に塗布する

自爪にもミクスチャーを乗せたら、フォーム上のミクスチャーとつなげましょう。全体にムラなく広げてください。

6.硬化したら指でカーブを形成する

ミクスチャーが硬化したら、指でカーブを作ります。

7.フォームを外してファイルで長さ・形を整え、表面を磨く

フォームを外したら、ネイルファイルで長さや形を整えます。表面を磨いたら完成です。

ネイルチップで長さだしをする方法

ネイルチップで長さだしをする方法

ネイルチップの長さだしは、初心者の方でも比較的チャレンジしやすいといえます。ネイルチップによる長さだしの手順は、以下のとおりです。

なお、ネイルチップのサイズの測り方や装着方法に関しては、以下の記事をご覧ください。

>>>併せて読みたい!ネイルチップのサイズの測り方と大きめを選んだ際の調整方法をご紹介
>>>併せて読みたい!取れないネイルチップの付け方とは?爪を傷めない外し方までご紹介

1.ネイルチップを自分の爪の形に合わせる

長さだし用のネイルチップを削り、自分の爪の形に合わせます。自爪の幅と合わせると、仕上がりが自然になります。自分の爪のサイズに合うネイルチップがない場合は、少し大きめを選び、削って調整しましょう。

2.自爪の油分・ダストを除去する

自爪の油分やダストが残ったままネイルを行うと見栄えに影響するため、きれいに除去しましょう。

3.ネイルチップの裏に両面テープを貼る

ネイルチップの裏に両面テープを貼りましょう。両面テープには「テープタイプ」「粘着グミ」「ワンタッチタイプ」とさまざまな種類があるので、自分に合う扱いやすい両面テープを使ってみてください。

4.ネイルチップを自爪に乗せて押さえる

ネイルチップを自爪に乗せたら、ぎゅっと押さえて固定しましょう。きちんと装着できたらニッパーなどで少し長めにカットし、ネイルファイルで長さと形を整えます。自爪とネイルチップの間にある段差も整えたら、ベースジェルを塗って完成です。

まとめ

ネイルの長さだしは慣れるまでは難しく感じますが、回数をこなすと仕上がりもきれいになっていきます。ジェルネイル・スカルプ・ネイルチップによって特徴や難易度は異なるため、興味のあるもの、やりやすそうと感じるものから試してみてください。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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