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ネイリストの就職先はどう選ぶ?面接での注意点と合わせてご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイリストになるためには、ネイルに関する知識・技術を習得するのはもちろん、仕事内容についてもしっかり理解しておく必要があります。また、長く働き続けるためには就職先選びにもこだわることが大切です。
そこで今回は、ネイリストの仕事内容をはじめ、就職先の選び方や面接のポイントについてご紹介します。ネイリストになるため就職・転職活動に励んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
ネイリストの仕事内容
ネイリストの仕事内容は、主に「お客さまの要望に沿って爪をきれいにすること」です。ネイルケアをはじめ、ネイルアートや付け爪(スカルプチュア)、リペアなどの施術を行います。
このほか、ネイルに関する最新のトレンドを押さえることもネイリストとして大切な仕事です。ネイルのトレンドは頻繁に変わり、それに伴って最新の商材や機材が登場します。「トレンドのネイルがわからない」「最新の商材・機材を使えない」となると、最悪の場合、お客さまの要望に応えることができません。お客さまが求める理想のネイルを施すためには、日頃からトレンドをチェックし、常に勉学に励むことが大切です。
ネイリストの仕事の現実
ネイリストの仕事に対し、華やかなイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。たしかに、カラフルなネイルアイテムに囲まれて仕事をしますし、アーティスティックな一面もあるため、決して間違いではありません。しかし、その一方で「給料の水準が低い」「長時間労働になりやすい」といった一面があるのも事実です。
給料の水準が低い
ネイリストの給料の水準は一般企業よりも低いといわれています。正社員として働く場合の初任給は約18万円で、勤務年数が長くなるに連れて給料も高くなります。実際、給料の平均額は20代が約22万円、30代が約27万円といわれています。また、美容業界においてボーナスありの企業(店舗)は少ないことから、一般企業に勤めるよりも給料の水準は低いと考えられるのです。
加えて、ネイリストの場合は研修期間中だと給料がさらに低くなることがあります。ネイルサロンによって違いはあるものの、研修期間中はアルバイトと同じ時給だったり、場合によっては無給だったりすることがあるのです。そのため、就職・転職してすぐは低給料の可能性が高いと考えられます。
とはいえ、ネイルサロンの多くは歩合制を採用しているため、知識・技術を磨けば給料のアップが期待できます。努力次第では一般企業に勤めるよりも高い給料をもらえる可能性もあるので、やりがいのある仕事だといえます。
長時間労働になりやすい
ネイリストは基本的に一般企業と同じく8時間労働ですが、予約が多く混んでいるときは休憩に入りづらいことも。また、最終のお客さまの施術が長引いてしまうと残業せざるを得なくなることもあります。さらには細かな作業が主となるため、8時間またはそれ以上の時間、高い集中力を維持しなければなりません。こうした点から、ネイリストは長時間労働になりやすいと考えられます。
このほか、ネイリストとして活躍するにはスキルアップが欠かせないため、営業後に勉強や練習をすることもあります。とくに働き始めたばかりの頃は、はやく一人前になれるよう知識・技術ともに磨きをかける必要があるので、私生活が少々圧迫されることも。そのため、労働時間を含む「実質的にネイリストとして過ごす時間」は、1日の大半を占めることが考えられます。
ネイリストとして第一線で活躍するには、日々の努力の積み重ねが必要不可欠です。多くのお客さまから支持される人気のネイリストになるためにも、無理のない範囲で効率よくスキルアップを図りましょう。
ネイリストになるためには
「ネイリストになりたい」と考えていても、何から始めればよいのかわからず足踏みしている方もいるかもしれません。以下で、ネイリストになるための5つの方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
資格取得
ネイリストを名乗るには、絶対的に資格が必要というわけではありません。しかし、資格がないと「ネイルに関する知識や技術を習得した」という証明が難しくなってしまいます。そのため、なるべくは資格を取得することをおすすめします。
ネイリストとして働くうえで取得しておきたい資格には、たとえば「JNECネイリスト技能検定」があります。これは公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する検定試験で、1級・2級・3級の3つの階級に分かれています。資格を取得していない方は3級からの受験になり、サロンワークで通用する知識・技術が備わっていることを証明するには2級の取得が必要です。
このほか、「JNAジェルネイル技能検定」も取得しておきたい資格のひとつです。これはNPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)が主催している検定試験で、初級・中級・上級の3つの階級に分かれています。ほとんどのネイルサロンで中級の取得が推奨されているので、初級・中級と順番にチャレンジしましょう。
美容専門学校で学ぶ
ネイリストになるうえで必要な知識・技術は、美容専門学校で学ぶことができます。総合美容の知識や技術を必修で学べるほか、ネイルに関する理解も深められるので、美容面において総合的なスキルアップを図れます。「ネイルをはじめとする美容全般の知識・技術を習得したい」という方には、とくにおすすめの道です。
ネイルスクールで学ぶ
ネイルスクールはその名のとおり、ネイルに特化した知識・技術を学べる学校です。プロの講師の直接指導を受けられるほか、ネイルサロンで実際に使われている教材や道具で実習できるので、整った環境で知識・技術に磨きをかけられます。また、同じ志を持つ仲間が揃っているので、切磋琢磨しながら日々の勉学に励めます。
>>>併せて読みたい!後悔しないネイルスクールの選び方!押さえるべき7つの基準を徹底解説
独学で学ぶ
ネイルに関する知識・技術は、独学でも身につけられます。独学の場合は、自ら教材や道具を揃えたのちひとりで学習するので、マイペースにスキルアップを図ることが可能です。好きなこと・興味があることをメインで学べますし、勉強にあてる時間を自由に決められるので、仕事や学業、主婦業で忙しい方にとくにおすすめといえます。
>>>併せて読みたい!ネイル検定は独学で何級まで取れる?資格取得に必要な期間と勉強法
ネイルサロンで働きながら学ぶ
ネイルサロンで働きながら知識・技術を習得することも可能です。パート・アルバイトとして働き始め、そのままネイルサロンに正社員として就職する方は珍しくありません。プロのネイリストとお客さまがいる実際の現場で、見たり聞いたりしながらスキルアップできるので、実践的な知識・技術を習得しやすくなっています。
ネイリストの就職先の選び方
ネイリストとして勤務する就職先を選ぶ際は、「勤務先に求める条件は何か」をあらかじめ考えておくことが大切です。
たとえば、子どもがいる方の場合は子育てと仕事を両立させる必要があります。にもかかわらず、仮に夜遅くまで働かなければならない就職先を選んでしまうと、当然ですが子育てと仕事の両立は困難になり、最悪の場合、職場を変えなければならない事態に陥ってしまうことも。
こうしたミスマッチは後悔につながりかねないので、「短時間勤務が可能」「土日祝休み」「副業可能」など、自分が就職先に求める条件を明確にしておきましょう。そうすれば、上述したようなミスマッチを避けやすくなります。
ネイリストの就職面接で聞かれること
ネイリストの就職面接でよく聞かれることには、「なぜネイリストになろうと思ったのか」「なぜこのネイルサロンを選んだのか」といった志望動機です。また、すでに就職経験がある方の場合は「なぜ前職を退職したのか」という点も聞かれる可能性があります。面接でスムーズに答えられるよう、これら2つの項目は前もってある程度考えておくことをおすすめします。
ネイリストの就職面接での注意点
ネイリストの就職面接を受ける際の注意点は、「派手なネイルやファッションは避ける」です。
あまりにも華やかな装いだと採用担当者にあまりよい印象を与えられないうえに、その装いがネイルサロンのコンセプトとマッチしない場合は第一印象がマイナスになってしまう可能性が考えられます。そのため、就職面接の際は個性をほどよく抑え、清潔感のある装いを意識することが大切です。
なお、ネイリストの就職面接はなるべくネイルを施して受けるのが吉。もちろん、上述したように志望したネイルサロンのコンセプトに合ったネイルアートであることが最低条件です。もし、自爪で面接に参加するよう指示があった場合は、ケアだけはしておくことをおすすめします。
ポイントを押さえて就職活動に励もう
プロのネイリストを目指すには、ネイルに関する知識・技術を身につけるのはもちろん、仕事の内容や特徴について理解しておく必要があります。また、長く働き続けるためには自分に合った就職先を選ぶことも大切です。ネイリストになるため就職活動に励んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考に、自分に合った方法で勉学に励み、かつ志望のネイルサロンを探してみてください。