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ネイルスクールの費用はいくらかかる?おすすめの節約術も公開 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイルスクールにかかる費用は、10〜100万円程度になります。たとえば、ネイルの基本を学べるセルフネイルコースであれば、費用は10万円程度です。上位資格を複数取得したい場合は、100万円程度の費用が必要になってくるでしょう。くわえて、教材費もかかってくるため注意しなければなりません。ネイルスクールに通う前に、費用がいくら必要になるのか押さえておくようにしましょう。
そこで今回は、ネイルスクールではどのようなことを学べるのかをはじめ、費用相場や選び方のポイント、ネイルスクール以外で資格を取得する方法についてご紹介します。ぜひ、チェックしてみてください。
ネイルスクールではどんなことが学べるの?
ネイルスクールはネイルに関することが学べるということは知っていても、「具体的に何が学べるのかわからない」という方も多いはず。ネイルスクールで学べるのは、主に以下の2つです。
資格取得に関すること
ネイルスクールでは、資格取得に関することが学べます。ネイリストになるには絶対に資格がないといけないわけではありません。とはいえ、資格がないことによって専門知識・技術を有しているという証明ができなくなってしまいます。また、お客さまからの信頼が得づらいだけでなく、就職に不利になってしまうこともあるでしょう。そのため、プロのネイリストを目指すのであれば資格は取得しておきたい必要なものだといえます。
ネイルスクールでは、そんな資格取得に必要な知識・技術を学ぶことができます。たとえば、ネイリストの登竜門と呼ばれている「JNECネイリスト技能検定試験」。資格は3段階に分かれており、ネイリストとしての適切な知識・技術を身につけている証明になります。このほか、代表的な資格には「JNAジェルネイル技能検定」があります。ネイリスト技能検定と同じく3段階に分かれており、ジェルネイルに特化した資格です。ネイルスクールに通うことによってしっかりと資格対策が行えるため、スムーズに取得しやすくなります。
なお、ネイルの資格に関して詳しいことは後述しているので、ぜひご覧ください。
ネイリストになるための知識・技術
ネイルスクールでは、資格に関することと同様にネイリストになるための知識・技術を学ぶことができます。具体的には、ネイルの歴史や基本的な知識・技術、ネイルアートで使用する薬剤、爪に関する知識・病気、カウンセリングなど多岐にわたります。
また、ネイルスクールにはコースが設けられており、どれを選ぶかによって学べる内容が異なります。仮に、「ネイルサロンを開業したい」という場合は、開業コースを選ぶことでコンセプトの立案やシフトの組み方、経営に関する内容を学ぶことが可能です。サロンワークで働くだけでは得られない経営ノウハウが身につけられるので、独立開業を目指しやすくなります。
コース別のネイルスクールの費用相場
では、ネイルスクールに通うのにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。以下にて、コース別の費用相場をご紹介します。
夜間
夜間コースは、昼間に比べて授業時間が少なく、より集中的な講義になります。そのため、費用は比較的リーズナブルとなっており、年間30〜50万円程度が相場です。
日中
平日週5日の日中に通学するスタイルの場合は、入学金と授業料合わせて年間100万円程度が相場となっています。また、ネイルスクールは2年制になっているところがほとんど。そのため、卒業までに200万円程度の費用が必要となります。
集中コース
集中コースは、通常の授業と違って幅広い分野を学ぶのではなく、たとえば資格の試験対策を中心に授業が行われるコースです。授業内容や時間は選択する資格によって異なりますが、いずれにせよ費用は比較的リーズナブルで数万円程度から受講できます。
ネイルスクールに入学する際に注意したい教材費
ネイルスクールを費用で選ぶ際、注意したいのが「教材費」です。というのも、ネイルスクールは入学金と授業料以外にも、教材費が別途必要になってくるため。授業で使用する道具・商材は教材費になり、人によって購入する商材や道具が違うのでかかってくる費用が異なります。そのため、ネイルスクールを選ぶときは教材費が必要かどうかもチェックしておくようにしましょう。
資格取得にもお金がかかる!ネイルに関する資格の概要と費用
ネイルの資格を取得するのにも、費用がかかります。そこで以下では、ネイルに関する資格といくらかかるのかをご紹介します。
JNECネイリスト技能検定試験
先述したように、JNECネイリスト技能検定試験はネイリストとしての基礎的な知識・技術を身につけているかをはかる資格です。3級・2級・1級の3段階あり、それぞれで求められる知識・技術が異なります。また、受ける試験によってかかる費用も異なるため、以下にて押さえておきましょう。
級 | 基準 | 受験料 |
---|---|---|
3級 | ネイルケアとネイルアートの基本的な知識・技術 | 6,800円 |
2級 | サロンワークで通用するネイルケアやネイルアート、チップ&ラップ、リペアの基本的な知識・技術 | 9,800円 |
1級 | トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な知識・技術 | 12,500円 |
なお、筆記試験は公式問題集から出題されます。公式問題集は1冊4,400円(送料別:330円)で購入できるので、準備しておくようにしましょう。
参考:技能検定試験 概要|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
JNAジェルネイル技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験は、ジェルネイルを施術する上で正しい知識・技術を身につけているかをはかる資格です。初級・中級・上級の3段階あり、各級の基準と受験料は以下のとおりです。
級 | 基準 | 受験料 |
---|---|---|
初級 | ネイルケアとジェルネイルを施術するために必要な知識・技術 | 9,900円 |
中級 | サロンワークで通用するネイルケアとジェルネイルの知識・技術 | 13,200円 |
上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的な知識・技術 | 16,500円 |
参考:JNAジェルネイル技能検定試験|NPO法人 日本ネイリスト協会
JNAフットケア理論検定試験
JNAフットケア理論検定試験は、サロンでフットケアを施術するために必要な理論の修得をはかる資格です。具体的には足の構造と名称、足のトラブル、フットトリートメント理論などを学びます。セミナーを受講したのち、筆記試験が行われて100点満点中80点以上を取れば合格です。
実技試験がない分取得しやすい資格ではありますが、受験するには「JNECネイリスト技能検定 3級」「JNAジェルネイル技能検定 初級」「JNA国際ネイリスト技能検定 3級」のいずれかの資格を取得していなければなりません。
JNAフットケア理論検定試験の受験料に関しては、JNA会員であれば6,600円、一般だと8,800円です。また、受験するにはセミナーで使用するテキストを購入しておかなければならず、別途3,300円かかります。
なお、不合格になって再受験する場合はテキストを再購入する必要はありません。
参考:JNAフットケア理論検定試験|NPO法人 日本ネイリスト協会
JNA認定講師資格試験
JNA認定講師の資格を取得しておくことで、ネイルスクールの講師を目指すことができます。ただし、JNA認定講師資格試験を受けるには以下の受験資格を満たしていなければなりません。
・JNECネイリスト技能検定 1級に合格し、1年以上経過している方 ・JNAジェルネイル技能検定 上級を取得している方 ・ネイルサロン衛生管理士の資格を取得している方 ・JNAフットケア理論検定試験の資格を取得している方 ・実務経験がある方 ・JNAの個人正会員の方 ・二十歳以上の方 ・JNA認定校を卒業した方 ・過去3年以内にJNA主催の「全日本ネイリスト選手権」のプロフェッショナル部門に出場している方 |
JNA認定講師資格試験は実技試験、筆記試験、面接が行われます。
受験料は26,400円となっており、ほかの資格に比べて高額ではありますがJNA認定講師の資格を取得することで、ネイリストとしての活躍の場を広げることができるでしょう。
ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロン衛生管理士は、ネイルサロンの衛生管理に関する知識を習得したネイリストであることを証明する資格です。この資格を取得しておくことで、ネイルサロンでの就職が有利に働きます。また、お客さまも安心して施術を受けることができます。
ネイルサロン衛生管理士の試験は、理論講習を受けたのち確認テストが行われます。そのため、比較的取得しやすい資格だといえるでしょう。
受験料に関しては、JNA会員であれば6,160円、一般だと10,560円です。なお、理論講習で使用するテキスト代、認定証やバッジ交付の手数料も受験料に含まれています。
参考:ネイルサロンの衛生管理|NPO法人 日本ネイリスト協会
ネイルスペシャリスト技能検定試験
ネイルスペシャリスト技能検定試験は、ネイルのスペシャリストとして正しい知識・技術を身につけているかをはかる資格です。階級が2つに分かれており、学生を対象としたA級・SA級、プロを対象としたPA級・AA級・AAA級があります。どちらも、学科試験と実技試験の両方が行われます。
ネイルスペシャリスト技能検定試験の受験料は、以下のとおりです。
A級 | 学科試験と実技試験を受ける場合:11,000円 再受験で学科試験・実技試験のどちらかを受ける場合:7,700円 |
SA級 | 学科試験と実技試験を受ける場合:13,200円 再受験で学科試験・実技試験のどちらかを受ける場合:9,900円 |
PA級・AA級・AAA級 | 学科試験と実技試験を受ける場合:16,500円 再受験で学科試験・実技試験のどちらかを受ける場合:13,200円 |
なお、A級・SA級で実技試験免除の場合、学科試験だけを受けるとしても初回は「学科試験と実技試験を受ける場合の受験料」になります。
参考:ネイルスペシャリスト 技能検定試験|NPO法人 インターナショナル ネイル アソシエーション
ネイルスクールの選び方のポイント
ネイルスクール選びで見ておきたいポイントは、以下のとおりです。
ネイルスクール選びで見ておきたいポイントは、以下のとおりです。
資格が取得しやすいか
ネイルスクールを選ぶ際は、資格が取得しやすいか確認することが大切です。なぜなら、不合格になってしまうと時間と費用がかかってしまうからです。そのため、試験の合格率が高いネイルスクールを選ぶようにしましょう。
また、合格保証制度があるかどうかも確認しておくことをおすすめします。万が一、資格試験が不合格という結果になったとしても、合格保証制度があることで補習を無料で受けることが可能。とくに、資格の難易度が高まるにつれて一発合格が難しくなってしまうため、合格保証制度があるネイルスクールを選ぶようにしましょう。
JNA認定校か
ネイルスクールを選ぶ際、JNA認定校か否かもチェックすることが大切です。JNA認定校は、日本ネイリスト協会が定める条件をクリアしたネイルスクールです。高度な知識・技術を習得した講師が在籍しているため、安心して勉強に専念することができます。
さらに、JNA認定校であればJNA主催のセミナーやコンテストの費用が割引されるので、通常よりもお得になります。ほかにも、資格試験の優遇制度も受けられるためネイルスクールを選ぶ際はJNA認定校かを確認しておくとよいでしょう。
講師の指導方法
ネイルスクール選びで確認すべきポイントのひとつが、講師の指導方法です。たとえば、質問に対して曖昧な回答をしていたり授業の進め方が早かったりすると、人によって「合わない」と感じることもあります。講師の指導方法が合わない場合は授業についていけなくなってしまう恐れもあるため、学校見学に参加してチェックしておくとよいでしょう。
授業の予約が取りやすいか
ネイルスクールを選ぶとき、授業の予約の取りやすさも重要です。ネイルスクールやコースによって予約制のところがあり、自分の好きな時間や曜日を指定して通うことができます。そのため、自分のペースで学べますが、予約が取りづらいと次のステップに進むのが遅くなってしまいます。期間が空きすぎて腕が鈍ってしまうこともあるので、ネイルスクールを選ぶ際は予約が取りやすいか確認するのがおすすめです。
スクールの立地はよいか
ネイルスクール選びでは、立地と特徴も確認しておくようにしましょう。仮に、2年制のネイルスクールに通うとなった場合、自宅と離れすぎていると行きと帰りで膨大な時間を費やしますし、2年間通い続けなければなりません。途中で通学が面倒になり、挫折してしまう恐れもあります。また、駅からネイルスクールが離れていることもあるので、立地を確認しておくようにしましょう。
就職サポートはあるか
ネイルスクール選びでは、就職サポートがあるかどうかも確認することも大切です。就職支援は、履歴書の基本的な書き方や面接の指導、求人の紹介といったサポートを受けることができます。ネイルスクールには提携サロンからの求人が集まりやすく、また講師に相談することで就職先を紹介してもらえることも。就職支援を受けられるネイルスクールはプロのネイリストとしてデビューしやすいため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
なお、ネイルスクールの選び方については以下の記事でもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
>>>併せて読みたい!後悔しないネイルスクールの選び方!押さえるべき7つの基準を徹底解説
ネイルスクールの費用が足りない!おすすめのやりくり術をご紹介
ネイルスクールによって費用は異なりますが、決して安くはありません。そのため、「お金がなくて通うのが難しい」と悩む方もいるでしょう。少しでもネイルスクールの費用に充てたいのであれば、以下のやりくり術を試してみるのも一案です。
ネイル問屋を利用して材料を購入する
ネイルの実技試験では使用するネイル道具が指定されていることもあり、ネイルショップで購入するのが一般的です。このようなネイルショップは「ネイル問屋」と呼ばれており、プロが使用するネイルアイテムが販売されています。
ネイル問屋を利用するには学生証や在籍証明書などを提示して会員登録をしなければなりませんが、ネイルアイテムをお得に購入することが可能です。また、ネイル問屋によってはセールも行っているので、より安い価格でネイルアイテムを購入することができるでしょう。
フリマアプリを利用して材料を購入する
ネイルアイテムは、フリマアプリを利用して購入することもできます。フリマアプリには未使用品も出品されており、定価よりも安く販売されています。そのため、「ネイルの練習をしたい」というときに利用するのがおすすめです。
ハンドモデルで収入を得る
ネイルスクールに通いながらだと、アルバイトをする時間がない方もいるはず。この場合は、ハンドモデルをして収入を得るのがおすすめです。ハンドモデルとは、練習と試験本番に付き添うパートナーのこと。ネイルの資格試験によっては実技でハンドモデルが必要なため、パートナーを探している方は少なくないのです。
ハンドモデルになれば収入を得ながら自身の勉強にもつながるので、ネイルスクールに通う方にはおすすめだといえます。
ネイルスクールに通わずに資格取得する方法
ネイリストを目指す上で取っておきたい資格は、ネイルスクールに通わないと取得できないわけではありません。独学や通信を利用して資格を取得することもできます。
ネイリストを目指す上で取っておきたい資格は、ネイルスクールに通わないと取得できないわけではありません。独学や通信を利用して資格を取得することもできます。
独学で資格取得する場合
独学は、自身で教材を購入して学習を進めるスタイルです。そのため、入学金や授業料が発生せず、費用を抑えて資格取得に臨める点が独学の大きなメリットといえます。また、自分のペースで学べるのもメリットのひとつです。時間に縛られることがないので、好きなタイミングで勉強に励むことができるでしょう。
一方で、独学にはデメリットもあります。それは、教えてくれる講師がいないことです。わからないところがあっても自身で調べなくてはならないので、スムーズに進められなくなってしまいます。このほか、ネイリストは知識だけでなく技術も必要になります。試験の難易度が高くなると独学では限界があるため、資格取得が難しくなってしまうでしょう。
その点、ネイルスクールならプロの講師が指導してくれるため、不明点をすぐに解決することが可能です。くわえて、資格対策も行っているので難易度の高い資格も取得しやすくなるでしょう。
通信で資格取得する場合
通信は、専門の教材を使用して学習を進めるスタイルです。申し込みをするとテキストやDVD、道具が送られてくるので、好きな時間で勉強することが可能。そのため、通信も時間に縛られず自分のペースで学習できる点がメリットといえます。
このほか、ネイルスクールより費用を抑えられるのもメリットのひとつです。サポートが手厚くなってしまうと費用は高くなってしまいますが、必要な内容だけ選ぶことによって最小限に抑えることができます。
一方で通信のデメリットには、スケジュール管理が必要になることが挙げられます。というのも、通信は課題が出されるため、決められた期間内に提出しなくてはならないからです。着実に進めていくためにも、スケジュール管理をしなくてはなりません。さらに、通信も上位資格になると取得が難しくなってしまうので、試験対策が難航してしまう点もデメリットになります。
その点、ネイルスクールはカリキュラムが組まれているので、効率よく学習を進めていくことができます。取得が難しい上位資格も集中コースを選ぶことにより、着実に合格への道のりを歩んでいくことができるでしょう。また、先述したようにネイルスクールによっては合格保証制度を設けています。仮に、不合格になったとしても無料で補習が受けられるため、費用の出費を抑えることにもつながります。
まとめ
ネイルスクールの費用相場は10〜100万円となっているため、決して安い価格で通えるものではありません。しかし、ネイルスクールに通うことによって専門知識・技術が身につけやすく、効率よく学習を進めていくことができます。難易度の高い資格も独学や通信に比べて取得できる確率が高まるため、ネイリストを目指している方は、ぜひネイルスクールを検討してみてはいかがでしょうか。