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絵が下手でもネイリストは目指せる?気になる疑問やコツと対処法を解説 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイリストを目指しているものの、絵が下手だったりセンスやアート技術が乏しかったりで自信がなく、本当にネイリストに向いているのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、絵が下手でもネイリストになれるのかという疑問へのお答えや、きれいに見せるコツ、知っておくと役立つネイル技術などをご紹介します。絵が下手でネイリストを目指せるか不安を抱えているという方は、ぜひご参考にしてください。
気になる疑問!絵が下手でもネイリストになれる?
「絵が下手でもネイリストになれるのか」と疑問を感じる方もいますが、以下の理由により絵が下手であってもネイリストは務まります。
絵を描くのとネイルアートは別
ネイリストになるには、絵が上手でないと難しいと考えている方は多いでしょう。もちろん、デザインを考えるうえではセンスと絵心が必要といえます。
しかし実は、紙に絵を描くのと、爪にアートを施すのは別物です。
ネイルの場合は、アートやデザインに合わせて筆を使い分けます。太い線・細い線をうまく組み合わせるだけでも、絵をうまく見せることができます。くわえて、グラデーションネイルやストーンをどこに乗せるかなどは画力に関係ないのです。そのため、絵が下手な方でもネイリストになることができます。
練習を重ねればある程度上達する
ネイルアートが苦手でも、練習を積み重ねればある程度上達することは可能です。
きれいな線を引く、爪の角度に合わせて塗るといった技術は、練習すればするほど上達します。
絵が下手という方やセンスに自信がないという方は、人一倍努力が必要といえますが、練習なくして上達はありえません。
何度も繰り返し練習を積み重ねれば自ずと上達するので、絵が下手な方であってもプロのネイリストになることができます。
絵が下手な方におすすめ!コツと対処法を押さえておこう
絵が下手な方でも、ちょっとしたコツを掴めばセンスの良いデザインに仕上がります。また、対処法を実践すれば絵が下手な方でもネイリストとして働くことが可能です。そこで以下では絵が下手な方に意識してほしいコツと対処法をご紹介するので、ぜひご参考にしてください。
バランスと配色に気をつける
どうしてもセンスに自信がないという場合は、バランスと配色に気をつけてあらかじめデザインをパターン化しておくのがおすすめです。
無理にオリジナリティを出そうとするとセンスの悪いデザインになってしまいかねませんが、パターン化しておくことでデザインセンスをカバーすることはできます。
たとえば、お花を描く際、限られた範囲に全てを収めようとすると違和感のある印象になってしまいがちです。
しかし、あえて全てを収めようせず、中心から少しずらして見切れるようにすることで、センスのある仕上がりになります。
ラメやストーンなどをうまく活用する
アートだけでは少し物足りなく感じるデザインでも、ラメやストーンを乗せることで一気に華やかな印象になります。
数カ所にストーンを散りばめたり、ラメやホログラムを乗せたりとうまく活用するようにしましょう。
また、ワンポイントとして大ぶりのストーンを配置するのもおすすめです。ラメやストーンを活用すれば、絵が下手であってもカバーすることができます。
専用の筆を使用する
ネイリストは、グラデーション用の筆やフレンチ用の筆など何種類もの筆を使い分けています。
専用の道具を用意して、まずは道具と仲良くなることから始めましょう。
一つひとつの道具の特徴と特性、使い方を把握することが、プロのネイリストへの第一歩となります。
もちろん、専用の道具を使っているからすぐに上手になれるというわけではありません。それぞれの道具を使いこなすには相応の練習が必要です。
デザインや施術内容に合わせて筆を使い分ける練習を積み重ねていきましょう。
ワンカラーを希望するお客さまだけを対応する
どうしてもアートが苦手という場合は、ワンカラーなどのシンプルなネイルデザインを希望するお客さまのみを対応するという方法もあります。
個人で自宅ネイルサロンを開業している場合、メニューは自由に決めることができます。
あらかじめメニューにシンプルなデザインのみを掲載していれば、複雑なアートを希望するお客さまはほとんど来店されません。
また、ネイルサロンで働いている場合は、店長やほかのスタッフにアートが苦手である旨を伝えておくことで、フリー(指名なし)でワンカラーを希望するお客さまのみを対応させてもらえる可能性があります。そうすれば、絵を描くのが苦手なうちはアートの施術を避けることができます。ただし、いつまでもワンカラーを希望するお客さまのみを対応するわけにはいきません。その点は、念頭に置いておくようにしましょう。
自身の得意なアートを提案する
絵が下手で自信がないという方は、まずは自分の得意なアートを作るのがおすすめです。
そこからいくつかのサンプルを作成してお客さまに提案、選んでもらうことで、スムーズに施術ができるだけでなく、仕上がりにも満足してもらえるようになります。
ただし、その際に注意したいのが、自分の得意なデザインだからといってお客さまに無理に押しつけてはいけないという点です。
お客さまに満足してもらうためにも、しっかりと要望を確認したうえで、それに応える努力をすることが大切です。
お客さまに満足してもらうには基礎をマスターしていることが最重要!
お客さまに満足してもらうには、何よりも基礎ができていることが重要となります。
たとえば、ささくれや甘皮の処理を丁寧に行う、自爪を痛めない施術を行うなどの基礎技術は、ネイルアートを施す以前の問題です。
これらの技術はネイルの持ちに直結するため、基礎がしっかりとできていなければ、どれだけアート技術が優れていたとしても満足してもらうことはできません。
本当に腕の良いネイリストは、これらの基礎をしっかりとマスターしているため、シンプルなワンカラーやフレンチでも指先が美しく仕上がるのです。
デザインセンスを磨くことはもちろん重要ですが、まずは基礎を完璧にできるようになりましょう。
【おまけ】知っておくとネイルアートに役立つ可能性あり
前述したように、複雑なアートが苦手な場合は、自分が得意とするデザインを作っておくのがおすすめです。
そこで以下では、知っておくと便利なネイルの技術をご紹介します。絵が下手でお困りの方は、ぜひご参考にしてください。
ニュアンスネイル
ニュアンスネイルとは、特定のデザインを描くのではなく曖昧なカラーリングで仕上げる技術です。
複数のカラーを混ぜ合わせたり、ストーンやシールを使ったりして、「〜っぽいもの」を描きます。
正しいデザインがないので、幅広いアレンジを楽しめるのが特徴です。
>>>併せて読みたい!ニュアンスネイルとは?どう施すの?おすすめデザインとともにご紹介
スタンピングネイル
スタンピングネイルは名前のとおり、スタンプを押して複雑な模様を爪に転写する技術です。
すでにデザインされたステンレス製ボードにカラージェルを塗り、余分なジェルを取り除いてスタンプで転写します。
一般的にはポリッシュで施術しますが、ジェルでも応用可能です。
筆を使って一つひとつのデザインを描く必要がないため、絵が下手な方でも、簡単に繊細なネイルデザインを完成させることができます。
まとめ
絵が下手という方でも、ネイリストになることができます。そもそもネイリストに大切なことは、「基礎技術」です。この基礎技術ができていなければ、ネイルアートはうまくできません。また、ネイルアートに限らず、ささくれや甘皮処理などの基礎技術もお客さまに満足してもらうためには重要です。
ネイルアートは練習を積み重ねればうまくなりますし、たとえなかなか上達しないという場合でも「ワンカラーを希望するフリーのお客さまを対応する」というように対策を講じることもできます。絵が下手であってもネイリストにはなれるので、夢を諦めずに繰り返し練習を積み重ねていくようにしましょう。