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セルフでもフレンチネイルは簡単に作れる!きれいに仕上げるコツを伝授 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイルの中でも王道の「フレンチネイル」は、シンプルでありながら指先のおしゃれ感が一気にアップするデザインで年代を問わず人気があります。また選ぶ形やカラーにより簡単に印象チェンジできるため、気分やTPOに合わせて楽しめるのも魅力です。
この記事では、セルフでのフレンチネイルの作り方をご紹介します。あると便利なおすすめのアイテムや失敗した際のリカバリー方法と併せてご覧ください。
セルフでも作れる!フレンチネイルとは
フレンチネイルとは、爪の先端にホワイトカラーを施したデザインを指します。爪のピンク色の部分にクリアカラーを、白い部分にホワイトカラーを施したデザインが一般的で、爪本来の色をより美しく見せることができます。
そもそもフレンチネイルは、ネイルカラー・アートよりも自然体でヘルシーな爪を好むフランス人の姿に感化されたアメリカ人が、それをネイルデザインとして取り入れたのが始まりとされています。
近年ではデザインの幅も広がっており、レッドカラーやブラックカラー、またラメやストーンを組み合わせるなど好みに合わせて楽しむことができます。
さらに形のレパートリーも増えており、爪のカーブに沿ってラインを描く(スマイルライン)基本の形のほか、まっすぐなラインでカジュアルな印象の「ストレートフレンチ」、斜めラインでモードな印象の「斜めフレンチ」などさまざまです。
このようにバリエーションが豊富にあるフレンチネイルはサロンメニューとしてはもちろん、セルフでも高い人気があります。
なお、フレンチネイルの種類やジェルネイルとの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>>併せて読みたい!フレンチネイルとは?ジェルネイルと何が違う?種類とともに解説
フレンチネイルを作る前の3つの下準備
セルフでも楽しめるフレンチネイルですが、デザインを作る前に済ませておくべき工程があります。仕上がりの美しさや持ちにも影響するので、しっかり押さえておきましょう。
1.爪の形を決める
まずは爪の形を決めます。同じデザインでも爪の形が変わると印象も変わるため、理想のイメージに合わせて長さや形を整えていきます。代表的な形として以下3つがあります。
オーバル
オーバルは全体が卵のように丸みを帯びたデザインが特徴の形です。ある程度の長さがあり、爪の付け根側に比べて先端がやや細くなっているため指を長く見せることができます。適度に大人っぽさがあり、エレガントな雰囲気を好む方におすすめです。
スクエア
丸みがほとんどなく、全体的に直線で作られた形がスクエアです。カーブを作る必要がないため爪の長さに関係なく楽しめるほか、強度があり割れにくいという魅力があります。クールな雰囲気を好む方におすすめです。
ポイント
ポイントは爪の付け根側に比べて先端の幅が狭く、アーモンドのような形をしています。オーバルよりもシャープな印象で、指を細く長く見せたい場合におすすめです。ラメや光沢のあるパーツとの相性もよく、大人っぽく華やかな雰囲気を演出してくれます。
2.甘皮処理をする
続いて、爪の付け根部分にある甘皮をきれいに処理していきます。甘皮が残っているとネイルが剥がれやすくなるため、プッシャーやウッドスティックを使用して付け根側に押し込んでおきましょう。お湯や専用リムーバー、ハンドクリームなどを使えばよりきれいに処理できます。ただし、過度なケアはダメージにつながる恐れがあるため2週間に1回程度を目安にするとよいでしょう。
なお、詳しいやり方は以下の記事をご覧ください。甘皮処理のやり方だけでなく、注意点やあると便利なアイテムも併せて解説しています。
>>>併せて読みたい!痛くない甘皮処理のやり方!必要な道具と綺麗な爪のセルフケア
3.ベースコート・ベースジェルを塗布する
ベースカラーを塗布する前に、マニキュアならベースコートを、ジェルならベースジェルを塗布しておきましょう。これらは仕上がりの美しさや持ちに影響するだけでなく、爪の保護にも役立ちます。ベース剤を塗布することで爪とカラー剤の間に膜ができるため、マニキュアやジェルの色素沈着を防ぐことができるのです。さらに、膜があることでネイルオフもしやすくなります。
基本的なフレンチネイルの作り方
フレンチネイルにはさまざまな種類がありますが、今回は基本の形となるデザインの作り方をご紹介します。
1.ベースカラーを塗る
ベースカラーはクリアのほか、ピンクやベージュなど肌なじみのよい色を選ぶのがおすすめです。まずボトルの口で筆をしごいて余分な液を落としてから、爪全体に素早く塗布しましょう。筆先が扇状に開く程度の力で押し当て、付け根から先端に向かって一度塗りするのが基本です。
2.先端に2色目を塗る
ベースカラーが乾いたら2色目のカラー剤を筆に取り、爪の先端の中心から塗布していきます。あらかじめ境目となるラインの位置を決めておき、カラー剤で小さく印をつけておくと誤って塗りすぎてしまう心配がありません。中心部分を塗り終えたら、その両側を塗っていきます。左右どちらかから順番に塗布していき、ストレートラインを描きましょう。
3.サイドのカーブを整える
ストレートラインのサイドにカーブを作り、スマイルラインを描いていきます。まずは左右どちらかの端から中心に向かってカーブを描き、続いて反対側というように順番に進めていくことで失敗しにくいといえます。少しずつ筆を進めカーブを整えていきましょう。
4.境目のラインを整える
ラインを描いたら、綿棒などで歪んだ部分やはみ出た部分を修正します。その際、ベースカラーが剥がれないよう注意してください。
5.トップコートを塗る
カラー剤がきれいに乾いたら、付け根から先端に向かってトップコートを一度塗りして完成です。
セルフでもきれいに作れる!あると便利なアイテム4選
フレンチネイルは、シンプルであるがゆえに失敗した際にデザインに与える影響も大きいといえます。そこで、「セルフでも手軽にきれいに作りたい」という方におすすめのアイテムを4つご紹介します。
マスキングテープ
ストレートフレンチや斜めフレンチを作る際におすすめのアイテムがマスキングテープです。きれいに乾かしたベースカラーの上から、境目となるラインの位置に合わせてマスキングテープを貼り付け、テープのない先端部分にカラー剤を塗布しましょう。テープで隠れている部分にはカラー剤がつかないため、乾いてからテープを剥がせばきれいなストレートラインが完成します。
その際、ベースカラーが乾ききっていないとテープと一緒に剥がれてしまう可能性があるため注意してください。さらに、テープの粘着力が強すぎる場合も、剥がす際にベースカラーまで剥がれることがあるため、あらかじめ皮膚の油分で粘着力を落としておきましょう。
このほか、テープと爪の間に隙間ができないよう空気をしっかり抜いておくことも重要です。
絆創膏
基本の形を作る際、左右対称のきれいなスマイルラインが描けず苦戦する方も少なくありません。その場合は、マスキングテープと同様の使い方で絆創膏を活用するのがおすすめです。絆創膏の種類やサイズによりカーブの形も変わるため描きたいラインの形に合わせて選ぶほか、使いやすいようにカットしてもよいといえます。
アイシャドウチップ
爪の先端に丸くカラーを乗せる「バルーンフレンチ」を作るなら、アイシャドウチップが役に立ちます。使い方は簡単で、アイシャドウチップの片面に筆でカラー剤を塗布し、爪の先端にスタンプを押すように軽く押し当てるだけです。そのあと、筆にカラー剤を取り、上からなぞるように重ね塗りすれば完成です。
フレンチネイルガイドシール
初心者の方は、フレンチネイル専用に開発されたガイドシールを使うとよいでしょう。上記のマスキングテープや絆創膏と同様、位置を合わせて貼り付けた状態でカラー剤を塗布するだけで歪みのないラインが描けます。粘着力も強すぎないため、ベースカラーが剥がれる心配もありません。
フレンチネイルに失敗したときのリカバリー方法
「ラインがわずかに歪んでしまった」「ベースカラーの部分にはみ出てしまった」などという場合は、境目にラメラインを引くというリカバリー方法があります。カラー剤の歪みやはみ出しをカモフラージュできるだけでなく、輝きがプラスされるためより華やかでリッチな印象に仕上がります。
また、ネイルシールやストーン、ホログラムなどのアイテムを使用したリカバリー方法もおすすめです。失敗した部分を隠しつつ、ネイルのアクセントとしておしゃれ感をアップしてくれます。失敗した位置や大きさなどに合わせてアイテムを配置し、オリジナルのデザインを楽しみましょう。
まとめ
フレンチネイルは、しっかりと下準備を行い、ポイントを押さえて進めていけばセルフでも美しく仕上げることができます。マスキングテープや絆創膏などは市販で安く手に入りますし、正しいリカバリー方法を知っておけば失敗しても簡単に修正することが可能です。基本を押さえた上で、好みのネイルアートと組み合わせて楽しんでみるのもよいでしょう。定番かつ人気のフレンチネイル、ぜひ挑戦してみてください。