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ジェルネイルが割れた爪の応急処置方法と原因・対策方法について - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ナチュラルなジェルネイルを施した手元のアップ

ジェルネイルをしていても、強い衝撃を受けると、爪が割れてしまうことがあります。放置したり間違った方法で対処してしまったりすると、さらなるトラブルの原因につながることも。
この記事では、ジェルネイルで爪が割れたときの正しい応急処置から、割れやすくなる原因、そして再発を防ぐためのケア方法まで紹介します。
大切な爪を守りながら、安心してネイルを楽しむための参考にしてください。

ジェルネイルで割れた爪の応急処置方法

応急処置用の道具が並んだ画像

ジェルネイルが割れてしまっても、正しい対処法を知っていれば慌てずにすみます。ここでは、自宅や外出先でできる応急処置の方法を紹介します。

割れた部分をカットする

爪の応急処置の代表は、割れた部分をカットして整えること。ジェルによって爪に厚みが出ているため、一度に大きく切らず、少しずつ丁寧に爪切りを使って切り進めるのがポイントです。

なお、爪切りはあくまで応急処置として使います。亀裂の進行のリスクがあるため、爪切りの使用は最小限に抑えましょう。可能であれば、エメリーボードを使って整えるのがおすすめです。

ベースコートを塗る

応急処置として、ベースコートで割れた爪を補強するのも効果的です。
爪全体に均一に塗布し、とくに割れている部分には厚めに重ね塗りしましょう。
二度塗りしておけば、より強度が増し、割れが広がるのを防ぐことができます。

絆創膏を使用する

外出先などでジェルネイルが割れてしまったときには、絆創膏を使うのが便利。
尖った爪先を覆うことでケガを防ぐだけでなく、雑菌の侵入を防ぐ役割もあります。
貼るときは、割れた部分をしっかり覆うようにするのがポイントです。

ジェルネイルで割れた爪を応急処置するときの注意

自身のネイルの応急処置をする女性

応急処置をすると、一見修復されたように思いますが、実際にはジェルと自爪の間に隙間ができていることがあります。
隙間から水分や細菌が入り込み、グリーンネイルなどのトラブルにつながるリスクも。応急処置はあくまで一時的な対応として、できるだけ早くネイルサロンで正しい処置を受けるようにしましょう。もし痛みや炎症を伴う場合は、迷わず医療機関を受診してください。

>>>併せて読みたい!グリーンネイルってなに?気になる症状や原因、予防法をチェック!

割れた爪にジェルネイルはできる?

結論から言えば、リペアを行えば割れた爪でもジェルネイルは可能です。
爪の割れを放置すると悪化してしまう恐れがありますが、補強(セルフリペア)をしてからジェルを塗れば問題なく楽しめます。
ただし、あまりにも割れがひどい場合は医療機関を受診してください。

応急処置のままでは持ちが悪くなることもあるため、正しい手順で爪を補強してからジェルを施しましょう。

割れた爪の補強(セルフリペア)方法

ネイルの塗られていない美しい手元の画像

ジェルネイルで割れた爪を補強するセルフリペアは、道具さえそろえれば自宅でも行えます。ここでは必要なアイテムと手順を順を追って紹介します。

セルフリペアに必要な道具

割れた爪を補強するために準備したいアイテムは以下の通りです。
・シルクラップ
・ネイルグルー
・ネイルファイル(エメリーボードとスポンジバッファー)
・ベースジェル
・トップジェル
・UV/LEDライト
・クリーナー

【手順1】エメリーボードで爪を整える

まずはエメリーボードを使って、割れた部分を少しずつ削りながら爪先をなめらかに整えましょう。表面はスポンジバッファーで軽くサンディングし、必要以上に削りすぎないように注意してください。

基本的にはエメリーボードでのケアが推奨されますが、もし爪の亀裂が大きく進んでいる場合には、部分的に爪切りを使ってカットしても構いません。ただし、深爪やガタつきを避けるため、仕上げは必ずエメリーボードで整えるようにしましょう。

【手順2】シルクラップを貼り付ける

シルクラップを割れた部分より少し大きめにカットし、爪に貼り付けます。
きちんと密着するように上から軽く押さえ、はみ出した部分はカットして整えましょう。シール状になっているため貼りやすいですが、指で触ると粘着力が弱まるのでピンセットを使うのがおすすめです。

なお、シルクラップが手元にない場合は、ティッシュでも代用可能です。

【手順3】グルーやジェルを塗布する

シルクラップの上からネイルグルー、またはベースジェルを塗布します。
ベースジェルを使う場合はライトでしっかり硬化させましょう。塗布するときは中央から放射状に広げるように塗ると、シルクラップがずれにくく、糸くずも出にくいです。

【手順4】爪の形と表面を整える

乾燥または硬化が終わったら、爪からはみ出しているシルクラップをエメリーボードで取り除きます。
その後、バッファーで表面の凹凸を整え、なじませるように磨きましょう。

【手順5】コーティングする

最後にジェルでコーティングします。元のデザインを再現する場合は、ベースジェル、カラージェル、トップジェルの順に、塗布と硬化を繰り返してください。
クリア仕上げでよい場合は、ベースとトップのみでOKです。
未硬化ジェルが残った場合は、専用クリーナーを使い、丁寧に拭き取りましょう。

>>>併せて読みたい!ネイルリペアとは?サロンでのやり方から値段、ジェルネイルまでご紹介

ジェルネイルで爪が割れる原因

指先を虫眼鏡で見ている画像

ジェルネイルをしていても、爪の状態や日常の習慣によっては割れてしまうことがあります。ここでは、ジェルネイルで爪が割れる主な原因を紹介します。

自爪が長すぎる

自爪を伸ばしすぎると、ネイルベッド(爪のピンク部分)とフリーエッジ(爪先の白い部分)の境目に大きな負荷がかかります。
結果、ジェルネイルをしていても爪が割れたり折れたりしやすくなります。
割れないことを最優先するのであれば、適度な長さをキープするのが大切です。

自爪に負担のかかる装飾パーツを付けている

ストーンやビジューなどの大きな装飾パーツは華やかですが、自爪にかかる負荷も増え、割れやすさにつながります。
厚みに差がある部分から折れてしまい、場合によっては深爪になることも。
割れを防ぐには、負担の少ないパーツを選ぶか、日常生活で爪に強い力をかけないように気をつけましょう。

ネイルの先端が細すぎる

オーバルやポイント(アーモンド)のように先端が細くなる形状は、爪先に力が集中しやすいため割れやすくなります。
爪の割れを防ぎたい人には、あまり爪先を尖らせすぎないようにするのがおすすめです。

ジェルのコーティングが薄い

ジェルのコーティングが薄すぎると保護力が弱まり、爪が割れる原因に。
適切な方法と順番でジェルを重ね、厚みを持たせることで爪をしっかり守ることができます。強度を意識して塗布することがポイントです。

付け替え時期が過ぎている

ジェルネイルは、3〜4週間を目安に付け替えるのが基本。
放置しすぎると、硬化したジェルが爪先まで伸びて衝撃に弱くなり、根元から折れてしまう恐れもあります。
付け替える時間が取れない場合でも、せめてオフだけは行いましょう。

自爪が薄い

自爪が薄いとジェルの重さに耐えられず、割れやすくなります。
主な原因は、栄養不足や頻繁な付け替え、強力なリムーバーの使用など。改善には、栄養補助食品やサプリの摂取、施術間隔を空ける、保湿ケアを徹底するといった対応が必要です。

爪先に衝撃がかかることをする

日常生活で物に強くぶつけたり、スポーツや作業で爪先に強い衝撃を受けたりしても、爪が割れてしまうことがあります。
衝撃から爪を守るためには保護手袋や保護具などを活用し、なるべく直接的な衝撃を避けるようにしましょう。

ジェルネイルを割れにくくする爪のケア方法

爪のケアをしているイメージ画像

爪は日々のケアや整え方次第でも強度が変わり、割れにくくなります。ここでは、ジェルネイルを割れにくくする基本の爪のケア方法を紹介します。

保湿する

爪が割れやすくなる大きな原因のひとつは乾燥です。
そのため、ネイルオイル(キューティクルオイル)で爪や指先を保湿し、塗布時に血行を促すようにマッサージすると健康な爪が育ちやすくなります。
手洗いや食器洗いの後、寝る前など、乾燥が気になるタイミングでこまめに塗るのがポイント。

オイルがない場合はハンドクリームでも代用できますが、専用オイルの方がより効果的です。

割れにくい形に整える

爪の形にはいくつか種類があり、その中でも割れにくいとされる形があります。
たとえば、スクエアやスクエアオフといった四角い形は強度が高く、丈夫なのが特徴。
一方で、反り爪など自爪が薄いタイプの方は角から割れやすいため、ラウンドやオーバルといった丸みのある形に整えるのがおすすめです。

>>>併せて読みたい!爪の形の種類と整え方!自爪の悩みやイメージから似合う形を見つけよう

定期的にジェルネイルを付け替える

ジェルネイルを長く放置すると、割れの原因になります。
基本は3〜4週間を目安に付け替え、爪の状態を定期的にチェックしましょう。早めにオフやリペアを行うことで、健康的な状態を保ちやすくなります。

自爪を休ませる

頻繁に爪が割れる場合は、爪自体が弱っているサインかもしれません。
3、4ヶ月間ほどジェルネイルをお休みすれば、新しい健康な自爪に生え変わるのが期待できます。ストレスポイントから横に割れた爪なら、1〜2週間程度ネイルができる状態になるでしょう。

>>>併せて読みたい!ネイルサロンに通う頻度や自爪を守るセルフケアについて

よくある質問

ジェルネイルを休んだ方がいいサインはありますか?

自爪がペラペラに薄くなっている場合は、ジェルネイルを休んだ方がいいサインです。
また、ジェルネイルの持ちが極端に悪くなり、2週間以上もたないことが続くようであれば、自爪の状態が弱っている証拠と考えましょう。

さらに、爪表面の変色や変形にも注意が必要。体調不良やグリーンネイル、衝撃による内出血などが原因の場合もあるため、オフした際に変色が見られたらジェルを乗せずに様子を見ることが大切です。出血や剥離など明らかな損傷があるときは、必ずジェルをお休みし、必要に応じて医療機関を受診してください。

爪が割れたら放置していても治りますか?

爪は髪の毛と同じように死んだ細胞でできているため、一度割れたり欠けたりした部分が自然に修復されることはありません。
放置していると、割れが広がって悪化したり、凹凸部分で肌を傷つけてしまったりすることもあります。
そのため、放置せずにすぐ処置することが大切です。外出先であれば絆創膏で覆って応急処置を、自宅ならシルクラップやベースコートを使ったセルフリペアで補強し、割れを広げないようにしましょう。

爪が割れて痛みがある場合は受診しよう

爪が割れたとき、応急処置やセルフリペアで一時的に対応できることもありますが、割れがひどい場合や痛みが強いとき、出血・変色が見られるときは、自己判断せず早めに皮膚科を受診しましょう。今回紹介した応急処置や補強の方法を参考にしつつ、自分の爪の状態を見極めて対応することが大切です。

また、セルフリペアや応急処置を正しく行いたい方や、ネイルの技術を基礎から学びたい方には、黒崎えり子ネイルスクールでの受講がおすすめ。自爪を守りながらネイルを楽しむ知識やスキルを身につけることで、安心してセルフネイルを続けることができますよ。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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