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ネイリスト検定3級は独学で取得できる?メリット・デメリットと合格するコツ - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
憧れのネイリストとして活躍するためにも、習得しておきたいのがネイリスト検定。
そのなかでもネイリスト検定3級は、ネイルに関する基本的な知識と技術を習得していることを証明する資格であるため、最低限取得しておきたい資格のひとつとなっています。
そんなネイリスト検定3級は独学でも取得できるのでしょうか?
この記事では、ネイリスト検定3級を独学で取得したいと考えている方へ向けて、ネイリスト検定3級の概要や独学のメリット・デメリット、必要な学習時間と学習方法などをご紹介します。ぜひご参考にしてください。
ネイリスト検定3級は独学で取れる?そもそもネイリスト検定3級とは?
ネイリスト検定とは、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催している検定試験です。もっとも難易度が低い3級から、2級、1級と3つのレベルに分かれていて、3級ではネイルケアやネイルアートに関する基本的な知識と技術について問われます。合格しなければ2級の受験資格を得ることができません。
試験内容と合格基準
ネイリスト検定3級の試験内容と合格基準は以下の通りです。
実技試験
ネイリスト検定3級の実技試験は、事前審査10分、実技試験65分で行われます。
事前審査ではテーブルセッティングや消毒管理、モデルの爪またはモデルハンドの状態が、実技審査はネイルケア・カラーリング・ネイルアートの技術がチェックされます。
実技試験は50点満点中38点以上獲得できれば合格です。
なお、ネイリスト検定3級のアートを成功させるコツについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級のアートを成功させよう!花をきれいに描くコツとは?
筆記試験
筆記試験は100点満点中80点以上で合格です。問題は公式問題集から衛生と消毒・爪の構造(皮膚科学)・爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)・ネイルケアの手順などが出題されます。
必要な道具と使用禁止道具
ネイリスト検定3級では以下の道具が必要です。品名ラベルを貼る道具・使用が禁止されている道具についてもチェックしておきましょう。
【必要な道具】
・ペーパータオル ・アームレスト ・タオル ・トレイ ・ガーゼ ・フィンガーボール ・ケア用の水 ・アート用の水 ・ネイルブラシ ・ファイル類 ・コットン類 ・液体ソープ ・アート用品(筆・絵の具・パレット) ・トレイ ・ウェットステリライザー ・ポリッシュリムーバー ・消毒剤 ・キューティクルリムーバー(キューティクルクリーム) ・ポリッシュ類 ・ゴミ袋 ・キューティクルニッパー ・ウッドスティック ・ピンセット ・メタルプッシャー |
【品名ラベルを貼る道具】
・ウェットステリライザー ・消毒剤 ・コットン ・液体ソープ ・ポリッシュリムーバー ・ベースコート ・カラーポリッシュ ・トップコート ・キューティクルリムーバー(キューティクルクリーム) ・プレプライマー |
【使用が禁止されている道具】
・ネイルマシーン ・オイル類 ・アート用シール ・ドットペン(マーブルツール) ・そのほか規定外の用具、用材 ・プレプライマー |
減点・失格対象
ネイリスト検定3級の減点・失格対象項目は以下の通りです。
【減点対象】
・受験票や筆記用具、写真の貼り付けを忘れた場合。また、受験票に貼る証明写真がコピーやスナップ写真、加工写真の場合。 ・モデルの爪、またはモデルハンドが規定や注意事項に対して不適切な場合。 ・受験に必要な用具や用材を忘れた場合。 ・使用が禁止されている用具、用材をセッティングした場合。(モデルハンドが対象) ・テーブルセッティングに著しく不備があった場合。 ・品名ラベルの貼り付けが必要な用具、用材にラベルが貼られていない場合や表記が間違っていた場合。 ・ネイルニッパーを持参してウェットステリライザーに入れていない場合。 ・消毒が不適切な場合。 ・受験生、モデルともに私語が多い場合やマナーが悪い場合。 ・ゴミを持ち帰らなかった場合。 ・モデルの手指やモデルハンドにダメージを与えた場合。 ・イクステンションとリペアを施した爪がナチュラルネイルの形と色に合っていない場合。 ・実技試験の内容の通りに施術していない場合。(モデルハンドが対象) ・イクステンションとリペア以外のナチュラルネイルにウォッシャブルファイルを使用した場合。 |
【失格対象】
・事前審査開始までに受験者とモデルが着席していない場合。またはモデルハンドを用意して着席していない場合。 ・用具、消毒剤を入れたウェットステリライザーを用意していない場合。 ・使用が禁止されている用具、用材をセッティングした場合。 ・事前審査開始後に、用具、用材の貸し借りを行った場合。試験管の許可を得ずに出し入れを行った場合。 ・JNEC認定ラベルが貼り付けされたモデルハンド(右手・左手)を用意していない場合。(モデルハンドが対象) ・事前審査時にJNEC認定チップを10本装着していない場合。(モデルハンドが対象) ・カラーリングやフラットアートの仕上げにトップコートを塗布していない場合。 ・事前審査や実技試験終了後に作品に触れたり、手を加えた場合。 ・タイムオーバーした場合。 ・実技試験終了時にすべての指にJNEC認定チップが装着されていない場合。(モデルハンドが対象) ・カンニングなどの不正行為や禁止行為を行った場合。 ・受験生、モデルともに試験管の指示に従わない場合。 ・受験生、モデルともに手指への出血を伴う損傷や著しいダメージを与えた場合。 ・手指間違いをした場合。 ・午前と午後のモデルが同じ場合。 ・モデルハンドで事前にチップの長さや形に手を加えていた場合。(モデルハンドが対象) ・メタルプッシャーやキューティクルニッパーを10本の爪に使用していない場合。(モデルハンドが対象) ・事前にカラーポリッシュを塗布している場合。(モデルハンドが対象) ・イクステンションとリペアを合わせて4本以上施している場合。 ・そのほかの規定違反を行った場合。 |
なお、ネイリスト検定3級の試験対策については、以下の記事でもご紹介しています。独学で合格を目指すためにも、併せてご覧ください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級の筆記・実技試験対策!合格するためのポイント
独学でネイリスト検定3級にチャレンジするなら要チェック!メリット・デメリット
独学でネイリスト3級の合格を目指すことには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット
独学最大のメリットは、費用が安く済むということです。問題集やネイル道具に多少の費用はかかりますが、ネイルスクールに通う方法や通信講座を利用する方法などと比較すると、かなり費用を抑えることができます。
このほか、自分のペースで学べるというのも独学のメリットのひとつです。授業などはないため、仕事や家事、子育ての空き時間などに学習を進めることができます。
デメリット
独学のデメリットは、わからないところがあっても自力で解決しなくてはいけないことです。教えてくれる人もいないため、わからないところは自分で調べて正解に辿り着くしかありません。もしその答えが間違っていたとしても、間違いに気付けないまま試験に挑むことになります。
このほか、モチベーションを維持するのが難しく、途中で挫折しやすいという点もデメリットのひとつです。励まし合う仲間や成長を褒めてくれる講師がいないため、学習が捗らないということもあるようです。
独学でネイリスト検定3級を取得するために必要な学習時間と学習方法
ネイリスト検定3級は、それほど難易度は高くないため独学で挑むことができます。しかし、まったく学習せずに取得できるわけではないため、しっかりと学習時間を確保することが大切です。
正しい知識と技術を身につけるためにも、一般的には約3ヶ月の学習期間が必要だといわれています。もし「覚えるのが苦手」「手先が不器用」という場合は、もう少し余裕を持って学習を始めるとよいでしょう。
学習には、JNECが発行している公式問題集を使います。技術面では、JNA認定校やネイリスト協会が配信している動画を参考にしましょう。
ネイリスト検定3級に独学で合格するコツ
独学でネイリスト検定3級に合格するためにも、以下のコツを押さえておきましょう。
模試を受ける
独学で受験するなら、試験当日の雰囲気を味わうことができる模試を受けておくことをおすすめします。模試を受けることで自分がどれくらい学習を進められているのかわかるだけでなく、変な癖を直すいい機会にもなるでしょう。
時間配分を意識する
集中すると時間を忘れがちになるという方もいるでしょう。ネイリスト検定ではタイムオーバーは失格対象となっています。どの工程にどれくらいの時間をかけるのか時間配分をしながら練習を重ねることで、実技の時間感覚を体に覚えさせることができます。
ネイリスト検定3級は独学でも取得可能!スキルアップを目指すなら黒崎えり子ネイルスクールへ
ネイリスト検定3級は、それほど難易度が高い試験ではないため独学でも取得は可能です。しかし、独学だと間違って覚えていたり、変な癖がついていたりしても気づくことができないため、一発合格を目指すなら指導してくれる人がいたほうがいいといえます。
ネイルスクールで試験対策をしたいとお考えでしたら、黒崎えり子ネイルスクールへお越しください。