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ニュアンスネイルとは?どう施すの?おすすめデザインとともにご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
昨今、人気を集めているネイルに「ニュアンスネイル」があります。デザインや配色などに決まりがないネイルアートなので、自由自在に楽しめるのが特徴です。
今回は、そんなニュアンスネイルに焦点を当て、セルフで施す際の手順・方法や人気のデザインについてご紹介します。ネイル初心者でも楽しめるニュアンスネイルへの理解を深め、ぜひチャレンジしてみてください。
ニュアンスネイルとは
ニュアンスネイルとは、「曖昧なカラーリングのネイル」のことを指します。デザインに決まりがなく、好きな色やパーツを使って自由自在に施せるのが特徴です。そのため、ほかのネイルのようにデザインや配色にこだわる必要がなく、思いのままの仕上がりにすることができます。
ニュアンスネイルに正解はなく、「複数のポリッシュ(マニキュア)を混ぜ合わせる」「ラインをぼかす」「パーツを散りばめる」「ネイルシールを使う」などの工夫を通して、さまざまなアレンジを楽しめます。
セルフでニュアンスネイルを施す際の手順・方法
では、ニュアンスネイルはどのような手順・方法で施せばよいのでしょうか。
ニュアンスネイルをセルフで施す際は、まずネイルケアから始めましょう。
好みの爪の長さにカットしたら爪やすりで形を整え、コットンで爪の表面をきれいな状態にします。このときのポイントは「汚れをしっかりと落とすこと」。爪やすりを使用した際に出た汚れが残ったままだと仕上がりに影響を及ぼすため、無駄なく丁寧にケアすることが大切です。
ネイルケアの仕上げとして、最後にベースコートを塗りましょう。ベースコートを塗ることによってネイルアートの仕上がりがきれいになるほか、ネイルそのものの持ちもよくなります。
ネイルケアが終わったら、さっそくニュアンスネイルを施していきます。
まず、どのようなデザインにするかを決めていきます。セルフネイルにあまり慣れていない方は、シンプルなデザインから始めるのがおすすめです。デザインが決まったらポリッシュ(マニキュア)を塗っていくのですが、きれいに仕上げるには「最初に爪のエッジ(先端)から塗ること」が大切です。ここを塗ることでネイルが長持ちするとともに、よりきれいに仕上がります。なお、ポリッシュを取る際は多くなりすぎないよう、ボトルのヘリを使って調整するようにしましょう。
エッジを塗ったら、爪の“中央”の根元からエッジにかけてポリッシュを伸ばすように塗っていきます。そして“両サイド”も同じように塗り、爪全体に色を乗せていきましょう。ポリッシュが乾いてしまうと塗りムラができてしまうため、素早く塗るのが最大のポイントです。万が一はみ出してしまったときには、綿棒に除光液をつけて落としていきましょう。ここまでの手順を繰り返し二度塗りをしたら、ベースの完成です。
なお、上述した方法は爪全体にカラーリングを施す場合の手順・方法です。ニュアンスネイルはデザインに決まりがないため、爪全体に同じカラーを施さないこともあります。たとえば、複数のポリッシュを混ぜ合わせて独特な色合いを作りたい場合は、複数のポリッシュを爪の上に点で置き、それをぼかすようにして塗っていくと、アンニュイな仕上がりになります。
タイプ別!ニュアンスネイルの人気デザイン
上述したように、ニュアンスネイルはデザイン性に富んでおり、そのタイプは多種多様です。たとえば、「シンプル」と「ゴージャス」の場合は、以下のようなデザインがあげられます。
シンプルなニュアンスネイル
シンプルなニュアンスネイルには、グレーとベージュを組み合わせた「グレージュ」を活かしたデザインがあげられます。落ち着いた色合いなので大人っぽさを演出できるほか、派手すぎることもないためビジネスシーン・フォーマルシーンでも問題なく楽しめます。シェルやストーンなどネイル用のパーツを使えば、オリジナリティを出すことも可能です。
女性らしさを演出したい方は、「ピンク」や「ホワイト」のポリッシュを使うのがおすすめ。爪の表面に2色を点で置き、ぼかすようにして塗っていけば水彩画のような仕上がりになります。まさに、可愛らしさとユニークさの両方を兼ね備えたニュアンスネイルが完成します。
ゴージャスなニュアンスネイル
ゴージャスなニュアンスネイルには、「ゴールド」をメインカラーにしたデザインがあげられます。シェルやストーン、ラメなどをたっぷり使用すれば、ゴージャスさにより磨きがかかり華やかな仕上がりになります。
ゴールドのほかに、深みのあるレッドやグリーン、ブルーなどを使用するのもおすすめです。また、指によって色合い・デザインを変えるのも、ゴージャスさを表現しやすいテクニックのひとつ。前述したようなカラーを使いコントラストをグッと目立たせることで、ゴージャス感をより一層引き立てることが可能です。
季節別にご紹介!ニュアンスネイルのおすすめデザイン
季節のイメージカラーを取り入れれば、シーズンごとに違ったニュアンスネイルを楽しめます。
春におすすめのニュアンスネイル
春のイメージカラーといえば、「ピンク」や「オレンジ」です。やさしく明るい雰囲気のカラーを使用することで、春らしい指元を演出することができます。
春らしいデザインにするなら、たとえばピンクもしくはオレンジのベースに、桜のパーツを乗せてみるのはいかがでしょうか。桜をモチーフにしたニュアンスネイルは、まさに春の季節にぴったり。一部の爪のベースカラーを水色にすれば、春の青空に映える桜を再現することも可能です。
夏におすすめのニュアンスネイル
夏のイメージカラーには、「ブルー」や「グリーン」「イエロー」などがあげられます。これらを重くならないよう薄く塗ることで、涼しさを感じる夏らしいニュアンスネイルに仕上げることができます。なお、薄く塗るのが難しい場合はクリアカラーを混ぜ合わせるのがおすすめです。
夏らしいデザインにするなら、貝殻や太陽、トロピカルフルーツなどのパーツを使用するのが吉。あっという間に夏らしさを表現することができます。
秋におすすめのニュアンスネイル
秋のイメージカラーといえば、「ワインレッド」や「ボルドー」「ブラウン」「グレー」です。たとえば、ワインレッドとボルドーは同系色のため、交互に単色使いしても違和感がなく、初心者でも簡単に組み合わせることができます。もちろん、同じ爪にワインレッドとボルドーを2色使いしてツートーンに仕上げたり、グラデーションを作ったりすることも可能です。
秋らしいデザインにするなら、ハロウィンを考慮してニュアンスネイルを施すのもおすすめ。オレンジやパープル、ブラックをベースカラーにすることで、一気にハロウィンらしさを演出できます。ハロウィン向けのネイルシール・パーツも豊富にあるので、これらを活用すれば可愛らしいニュアンスネイルに仕上げやすくなります。
冬におすすめのニュアンスネイル
冬のイメージカラーには、「グレー」や「ホワイト」「ゴールド」などがあげられます。グレーとホワイトを交互に組み合わせて塗るだけでも、冬らしいイメージに仕上がります。また、2色を混ぜ合わせてマーブルに仕上げるのも素敵です。たとえば、ベージュとグレーを混ぜて大理石アートを施せば、大人っぽいニュアンスネイルが完成します。
冬らしいデザインにするなら、秋同様にイベントに目を向けるとよいかもしれません。たとえば、クリスマスであれば、ツリーをイメージする「グリーン」、オーナメントを連想させる「ゴールド」や「レッド」を取り入れるのがおすすめです。ストーンやラメをあしらえば、よりクリスマスらしさを感じられるニュアンスネイルに仕上がります。
ニュアンスネイルについて理解を深めて施術してみよう
思いのままデザインを施せるのが、ニュアンスネイルの醍醐味であり魅力です。すでにあるデザインを参考にするのもよいですが、自分だけのオリジナルデザインを作り出すこともできるので、自由自在に好みのネイルアートを施してみることをおすすめします。そうすれば、誰とも被らないオリジナリティあふれるニュアンスネイルに仕上がるかもしれません。
なお、将来ネイリストを目指すのであれば、ニュアンスネイルに関する知識・技術は不可欠です。今回の記事を通して、まずはセルフでニュアンスネイルを施す際の手順・方法をマスターし、プロへの第一歩を踏み出しましょう。