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ネイリスト検定2級を受験する前にアートのポイントを押さえておこう - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ネイリスト検定2級を受験する前にアートのポイントを押さえておこう

ネイリスト検定2級の実技試験では課題であるフラットアートのテーマが変わるため、施術工程と併せてテーマに沿ったアートデザインの練習が必要です。

そこで今回は、ネイリスト検定2級を受験するならチェックしておきたいアートテーマやアートをきれいに仕上げるコツをご紹介します。ネイリスト検定2級の実技試験でチェックされるポイントや減点・失格対象となる項目についても解説するので、ぜひご参考にしてください。

ネイリスト検定2級で出題されるアートとは

ネイリスト検定2級では「フラットアート」が出題されます。
フラットアートとは、表面に凹凸がないアートの総称です。アクリル絵の具でアートを施したりエアーブラシで模様を描いたりするだけでなく、シールを使ったデザインもフラットアートと呼びます。

ただし、ネイリスト検定2級ではアート用シールやドットペンの使用を禁止しています。ナチュラルスキンカラー以外のベースカラー1色を塗布した爪に、アクリル絵の具と筆を用いてデザインを施します。アートにはラメやストーン、ホログラムを使用しても問題ありません。

ネイリスト検定2級の過去のアートテーマ

ネイリスト検定2級のアートテーマは毎回変わります。出題されるアートテーマは、季節のイベントや自然を表したものなど、実際のネイルサロンでオーダーされることの多いデザインが選ばれている傾向にあります。
過去には以下のようなアートテーマが出題されました。

試験年 春期 冬期
2021年 四つ葉のクローバー
2020年 松竹梅
2019年 気球 クリスマス

ネイリスト検定2級のアートをきれいに仕上げるコツ

ネイリスト検定2級のアートをきれいに仕上げるコツ

ネイリスト検定2級の実技試験課題であるアートをきれいに仕上げるには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。合格するためにも、アートの練習を行う際は以下の2点を意識しましょう。

バランスを考える

ネイルアートはバランスが重要です。アートの大きさや配置を変えるだけで、かなり印象が異なります。爪のサイズを考慮した上で、使用するポリッシュのカラーやアートのサイズ、配置を決めましょう。仕上がりのバランスをイメージしながらアートを施すのがおすすめです。
ラメやストーン、ホログラムを使うと華やかになりますが、乗せすぎるとアートが映えなくなってしまうだけでなく、バランスが悪くなるため注意してください。

ベースや絵の具はしっかりと乾かす

ベースカラーや絵の具はしっかりと乾かしてからトップコートを重ねることが重要です。万が一、ベースカラーやアートの絵の具が乾いていない状態でトップコートを重ねると、せっかくのデザインがよれてしまいます。乾かす時間を確保するためにも、素早くアートを描くことが大切です。

ネイリスト検定2級の実技試験でチェックされるポイント

ネイリスト検定2級の実技試験は、各項目5点満点で採点されます。不備があると減点されていくため、合格基準を満たすためにも事前審査と実技審査でどのような項目がチェックされるのか覚えておきましょう。

事前審査

ネイリスト検定2級の事前審査では、以下の項目がチェックされます。

・テーブルセッティング
・消毒管理
・モデルの爪

上述した項目が不適切な場合は、減点・失格対象となるため注意しましょう。

実技試験

ネイリスト検定2級の実技試験では、以下の項目がチェックされます。

・ラウンドの仕上がり
・ファイルストローク(工程含む)
・ニッパーハンドリング
・ネイルケアの仕上がり
・ネイルプッシャーの使用方法
・カラーリング(工程含む)
・クリーンナップの仕上がり
・ネイルアート
・チップ&ラップ(装着状態・仕上がり含む)
・全体の仕上がりとサロンワーク

それぞれの項目は5点満点で採点され、50点満点中38点以上獲得すれば合格になります。

ネイリスト検定2級 実技試験の減点・失格対象

ネイリスト検定2級 実技試験の減点・失格対象

ネイリスト検定2級の実技試験では、どのような項目が減点・失格対象となるのでしょうか。あらかじめチェックしていないと気付かないうちに減点・失格となる可能性があるため、受験前に必ず確認しておきましょう。

減点対象

ネイリスト検定2級の実技試験で減点対象となる項目は以下の通りです。

・忘れ物をした場合
・手指消毒から行わない場合
・受験票の写真がスナップ写真や加工した写真だった場合
・モデルが条件を満たしていない場合
・品名ラベルが正しく貼られていなかった場合
・ウェットステリライザーにネイルニッパーを入れていない場合
・テーブルセッティングに不備があった場合
・カラーリングが指定より薄すぎる、または濃すぎる場合
・手指にダメージを与えた場合
・私語が多い場合やマナーが悪い場合
・イクステンションとリペアの爪がナチュラルネイルの色と形に合っていない場合
・事前にモデルの爪が手入れされていた場合
・カラーリングやフラットアートの仕上げにトップコートを塗っていない場合
・事前のカラーポリッシュが手抜き、または指定色以外の場合
・2級試験の後半で手指消毒から行わない場合
・2級試験の後半で前半試験と同じ工程を行った場合
・イクステンションとチップ&ラップのサンディングを行っていない場合
・イクステンションとリペアを合わせて3本施している場合
・イクステンションとリペア以外のナチュラルネイルにウォッシャブルファイルを使用した場合
・ブラシダウンを行わなかった場合

ネイリスト検定2級の実技試験は前半と後半に分けて行われます。前半が「ネイルケア」、後半が「チップ&ラップ」「カラーリング」「ネイルアート」です。先述した通り、試験後半で前半と同じ交代を行った場合は減点対象となるため注意しましょう。

失格対象

ネイリスト検定2級の実技試験で失格対象となる項目は以下の通りです。

・遅刻した場合
・カンニングなどの不正行為を行った場合
・手指間違いした場合
・事前審査や実技審査終了後に作品に手を触れたり手を加えたりした場合
・忘れ物をした場合や事前審査開始後に貸し借りを行った場合
・事前にモデルの爪にカラーポリッシュを塗っていない場合
・指定色以外を塗布した場合
・試験管の指示に従わない場合
・受験生、モデルともに手指への出血を伴うダメージを与えた場合
・モデルが受験生にアドバイスや手助けを行った場合
・メタルプッシャーを全ての指に使用していない場合
・ウォーターネイルケアを行っていない場合
・キューティクルニッパーを全ての指に使用していない場合
・使用を禁止している用具や用材をセッティングした場合
・用具と消毒液を入れたウェットステリライザーを用意していない場合
・2級前半試験で後半試験の内容を行った場合
・イクステンションとリペアを合わせて4本以上施している場合
・アートにシールやドットペンを使用した場合
・ネイルアートの図案を持ち込んだ場合
・減点が著しくひどい場合
・カラーリングのポリッシュを一度しか塗っていない場合
・プッシュアップとプッシュバックを全く行っていない場合
・試験運営に支障をきたすような行為があった場合

ネイリスト検定2級の合格へ向けてフラットアートを学ぼう

ネイリスト検定2級の実技試験は、3級の実技試験と比較するとかなり難易度が上がります。
とくに施術工程やアートの仕上がりは合否を左右するため、間違えてしまわないように繰り返し練習を行うことが大切です。フラットアートのテーマを確認したらすぐに練習に入りましょう。なるべく早い段階でデザイン決めを行い、同じデザインを何度も練習するのがおすすめです。

ネイリスト検定2級は独学で合格できる方もいます。しかし、技術力アップを狙うのであればネイルスクールへ通うのがおすすめです。ネイルスクールなら試験対策がしっかりと行えるだけでなく、プロの講師から直接指導を受けることができます。苦手を克服して自信を持って試験に挑むことができるでしょう。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定 2級の合格率を上げるコツを伝授!

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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