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ネイリスト検定3級はネイルスクールに通って合格を目指そう - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイルに興味がある方のなかには、「ネイリスト検定」という資格を見聞きしたことがある方もいるはず。ネイリスト検定には、3級・2級・1級の3種類があります。飛び級ができないので、まずは3級を取得する必要があります。
そこで今回は、ネイリスト検定3級の概要やネイルスクールに通うメリット・デメリットをご紹介します。また、ネイリスト検定3級の減点・失格対象についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。
ネイリスト検定3級とは?
ネイリストを目指すなら、まずはネイリスト検定3級を取得するのが一般的です。では、このネイリスト検定3級とはどのような資格なのでしょうか。
試験概要
ネイリスト検定3級は、「日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)」が実施している検定試験です。この資格を取得することにより、ネイルケア・ネイルアートに関する基本的な知識と技術が身についていることを証明できます。
ネイリスト検定3級では、筆記試験と実技試験の2つが実施されます。筆記試験で出題される内容は、主に「衛生と消毒」「爪の構造(皮膚科学)」「爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)」「ネイルケアの手順」などです。択一問題でマークシート形式となっており、100点満点のうち80点以上で合格となります。
実技試験では、「テーブルセッティングと消毒管理」「モデルの爪の状態」の事前審査を行ったあと、「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の試験が行われます。50点満点から減点方式で採点され、35点以上で合格となります。
合格率
ネイリスト検定3級の合格率は、2023年冬期が89.5%、2022年秋期が90.6%となっています。2022年秋期までの累計合格率は84.70%なので、ネイリスト検定3級は取得しやすい資格といえるでしょう。
なお、ネイリスト検定3級の詳細は以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご参考にしてください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級の実技試験の内容とは?覚えておきたい試験手順と減点・失格対象
ネイリスト検定3級取得に向けてネイルスクールに通うメリット・デメリット
ネイリスト検定3級は独学でも取得が可能ですが、ネイルスクールに通って取得を目指す方もいます。では、ネイルスクールに通うのにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
ネイルスクールに通うメリットは以下の通りです。
プロから学べる
プロのネイリストの講師から直接指導が受けられるため、正しい知識と技術を身につけることができます。たとえば、技術に関しては独学だと「やり方があっているのか」「きれいにできているか」がわかりにくいもの。その点、ネイルスクールならプロの講師にチェックしてもらえるので、やり方が間違っていれば正しい方法を教えてもらえますし、きれいな塗り方のコツなども学ぶことができます。これにより、ネイリスト検定3級も合格しやすくなるといえます。
さまざまなサポートが受けられる
ネイルスクールに通うことで、さまざまなサポートを受けることができます。たとえば、合格保証制度を設けているネイルスクールであれば、万が一検定に合格できなかった場合は合格できるまで無料でアドバイスやレッスンを受けることが可能です。費用をさらに支払って再受講する必要がないので、安心してネイリスト検定3級に挑むことができます。
このほか、自習室を完備しているネイルスクールもあります。授業以外の時間も技術の習得に励むことができ、講師が常駐していればアドバイスを受けることが可能です。
ネイリスト検定3級を目指す方のなかには「将来ネイリストになりたい」と考えている方もいるでしょう。ネイルスクールでは就職サポートも行っています。自分が求める条件に合うネイルサロンを紹介してもらえるほか、面接練習や面接時に提出するネイルチップの作成などもサポートしてもらえます。ネイリストになりたいという夢を叶えやすいため、ネイリスト検定3級の取得だけでなく高みを目指したい方は、ネイルスクールに通うのがおすすめです。
短期間で集中して学べる
ネイルスクールでは検定試験の合格に向けたカリキュラムが組まれているため、短期間で効率よく知識と技術を身につけることができます。独学だと理解するのに時間がかかったり、うまくいかなくて挫折したりすることがあるかもしれません。しかし、ネイルスクールなら疑問点があればその場で解決できるので、悩む時間をなくせてスムーズに勉強を進めることができます。
デメリット
ネイルスクールに通うデメリットは以下の通りです。
独学と比較すると学費がかかる
独学と比べると、ネイルスクールは費用がかかります。独学の場合、ネイリスト技能検定の公式問題集と受験で使用するネイル用具を揃えるだけなので、安く抑えることが可能です。その点、ネイルスクールに通う場合は、この費用にプラスして入学金や授業料などを支払わなければなりません。これにより、金額が高くなってしまうのです。とはいえ、ネイルスクールに通えば知識と技術を効率よく身につけられるので、費やした時間に見合う効果を得ることができます。
定期的に通う必要がある
ネイルスクールに通う場合は、週に数回決まった日時にスクールに足を運ばなければなりません。そのため、昼間に仕事をしている方や子育てをしている方は、時間の確保が難しく通えないことがあります。また、ネイルスクールに通える時間があったとしても、場所が遠いと途中で「面倒」と思ってしまうこともあるでしょう。ただし、これらの悩みはネイルスクール選びで解決できます。たとえば、昼間に時間を確保できない場合は、フリータイム制のネイルスクールを選ぶとよいでしょう。自分の都合のよい日時を指定できるので、空いた時間に通うことができます。場所が遠い場合は、自宅や仕事場の近くで探すか、駅の近くにあるネイルスクールに通うのがおすすめです。そうすれば、通学によるデメリットを感じにくいかもしれません。
ネイルスクールに通っていても要注意!覚えておきたい減点・失格対象
ネイリスト検定3級を受験する前に、どのようなことが減点・失格になるのかを覚えておきましょう。
減点対象
減点対象は以下の通りです。
・受験票や受験票の写真貼付、筆記用具を忘れた場合 ・モデルの爪・爪周辺の皮膚に疾患がある場合や、年齢が14歳以下の場合 ・テーブルセッティングで衛生的に処理されていない場合や、整理整頓がされていない場合 ・消毒が不適切な場合 ・受験生・モデルともに私語が多い場合や、マナーが悪い場合 ・受験生・モデルともに手指にダメージを与えた場合 ・試験前にモデルの爪が明らかに手入れされている場合 ・事前のカラーポリッシュの塗布が手抜きである場合、指定色以外である場合 ・イクステンションとリペアを合わせて3本施している場合 ・カラーリングの際に赤ポリッシュを1度塗りしかしなかった場合 |
意外と見落としがちなのが、受験生とモデルの「私語」です。仮にちょっとした雑談であってもカンニングと疑われてしまう恐れがあるため、モデルをお願いする方にも事前に私語は控えることを伝えておきましょう。
失格対象
失格対象は以下の通りです。
・遅刻をした場合(事前審査開始前までにモデルと一緒に着席していない場合) ・カンニングなどの不正行為 ・用具・用材を忘れた場合、事前審査開始後に貸し借りを行った場合、試験管の許可を得ず出し入れをした場合 ・受験生・モデルともに手指への出血を伴う損傷を与えた場合 ・使用禁止の用具・用材をセッティングした場合 ・事前にモデルの爪にカラーポリッシュを塗布していない場合 ・モデルがアドバイスを行った場合、午前・午後のモデルが同じ場合 ・手指間違いをした場合 ・キューティクルニッパーを10本の爪に使用していない場合、ウォーターネイルケアを行っていない場合 ・減点対象項目の事項が著しくひどい場合 |
なお、上述した減点対象と失格対象の内容は一部です。詳しくはネイリスト技能検定試験の試験要項をチェックしてください。
ネイリスト検定3級で使用する用語
以下では、ネイリスト検定3級で使用する用語をご紹介します。勉強をスムーズに進めるためにも、事前に意味を理解しておきましょう。
ネイルケア |
爪と爪周りのお手入れのこと |
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カラーリング |
爪にポリッシュを塗布すること |
フラットアート |
表面に凹凸がないアートのこと |
バーチャルネイル |
ネイルベッド(爪のピンク色の部分)を大きく見せる技法のこと |
イクステンション |
長さを出す技術のこと |
リペア |
爪の欠け・割れ・亀裂を修復してネイルを長持ちさせる技術のこと |
グルーオン |
グルーを爪の上に塗布すること |
ネイリスト検定3級を受験するならネイルスクールに通おう
ネイリスト検定3級は、ネイルケア・ネイルアートに関する基本的な知識と技術を身につけているかどうかをはかる資格なので、難易度は高くありません。しかし、勉強せずに取得できる資格ではないため、しっかりと学習時間を確保する必要があります。一発合格を目指すなら、ネイルスクールに通うのがおすすめです。