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スカルプチュアネイルとは?注意点やジェルネイルとの違いも紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

スカルプチュアネイルとは?注意点やジェルネイルとの違いも紹介

ネイルに興味があるなら「スカルプチュアネイル」という言葉を耳にしたことがあるはず。しかし、「名前だけしかわからない」「ジェルネイルと何が違うの?」と詳しくは把握していない方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、スカルプチュアネイル概要やメリット・デメリット、ジェルネイルとの違いなどについてご紹介します。ネイルに関する知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

スカルプチュアネイルとは

スカルプチュアネイルとは、爪に長さを足す技術のことです。別名「スカルプ」「スカルプネイル」「アクリルネイル」とも呼ばれています。具体的には、専用の溶剤を用いて人工爪を作り、それを自爪としっかり密着させることで長さを足していきます。
スカルプチュアネイルは最初からネイルアートのために開発されたものではなく、当初は「爪の強度が弱く、割れたり折れたりすることが多い人のために使用する技術」でした。そのため、高強度であるとともに、簡単に取れることはありません。

そんなスカルプチュアネイルは、「ベーシックスカルプチュア」と「チップオーバーレイ」の2つに大別できます。ベーシックスカルプチュアはネイルチップを使用せずに、専用の溶剤のみで長さを出す方法です。一方、チップオーバーレイはネイルチップを使用し、長さを出していきます。多くのネイルサロンでは、主にベーシックスカルプチュアの施術を取り扱っています。

スカルプチュアネイルのメリット

スカルプチュアネイルのメリット

爪の長さだしができるスカルプチュアネイルには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

好きな長さを作ることができる

スカルプチュアネイルのメリットには、まず「好きな長さが作れる」という点があげられます。
自爪を伸ばそうにも長くなるにつれて強度がなくなり、途中で爪が欠けたり割れたりしてしまいます。そのため、自爪では求める長さにするのは困難です。その点、スカルプチュアネイルであれば好きな長さを忠実に再現することができます。3mm程度からの長さだしが可能なので、ロングはもちろんのこと、「そこまで長くなくてもよい」という場合にもスカルプチュアネイルは有効です。

このメリットを踏まえると、スカルプチュアネイルは結婚式やパーティーに参加するときに施すのがおすすめといえます。爪が長いとデザインできる範囲が広がるため、ドレス姿により一層映える手元を演出しやすくなります。

好きな形のネイルができる

このほか、スカルプチュアネイルには「好きな形のネイルを施せる」というメリットもあります。自爪では作れないデザインも、スカルプチュアネイルでは簡単に作ることが可能です。

たとえば、先端にかけて細くなるデザインの場合、自爪だと長さは足りても細くすることで折れやすくなってしまいます。1本でも欠けたり折れたりすると全体的なバランスが悪くなってしまうほか、爪が伸びるまでにかなりの時間を要します。
その点、スカルプチュアネイルであれば、スクエア型やアーモンド型など、好みに合わせて爪の形を変えることが可能です。そのため、上述した先端にかけて細くなるデザインも簡単に実現できます。

このようにスカルプチュアネイルであれば、さまざまな爪の形を再現できるため、ネイルおいてはデザインのバリエーションもグッと広がります。そうなれば、ほかの人と被らないデザインに仕上げることもできるので、唯一無二のネイルアートを楽しめます。

スカルプチュアネイルのデメリット

スカルプチュアネイルには上述したようなメリットがある一方で、デメリットもあります。

自爪の負担

スカルプチュアネイルのデメリットには、「自爪への負担」があげられます。
スカルプチュアネイルでは、スカルプチュアをしっかり接着するために自爪をファイルで削ります。この工程により爪に傷がついてしまうほか、薄くなっていってしまいます。また、ファイルで削る作業は、スカルプチュアネイルをオフするときにも行わなくてはなりません。こうした、どうしても外せない工程により自爪へと負担がかかってしまうのです。

とはいえ、この負担を一切カバーできないわけではありません。爪専用の美容液を塗ってケアすることで、スカルプチュアネイルによる負担を軽減することができます。そのため、スカルプチュアネイルを施す際は、定期的に美容液を塗って自爪を労わることが大切です。

このほか、スカルプチュアネイルをオフする際に使う溶剤によって、肌荒れを引き起こしてしまう可能性も考えられます。ただし、自爪のケアと合わせて爪付近の皮膚のケアも行えば、肌荒れリスクを回避することが可能です。

自分でオフができない

スカルプチュアネイルのデメリットには、ほかにも「自分でオフができない」という点があります。スカルプチュアが自爪にしっかりと接着されているため、専用の溶剤を使わないとオフすることはできません。仮に爪切りで切ろうとすると、スカルプチュアが無理に剥がれてしまい、より一層自爪を傷つけてしまうおそれがあります。自爪への負担をなるべく少なくするためにも、オフする際は必ずネイルサロンで施術を受けるようにしましょう。

スカルプチュアネイルの施術の流れ

さまざまなメリット・デメリットがあるスカルプチュアネイルは、具体的にどのような流れで施術するのでしょうか。以下で簡潔にご紹介します。

まず、アクリルリキッドとアクリルパウダーでミクスチャーを作ります。次に、ミクスチャーを自爪に乗せてスカルプを作り硬化したあと、希望に沿った長さや形に整えていきます。ここまで終えたらスカルプが完成するので、あとはカラーリングやデザインを施していくだけです。

なお、スカルプは一般的に無色透明ですが、ネイルサロンによっては色つきのものを使用していることもあります。すでにカラーが入っている場合は、好みの沿ったカラーリングができない可能性もあるので、あらかじめネイルサロンで扱っているスカルプの色を確認しておくことが大切です。

ジェルネイルとの違い

ジェルネイルとの違い

ジェルネイルとスカルプチュアネイルの相違点は、主に3つあります。

1つ目は「溶剤」です。ジェルネイルでは「アクリル樹脂」が用いられ、スカルプチュアネイルでは上述したように「ミクスチャー」を使用します。アクリル樹脂は基本的に無臭ですが、ミクスチャーはアクリルリキッド特有の臭いがするので、この違いを覚えておくと見分けやすくなるかもしれません。

2つ目は「長さ・形」です。ジェルネイルでもハードジェルを使うことで長さを出すことはできますが、強度に長けていないので1cm未満が限界です。一方、スカルプチュアネイルは3mm程度からの長さだしが可能で、ロングにも対応できます。そのため、長さにこだわりたい場合はスカルプチュアネイルのほうが適しているといえます。

形に関しては、スカルプチュアネイルのほうが優秀です。というのも、ジェルネイルでは好きな形にアレンジすることができません。基本的に自爪をベースとしてネイルを施すことになるので、形を変えるアレンジは困難なのです。その点、スカルプチュアネイルは好みの長さを実現できるので、その分さまざまな形にアレンジしやすくなっています。

3つ目は「性質」です。柔軟性があるジェルネイルに対し、スカルプチュアネイルは高強度です。そのため、どちらかというとジェルネイルのほうが軽やかなつけ心地になります。スカルプチュアネイルに関しては、高強度な分、折れたり割れたりする心配が少ないので安心感があります。

このように、ジェルネイルとスカルプチュアネイルには複数の相違点があり、それぞれによさがあります。そのため、目的や好みに合わせて使い分けるのがおすすめです。

スカルプチュアネイルは多様性に長けた技術

自爪ではできないアレンジもスカルプチュアネイルなら実現できます。そのため、昨今はジェルネイルに勝るとも劣らない勢いで、スカルプチュアネイルの支持が高まっています。
この背景から、もしプロのネイリストを目指すのであれば、ジェルネイルはもちろん、スカルプチュアネイルの知識・技術も習得する必要があるといえます。今回ご紹介したメリット・デメリットや施術の流れをさらに深く学んで、スカルプチュアネイルをマスターしましょう。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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