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ジェルネイル検定 初級の筆記試験ではどのような問題が出る?合格に向けた勉強方法とは? - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ジェルネイル検定 初級に合格するには、「筆記試験」と「実技試験」をクリアしなければなりません。
今回は、ジェルネイル検定 初級の筆記試験に焦点を当てて、出題される内容や学習方法などをご紹介します。ジェルネイル検定 初級の受験を考えている方は、ぜひご参考にしてください。
ジェルネイル検定とは?
ジェルネイル検定は、お客さまが安心して施術を受けられるよう、健全なジェルネイルの普及を目的に実施されている検定試験です。この試験に合格することで、ジェルネイルの施術に必要な知識と技術の習得を証明することができます。
ただし、ジェルネイル検定には「初級」「中級」「上級」の3種類があります。飛び級はできないため、まずは初級を取得しなければなりません。
初級に合格すれば、ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎知識と技術の習得を証明することができます。
ジェルネイル検定 初級 筆記試験で出題される内容
ジェルネイル検定 初級の筆記試験で出題される内容は、「ネイルに関する基礎知識」と「ジェルネイルに関する基礎知識」があります。以下では、それぞれ詳しくご紹介します。
ネイルに関する基礎知識
ネイルに関する基礎知識では、「衛生と消毒」「爪の構造(皮膚科学)」「爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学」「ネイルケア・ジェルネイルの手順」が出題されます。ネイリスト検定 3級と同じ内容なので、すでに取得済みの方は簡単に思われるかもしれません。しかし、同じ問題が出題されるとは限らないため、しっかり勉強しておくことが大切です。
なお、筆記試験は全部で60問あり、このうちネイルに関する基礎知識が50問、ジェルネイルに関する基礎知識が10問出題されます。
ジェルネイルに関する基礎知識
ジェルネイルに関する基礎知識では、「ジェルネイルとは」「光重合とは」「ハードジェルとソークオフジェルの違い」「ジェルの商品について」「プレパレーションについて」などの問題が出題されます。
60問中10問と出題数は少なめですが、正解率を高めるためにもそれぞれの内容を理解しておく必要があります。
ジェルネイルとは
ジェルネイルとは、合成樹脂でできたゲル状の液体を爪に塗布し、硬化させるネイルのことです。硬化させる際は、紫外線を用いたUVライトや、可視光線を用いたLEDライトを使用します。
光重合とは
光重合とは、光を当てて同じ種類の小さい分子を多数結合させ、巨大な分子を作ることです。ジェルネイルで使用するジェルには光重合を起こす成分が含まれており、光を吸収することによってジェルが硬化します。
なお、ジェルネイルを硬化する際にきれいに硬化できないことがあります。これは、ジェルネイルとライトの間にある酸素が光を遮っているためです。光を吸収できないと、未硬化ジェルが生じます。
ハードジェルとソークオフジェルの違い
ジェルネイルには、ハードジェルとソークオフジェルがあります。
ハードジェルは分子の結合面が多く、硬くて強い重合体を作るため耐久性に優れているのが特徴です。これにより、長さだしをするのに適しています。ただし、ハードジェルはオフする際に削らなくてはいけません。
ソークオフジェルは分子の結合面が少なく、柔らかい重合体を作るため柔軟性に優れているのが特徴です。ジェルネイルをオフする際は削る必要がなく、溶剤で簡単に落とすことができます。この理由により、爪を傷めにくいという魅力があります。ただし、ソークオフジェルは柔らかいので長さだしには向いていません。
ジェルの商品について
ジェルネイルでは主に以下の商品を使用するため、覚えておきましょう。
ベースジェル |
ジェルの密着度を高めて、色素沈着を防ぐ |
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カラージェル |
顔料を加えたジェルのこと。製品によっては顔料が沈殿していることがあるため、使用時には攪拌する |
トップジェル |
カラージェルをコーティングする役割があり、ツヤと強度を高める |
ジェルクレンザー |
未硬化ジェルを拭き取る際に使用する |
プレプライマー |
水分や油分を除去して、ジェルのリフトを防ぐ |
プライマー |
プレプライマーを塗布したあとに使用することで、ジェルの密着性を高める |
プレパレーションについて
プレパレーションとは、いわゆる下準備のことです。
メタルプッシャーを使用し、キューティクル(甘皮)を押し上げます。プッシュアップしたあとは、甘皮の下にある薄い膜(ルースキューティクル)を除去し、サンディングを行います。ダストを完全に除去し、最後にプレプライマーとプライマーを使用して仕上げます。
プレパレーションはジェルネイルを密着させるために重要な工程なので、覚えておきましょう。
ジェルネイル検定 初級 筆記試験の合格基準と免除制度
ここでは、ジェルネイル検定 初級 筆記試験の合格基準と、免除制度をご紹介します。
合格基準
ジェルネイル検定 初級の筆記試験は、100点満点中80点以上で合格です。80点以上と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、ジェルネイル検定 初級は「ネイルケア」と「ジェルネイル」の基礎が出題されるため、そこまで難易度は高くありません。そのため、しっかり勉強していれば合格できる可能性は高いといえます。
なお、筆記試験では「鉛筆またはシャープペンシル(HBまたはB)」を使用します。ボールペンは使用できず、筆記用具忘れは減点対象となるため、そこで点数を落とさないよう注意しましょう。
免除制度について
過去にジェルネイル検定 初級の筆記試験を2回合格している方は、筆記試験が免除されます。そのため、該当する方はジェルネイル検定 初級の試験を申し込む際に、合格時の受験番号を入力しましょう。受験番号を入力しなかった場合は、筆記試験の免除が適用されなくなるので注意が必要です。
なお、ジェルネイル検定 初級については以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定初級の合格率はどれくらい?合格のポイントを解説
ジェルネイル検定 初級 筆記試験の学習方法
ここでは、ジェルネイル検定 初級 筆記試験に合格するための学習方法をご紹介します。
JNAオフィシャル教材で学ぶ
ジェルネイル検定を主催しているNPO法人日本ネイリスト協会より、JNAオフィシャル教材が販売されています。JNAオフィシャル教材にはいくつか種類がありますが、そのなかの「JNAテクニカルシステム ベーシック」と「JNAテクニカルシステム 〜ジェルネイル〜」を使って学ぶのがおすすめです。
JNAテクニカルシステム ベーシックでは、ネイリストに必要な基礎理論やネイルケアの技術が学べます。ネイリスト検定 3級・2級を受験する際にも活用できるので、購入していて損はないといえるでしょう。
JNAテクニカルシステム 〜ジェルネイル〜では、ジェルネイル基礎理論やジェルネイルを施術をするにあたって必要な知識と技術を学ぶことができます。試験対策だけでなく、サロンワークの手引きとしても活用可能です。
自分のペースで勉強を進めたい方は、JNAオフィシャル教材を使って学習を進めるとよいでしょう。
ネイリスト検定 3級の問題集を解く
ジェルネイル検定 初級 筆記試験の学習方法には、ネイリスト検定 3級の公式問題集を使う方法もあります。というのも、ジェルネイル検定 初級とネイリスト検定 3級の試験内容は、ほぼ同じだからです。筆記試験は全部で60問あり、このうちネイルに関する基礎知識が50問出題されるため、ネイリスト検定 3級の問題集をひたすら解いて、点数を稼げるようにするとよいでしょう。
ネイルスクールに通う
ジェルネイル検定 初級は独学でも取得することは可能ですが、より効率よく学習したい方はネイルスクールに通うのがおすすめです。ネイルスクールではネイルに関する知識だけでなく、技術も学べます。わからないところがあれば質問してすぐに教えてもらえるため、悩む時間もほとんどいらないでしょう。この理由により、ネイルスクールに通えば効率よく学べて試験に合格できる確率もアップできます。
なお、ジェルネイル検定 初級に関する詳しい内容は以下の記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定試験 初級は独学で取れる?効率的な勉強法をご紹介
ジェルネイル検定 初級 筆記試験対策をするなら黒崎えり子ネイルスクールへ
資格なしでもネイリストになることは可能ですが、資格があることによってお客さまからの信頼性が高まります。また、資格があれば就職活動も有利になるので、ネイリストを目指すならジェルネイル検定 初級は取得しておきたい資格といえるでしょう。
ジェルネイル検定 初級の難易度は高くないとはいえ、勉強は必須です。効率よく資格を取得したい方は、ぜひ黒崎えり子ネイルスクールをご検討ください。当スクールでは検定対策を行っているほか、検定合格保証制度を設けています。ジェルネイル検定 初級以外の資格も取得しやすい環境が整っているので、安心して通うことができます。