ネイル業界トピックス/ 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイル チップの作り方|初心者にも簡単にできる手順とコツ・注意点 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

「平日は仕事でネイルが楽しめない」、「ジェルネイルがしたいけど自爪を極力傷めたくない」という人におすすめなのがネイルチップ。ネイルチップは付け外しが簡単で、気軽にネイルが楽しめることから、多くの人から人気を集めています。
手順やコツを押さえれば、誰でも簡単にかわいいネイルチップを作ることが可能です。
そこで今回は、セルフでできるネイルチップの作り方を紹介します。
ネイルチップとは?

ネイルチップとは、いわゆる「付け爪」のこと。爪の形をしたプラスチック素材にマニキュアやジェルで装飾を施し、自爪に装着して楽しむアイテムです。セルフでも簡単に作れることから、初心者にも人気があります。ここでは、ネイルチップのメリットとデメリットを整理して紹介します。
ネイルチップのメリット
・付け外しが簡単で気軽に楽しめる
・利き手を気にせずセルフでアートできるので、初心者でも挑戦しやすい
・お気に入りデザインを繰り返し使える(※両面テープや粘着グミで装着すれば再利用も可能)
ネイルチップは、手軽さと自由度の高さが大きな魅力。ライフスタイルや用途に合わせて柔軟に楽しむことができます。
ネイルチップのデメリット
・水や衝撃に弱く、ジェルネイルと比較すると外れやすい
・自爪の形や大きさに合っていないと、不自然に見えることがある
・装着方法によっては自爪を傷つけるリスクがある
特に注意したいのは装着方法。専用のテープや接着剤を使わずに無理やり装着・オフすると、爪表面を傷つけてしまうこともあります。正しい方法で扱うことが、爪を守りながらネイルチップを楽しむポイントです。
ネイルチップの形の種類とサイズ

ネイルチップにはいくつかの基本の形があり、仕上がりの印象や似合うデザインが変わります。ここでは代表的な形と、それぞれがどんな人におすすめかを紹介します。
スクエアオフ
スクエアオフは、スクエア型の角を少し削ってやわらかさを加えた形です。
角が滑らかなので洋服などに引っかかりにくく、実用性が高いのが特徴。ネイル面積も広いため、アートやデコレーションを存分に楽しめます。
クールな印象を残しつつも堅苦しくならず、自然にネイルを楽しみたい人におすすめです。
ラウンド
ラウンドは爪の側面が直線で、先に丸みを持たせた形です。
衝撃に強く、剥がれにくいのがメリット。
ナチュラルでかわいらしい印象に仕上がり、パステルカラーなどの柔らかい色とも相性抜群です。そのため、自爪に近い自然な形を求める人に向いています。
オーバル
オーバルは、卵のように先端からサイドまで全体的に丸みを帯びた形。
指先をすらりと長く見せる効果があり、女性らしい上品なデザインと相性が良いのが魅力です。エレガントな雰囲気やフェミニンな印象を強調したい人におすすめです。
ポイント(アーモンド)
ポイントは、爪先がシャープに尖ったアーモンドのような形。
オーバルよりもさらに先端が細く、洗練された印象を与えます。先端が細いことから耐久性に欠けるため、自爪では難しい形ですが、ネイルチップなら比較的取り入れやすい形です。大人っぽい雰囲気やモード系デザインを楽しみたい人にぴったりです。
バレリーナ
バレリーナは、バレエのトゥシューズのような爪先が細くなった台形。
形が似ていることから別名「コフィン(棺)」とも呼ばれています。オーバルの女性らしさとスクエアのシャープさをあわせ持ち、華やかでスタイリッシュな印象に。
特にフレンチデザインとの相性が良く、大人っぽくゴージャスに仕上げたい人に最適です。
ネイルチップを作るのに必要な道具

ネイルチップの作り方を紹介する前に、ネイルチップを作るのに必要なものを紹介します。
ネイルチップ用の道具
・ネイルチップ
・チップスタンド
・両面テープまたはチップ用粘土
・ウッドスティック
・エメリーボード
・スポンジバッファー
・やわらかいメジャー
・エタノール
・キッチンペーパーまたはコットン
ジェルネイルで作る場合の道具
・LED・UVライト
・筆
・お好みのカラージェル
・トップジェル
・未硬化ジェルクリーナー(無水エタノールでも代用可)
・お好みのネイルパーツやネイルシール
・ベースジェル(なくても可)
マニキュアで作る場合の道具
・お好みのマニキュア
・トップコート
・お好みのネイルパーツ・ネイルシール
・ベースコート(なくても可)
ネイルチップの作り方・手順

ネイルチップの作り方は、手順を押さえれば初心者でも簡単にできます。ここでは、自爪に合わせたチップ選びから仕上げまでの流れを順番に紹介します。
自爪のサイズに合ったネイルチップを選ぶ
まずは自爪に合うネイルチップを選びましょう。
やわらかいメジャーで爪の一番幅が広い部分を親指から小指まで測定し、ネイルチップの表記サイズと照らし合わせます。
ネイルチップは後から削って調整できるため、ぴったりよりも少し大きめを選ぶのがポイント。
もし、使うネイルチップに細かいサイズが表記されていない場合は、爪にチップを軽く押し当てて確認し、横幅とカーブが合っているかをチェックしてください。
ネイルチップの形を整え表面を削る
サイズの合うネイルチップを見つけたら、より自爪にフィットするよう、エメリーボードで長さ・幅・形を調整していきます。
削りすぎて自爪より小さくならないよう、少しずつ調整するのがコツ。削った部分のバリはスポンジバッファーで滑らかにし、ジェルネイルで仕上げる場合は表面を軽くサンディングしておきましょう。曇りガラスのような質感を目安にサンディングすることで、ジェルが定着しやすくなります。
チップスタンドにチップを固定する
次に、両面テープやチップ用粘土を使ってチップをチップスタンドに固定します。
削った後の粉はダストブラシで払い、さらにエタノールを含ませたコットンやペーパーで油分を拭き取れば、下準備完了です
ベースジェルもしくはベースコートを塗る
下準備が整ったら、チップの表面とエッジにベースジェルまたはベースコートを塗ります。
ジェルを使用する場合は、UVライトで硬化してください。ベースコートを使う場合であれば、表面がしっかりと乾くまで待ちましょう。
ベースを塗ることでデザインの持ちが良くなり、仕上がりも美しくなります。
ジェルやマニキュアでアートを施す
ベースを硬化or乾かしたら、お好みのカラーやデザインを施します。
自由にパーツやシールをのせ、アートを楽しみましょう。
トップジェルもしくはトップコートを塗る
デザインが完成したら、仕上げにトップジェルまたはトップコートを塗布します。
表面が凸凹にならないように意識し、均等に塗っていくのがポイント。量をやや多めにのせてぷっくり感を出すと、自爪に近い自然な仕上がりになります。
ジェルを使った場合は、未硬化ジェルを拭き取りましょう。
仕上げをする
最後にチップをスタンドから外し、全体をチェックします。
ジェルがはみ出している部分はスポンジバッファーで削り、微調整をして整えれば完成です。
ネイルチップを作るときのコツと注意点

ネイルチップの作り方と合わせて押さえておきたいのが、作るときのコツと注意点。コツと注意点を意識するだけで、仕上がりがぐんと美しくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
アートのイメージに適した筆を使う
細かいラインを描くなら細筆、広い面を均一に塗るなら平筆など、デザインに合わせた筆を選ぶことが大切。最適な筆を使えば、アートの仕上がりが美しくなるだけでなく、作業効率も上がります。
こまめに筆を拭き取る
使うジェルを変えるたびに、エタノールを含ませたキッチンペーパーで筆を丁寧に拭き取りましょう。拭き取りを怠ると、色が混ざって濁ったり、思い通りの発色にならなかったりする原因になります。
ジェルはライトを当てない限り完全硬化しないため、こまめなケアが肝心です。
ジェルが固まらないように注意する
ジェルは紫外線で硬化する性質があるため、直射日光の下での作業は避けましょう。カーテン越しの光でも時間が経過すると固まる場合があります。
また、硬化用ライトの近くにジェルや筆を置くと、周辺のものまで硬化してしまうことがあるので注意。使用していないジェルや筆はすぐに蓋をする習慣をつけると安心です。
ネイルチップの付け方
ネイルチップにはいくつかの装着方法がありますが、ここでは基本の付け方を紹介。
チップを付ける前に、まずは自爪の準備をしましょう。爪表面に残っている水分や油分をエタノールを含んだキッチンペーパーやコットンで拭き取り、清潔な状態に整えます。
そのうえで、専用の接着剤または両面テープを使ってネイルチップを装着します。どちらの方法でも、チップを爪に軽く押し当てて空気が入らないように密着させるのがポイントです。
詳しい付け方や外し方については、以下のページもあわせてチェックしてみてください。
>>>併せて読みたい!取れないネイルチップの付け方・外し方とは?爪を傷めない方法(両面テープ・グルー・ジェル・粘着グミ)
作ったネイルチップの保存方法

完成したネイルチップは、正しく保存しておくことで繰り返し使いやすくなります。
決まった保管方法はありませんが、台紙に両面テープを貼ってチップを固定する方法が手軽でおすすめ。
そのほか、収納ケースに入れて整理したり、フォトフレームなどに並べてディスプレイ感覚で楽しんだりする方法もあります。保存方法を工夫すれば、実用的なだけでなくインテリアとしても楽しめますよ。
ネイルチップの作り方に関するよくある質問
ネイルチップは100均でも売ってますか?
ネイルチップは、ダイソーやセリアなどの100均でも販売されています。
「ネイル=高価な道具や材料が必要」というイメージを持たれがちですが、100均でもクオリティや種類は十分本格的。さらに、チップだけでなくカラージェルやネイルファイル、かわいいパーツなど、チップ作りに必要な材料も揃います。
まずは100均でアイテム収集し、練習してみるのもおすすめです。
ネイルチップは何日付けられますか?
ネイルチップを使った人の口コミの中には「1週間つけっぱなしでも大丈夫だった」「2週間近く持った」などの意見も見られますが、結論としては1日ごとに取り外すのが安心です。
チップを長時間装着したままだと、自爪との隙間に水や汚れが入り、不衛生になって雑菌が繁殖しやすく、グリーンネイルなどのリスクにつながります。
両面テープや粘着グミで装着したチップは再利用も可能なので、1日ごとに付け外しすれば、衛生的に複数回ネイルチップを楽しめます。
ネイルチップをしたまま水に触れても大丈夫ですか?
チップ自体は水に濡れても問題ありませんが、装着方法によって注意が必要。
両面テープや粘着グミは水に弱く、外れてしまうことがあります。 海やプールといった水辺のレジャーで長時間過ごす場合は、ネイルグルーでの装着を検討するのがおすすめです。
ネイルチップ作りを楽しもう
ネイルチップは、自分の好みに合わせたデザインを気軽に楽しめるセルフネイルの定番アイテム。サイズ選びや形の調整、デザインの工程をひとつずつ丁寧に行えば、初心者でも上手にネイルチップをつくることができます。
「基礎からプロのテクニックを学んでみたい」「もっと凝ったデザインに挑戦したい」という方は、黒崎えり子ネイルスクールでの学びがおすすめ。初心者から経験者まで幅広く対応できるカリキュラムで、セルフネイルをより楽しむだけでなく、ネイリストとしてのステップアップにもつながります。
気になる方はぜひ一度、スクールをチェックしてみてください。










