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セルフネイルがすぐに剥がれる!対策方法を知って美しく長持ちさせよう - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
自宅で好きなときに楽しめるセルフネイル。多少の手間はかかるものの、好みのデザインがリーズナブルな価格で実現できるのはセルフネイルの魅力といえます。
そのため、最近はネイルサロンにはほとんど行っておらず、セルフで楽しんでいるという方も多いでしょう。
しかし、セルフネイルを楽しむ中で出てくるのが「時間をかけて仕上げたのにすぐに剥がれてしまう」という悩みです。
そこで今回は、マニキュアとジェルネイルに分けて、セルフネイルがすぐに剥がれてしまう原因と対策をご紹介します。
【マニキュア編】セルフネイルがすぐに剥がれる主な理由と対策
マニキュアがすぐに剥がれてしまうのは仕方がないと思っていませんか?
マニキュアの一般的な持続期間は1週間〜10日とジェルネイルよりは短いものの、きちんとケアをすれば長持ちさせることは可能です。
こちらでは、マニキュアがすぐに剥がれてしまう理由と長持ちさせるための方法をご紹介します。
ベースコート・トップコートを塗っていない
「面倒だから」とベースコートとトップコートを塗布するという工程を省いていませんか?
実は、ベースコートには爪の表面を整えてマニキュアの密着性を高めるという役割だけでなく、色素沈着や黄ばみを防ぐという役割があり、トップコートにも衝撃から爪を守り仕上がりにツヤを与えるという役割があるのです。
マニキュアの持ちをよくするためにも、必ずベースコートとトップコートを併せて使いましょう。
3日に1回のペースでトップコートを塗り重ねておくと、マニキュアの持ちがさらによくなります。
ネイルが乾く前に水を使っている
マニキュアが完全に乾く前に水を使ってしまうのも、持ちが悪くなる原因のひとつです。
表面は乾いたと思っていても、中までは乾いていないことも多く、その状態で水を使うと爪が水分を含んで柔らかくなり、マニキュアが密着しづらくなるのです。
近年は速乾性の高いマニキュアも多数販売されていますが、一般的にはマニキュアが完全に乾くまでに半日〜1日はかかるといわれています。
そのため、マニキュアを塗ったら数時間は水に触れないようにしましょう。
【ジェルネイル編】セルフネイルがすぐに剥がれる主な理由と対策
ジェルネイルは平均3週間持つといわれていますが、爪の状態や施術方法によって前後することがあります。丸々1ヶ月きれいに持つこともあれば、1〜2週間で浮いてしまうこともあるでしょう。
こちらでは、比較的持ちがよいといわれているジェルネイルがすぐに剥がれてしまう理由と長持ちさせるための方法をご紹介します。
爪が薄い・柔らかい
ベースとなる自爪が薄く柔らかいと、少しの衝撃で曲がってしまうことがあり、その結果、浮きや剥がれの原因となります。
ジェルネイルを繰り返しているうちに自爪が薄くなってしまうことがあるため、その場合は自爪が健康な状態に戻るまでしばらくジェルネイルをお休みするのがおすすめです。
「自爪のままだと欠けてしまうのが心配」という場合は、爪を強化するためのマニキュアを塗布しておきましょう。
サンディング不足
爪に凹凸がなくツルツルの場合、ジェルが密着せずどうしても剥がれやすくなってしまいます。
そこで重要となるのが、サンディングです。
サンディングとは、自爪の表面を軽く削って凹凸を作り、ジェルの密着性を高める作業です。
あえてやすりで表面に細かな傷を作ることで、ジェルの密着性を高めて剥がれにくくします。
爪とネイルの相性が悪い
ジェルには非常にさまざまな種類があり、なかには自爪との相性が悪いものも存在します。
たとえば、同じベースジェルであっても、メーカーによって成分は異なります。
ベースジェル・カラージェル・トップジェルはすべて同じメーカーで揃えなくても問題はないので、自爪に合ったジェルを探すことが大切です。
ジェルの塗布量が不適切
塗布するジェルの量が極端に少ない、または多い場合も、剥がれる原因となります。
一度に塗布するのはかすれない程度の量にしておき、薄いカラーを使用する場合は一度に大量のジェルを乗せるのではなく、塗って硬化させるという作業を何度か繰り返すのがおすすめです。
硬化が不十分
せっかちな方によくあるのが、硬化不足による剥がれです。
マニキュアよりも乾くのが早いといっても、ジェルネイルではベースジェル・カラージェル・トップジェルと何度も塗って硬化するという作業が発生するため、せっかちの方は硬化時間を短縮してしまいがち。しかし、硬化不足は浮きや剥がれの原因となるため、メーカーが推奨している硬化時間をしっかりと守ることが大切です。
なお、硬化時間はUVライトとLEDライトのどちらを使用するかによっても変わってきます。
【共通編】セルフネイルがすぐに剥がれる主な理由と対策
マニキュアやジェルがすぐに剥がれてしまう理由として共通していることとは何なのでしょうか。
こちらでは、マニキュア・ジェルを問わずセルフネイルが剥がれる主な理由と長持ちさせるための対策をご紹介します。
手先を使うことが多い
パソコン作業や水仕事など日頃手先を使うことが多い人ほど、爪に刺激が加わりやすいため、ネイルが剥がれやすい傾向にあります。
とくに、パソコンでタイピングをする方は爪への衝撃が強く、先端から剥がれやすくなっています。
しかし、手先を使わずに生活することはできません。
ネイルをしてすぐに手先に刺激が加わるような作業をしない、定期的にトップコートを重ねるといった工夫をすることで、長持ちさせることができるでしょう。
爪の下処理が不十分
マニキュアやジェルを塗る前の下処理が不十分だと、ネイルと爪が密着せずどうしても剥がれてしまいやすい傾向にあります。
ネイルを行う前は根元まで丁寧に甘皮処理を行い、爪に残った水分や油分をしっかりと除去することが大切です。油分はエタノールで拭き取ることで除去できます。
>>>併せて読みたい!痛くない甘皮処理のやり方!必要な道具と綺麗な爪のセルフケア
爪先に塗れていない
爪先からネイルが剥がれてくる場合は、マニキュアやジェルを爪の先端から塗れていないことがほとんどです。ベースコート(ベースジェル)・カラーマニキュア(カラージェル)・トップコート(トップジェル)のすべての工程で、爪先まで塗布するようにしましょう。
ネイルがはみ出している
爪からはみ出したネイルをそのままにしていませんか?
はみ出したネイルをそのままにしていると、そこから剥がれやすくなります。
ウッドスティックを使ってはみ出した部分を優しくなぞり、丁寧に除去していきましょう。
はみ出しを防ぐためには、皮膚とジェルがくっつかないよう、根元部分から1〜2mm程度空けて塗るのがおすすめです。
爪の保湿をしていない
爪の保湿不足も、マニキュアやジェルが剥がれる原因になります。
マニキュアやジェルを塗布する前は、爪に残った油分をしっかりと拭き取る必要がありますが、ネイルを終えたら保湿を徹底することが重要です。
美しく健康な爪は保湿によって生まれます。乾燥すると表面に凹凸ができたり、欠けてしまいやすくなったりするだけでなく、マニキュアやジェルが密着せず剥がれやすくなるのです。
ネイルの持ちをよくするためにも、ネイル後の保湿ケアはもちろん、日頃からネイルオイルやハンドクリームを使って爪の保湿を心掛けてください。
まとめ
近年、高品質でかわいいネイルアイテムがお手頃価格で手に入るようになり、自宅でセルフネイルを楽しむ方が増えてきました。
しかし、時間をかけてセルフネイルをしても、正しい知識がなければ数日程度で剥がれてしまうことがあります。お気に入りのネイルを長く楽しむためにも、セルフネイルを始める前に剥がれやすい理由や対策方法を把握しておき、それらに注意しながら塗っていきましょう。
マニキュアとジェルネイルでは剥がれやすい理由や対策方法が異なるため、使用するアイテムに合わせてチェックしておくのがおすすめです。