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ネイリスト検定2級で不合格になる理由とは?合格するためのポイントを覚えておこう - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイリスト検定2級は、サロンワークで通用する技術および知識を取得したことを証明する資格となります。
ネイリスト検定2級に合格するためには、押さえておくべきポイントがいくつかあります。こちらの記事では、ネイリスト検定2級取得を目指す方のために、不合格になってしまう要因や合格するためのポイントをまとめています。こちらの記事を参考に、準備を万全にして試験に臨みましょう。
ネイリスト検定2級で不合格になる主な理由と対処法
ネイリスト検定を受けるにあたり、不合格となってしまう要因はできる限り排除していく必要があります。こちらでは、不合格になってしまう主な理由や対処法を記載しています。検定には細かなルールがありますので、しっかりポイントを押さえておきましょう。
筆記試験
ネイリスト検定の筆記試験で不合格となってしまう理由は主に3つあります。どれも当たり前のことに思えるものですが、とても重要であるため、試験の際はしっかりと確認する必要があります。
忘れ物をした
忘れ物は減点対象になります。受験票や筆記用具など、試験を受けるための道具は忘れないようにしましょう。
カンニングしていると思われた
カンニングは即失格となります。たとえカンニングをしていなかったとしても、カンニングをしたとみなされないよう、怪しまれる行動はしないようにしましょう。
マークシートの記入欄がズレていた
筆記試験はマークシート形式です。マークシート形式は記述形式と違って、答えの選択肢があるので気が楽だと思う方も多いのではないのでしょうか。しかし、マークシートはひとつ解答欄がズレるだけですべてが不正解になるリスクがあります。そのため、解いている設問とマークシートの解答欄をこまめにチェックする必要があります。
実技試験
実技試験は、技術面はもちろんのこと、道具のチェックや制限時間も採点対象となっています。こちらでは、実技試験で減点されないためのチェックポイントをご紹介します。
衛生管理に問題があった
ネイリストとして、衛生管理は大事な業務のひとつです。そのため、ネイリスト検定でも衛生管理はかなり重要視されるポイントです。汚れやゴミを放置していると、減点対象になってしまいます。
タオルやファイルの汚れなどにも注意し、常に清潔な環境で施術をするよう心がけましょう。
品名ラベルにミスがあった
実技試験では、使用する道具に品名ラベルを貼る必要があります。記名方法も規定があり、品名ラベルを貼らなければならない道具にラベルを貼っていなかった場合や、表記が間違っている場合は減点となってしまいます。
品名ラベルを貼る必要のある道具は以下の通りです。
・ウェットステリライザー ・コットン ・消毒剤 ・ポリッシュリムーバー ・液体ソープ ・キューティクルリムーバー もしくは キューティクルクリーム ・ベースコート ・カラーポリッシュ ・トップコート ・シルク ・グラスファイバー ・グルー ・フィラー ・レジン ・アクティベーター ・プレプライマー |
使用禁止の道具をセッティングした
ネイル施術をするための道具は数多くあります。そのため、検定では使用してよい道具が限定されています。
たとえ使用が禁止されている道具を使っていなかったとしても、セッティングするだけで失格となってしまいます。試験要項をしっかりと読み込み、使用が禁止されている道具を持ち込まないように注意しましょう。
使用禁止の道具は以下の通りです。
・ネイルマシーン ・メタルプッシャー以外のキューティクルプッシャー ・革製バッファ ・電気ドリル ・オイル類 ・研磨剤 ・アート用シール ・エア缶タイプのアクティベーター ・ドットペン(マーブルツール) ・その他規定外の用具、用材 |
手指間違いをした
実技試験では、どの指にどのようなネイルを施術するかまで指定されています。もし、指定されていない指へネイルを施した場合、失格対象となります。
試験ごとにネイルアートを施す指は異なるので、事前に確認して勘違いを防ぎましょう。
工程を飛ばした
実技試験では、ネイルを完成させるまでの工程も採点対象となります。決められた手順を間違えたり、施術工程を飛ばしたりした場合は、減点になってしまうので注意しましょう。
カンニングしていると思われた
筆記試験でも述べましたが、実技試験でもカンニングは即失格となります。周囲を見渡したり、視線をあちこち向けたりするなど、疑われる可能性のある行動は控えましょう。
審査前やインターバル中に手を加えた
実技試験のインターバルは、前半のネイルケアを終えたあとに1分間設けられています。事前審査や実技試験終了後、またはインターバル中に施術をしたり、作品に手を触れたりすると即失格となってしまいます。
怪我をした・させた
さまざまな道具を使い施術をしていく中で、モデルや自分の手指に出血が見られた場合は即失格になります。なかでも、キューティクルニッパーは鋭利で出血リスクも高いので、使用時にはとくに注意する必要があります。
試験での態度が悪かった
検定を受ける上で、試験態度が悪いとみなされた場合も減点される可能性があります。試験官の指示に従い、私語はしないなど、マナーをしっかりと守りましょう。
タイムオーバーした
仕上がったネイルがどれだけ素晴らしくとも、決められた制限時間内に仕上げられなければ失格となってしまいます。そのため、時間配分を考えつつ施術の工程を踏んでいくことが重要です。
不合格者はどれくらい?ネイリスト検定2級の難易度とは?
「実際、2級ではどれくらい不合格者が出るのだろう?」「2級の難易度はどの程度だろう?」と疑問に感じる方もいるのではないのでしょうか。
ネイリスト検定2級の求めている合格ラインは、「サロンワークで通用するネイルケア・リペア・チップ&ラップ・アートに関する技術と知識があること」です。そのため、3級よりもより高い技術力・知識が求められます。
ネイリスト検定2級の2022年秋期までの累計合格率は42.48%です。一方、3級の合格率は84.70%です。合格率からみても、ネイリスト検定2級は3級よりも難易度が高いことがわかります。
また、ネイリスト検定は減点分を含めた合計得点で審査されます。ネイルの仕上がりがよかったとしても、ミスが積み重なることで不合格になってしまう可能性はあるため、準備不足やケアレスミスで減点されないよう注意しましょう。
なお、ネイリスト検定2級の合格率を上げるためのコツについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご参考にしてください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定 2級の合格率を上げるコツを伝授!
ネイリスト検定2級に合格するためのポイント
難易度の高いネイリスト検定2級に合格するために、どのような対策をすればよいのでしょうか。こちらでは、ネイリスト検定2級に合格するためのポイントをご紹介します。
本番と同じ制限時間とテーブルセッティングで練習を行う
本番と同じ時間設定やテーブルセッティングで練習を行うことは、とくにおすすめの方法です。
練習と本番の環境が違うと、動揺したり、焦りが出たりして、練習でできていたことができなくなる可能性があります。少しでも落ち着いて試験を受けることができるよう、練習でも本番と同じ環境になるよう設定しておくとよいでしょう。
試験要項をしっかりと読んで準備をする
ネイル検定の試験要項には、試験にまつわる注意書きが細かに記されています。検定内容をはじめ、減点や失格対象となる項目、使用道具についても記載があります。しっかりと目を通して、準備を万全にして試験に臨むようにしましょう。
検定に理解のあるハンドモデルを選ぶ
実技試験でネイルアートを施すハンドモデルは、ともに検定合格を目指すパートナーともいえる存在です。
モデルの爪の状態についてはいくつも規定があるため、ハンドモデルはネイル検定に対し理解のある方にお願いするとよいでしょう。
ネイリストの先輩や講師にチェックしてもらう
実技試験に合格するためには、ケアレスミスでの減点を最小限に抑えるだけでなく、技術力を向上させることも重要です。日々の自己練習で技術を磨くにとどまらず、先輩や講師にチェックしてもらいましょう。そうすることで、自分では気づくことのできなかった弱点や改善点がわかるため、さらに技術力をブラッシュアップすることができます。
なお、ネイリスト検定2級のアートテーマやきれいに仕上げるコツについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご参考にしてください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定2級を受験する前にアートのポイントを押さえておこう
不合格になった理由をしっかりと把握して次につなげよう
ネイリスト検定2級は筆記試験と実技試験があります。筆記試験はマークシート形式のため、解答欄を確認しながら解き進めていくなど、ケアレスミスをしないような対策が必要です。実技試験は減点対象とならないよう、試験要項をしっかりと確認し、道具の準備などを行う必要があります。
不合格となりうる要因をできるだけ排除し、準備を万全にして、試験本番で実力を発揮できるようにしましょう。