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ネイリスト検定の合格率は何%?各級の勉強方法から合格のポイントまでご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
ネイリストを目指すなら、まず取得しておきたい資格に「ネイリスト検定」があります。勉強をろくにせずとも簡単に取得できる資格ではないので、ネイリスト検定がどのような試験内容なのかを把握しておくことが大切です。
そこで今回は、ネイリスト検定の合格率とともに各級の試験内容と勉強方法をご紹介します。ぜひご参考にしてください。
各級のネイリスト検定の合格率は何%?
ネイリスト検定は3級・2級・1級の3段階に分かれており、なかでも難しいといわれているのが1級です。それぞれの合格率は以下のとおりです。
各級 | 2022年春期の合格率 | 2022年夏期の合格率 | 2021年秋期までの累計合格率 |
---|---|---|---|
3級 | 91.4% | 91.1% | 84.40% |
2級 | 62.4% | 54.9% | 41.78% |
1級 | 54.4% | − | 38.25% |
3級の合格率は91.4%
ネイリスト検定3級の合格率は、2022年春期だと91.4%、2021年秋期までの累計合格率は84.40%です。合格率を見てもわかるように、3級は比較的取得しやすい資格といえます。そのため、趣味でネイルを楽しむ方でも合格できる可能性はあるでしょう。
なお、ネイリスト検定3級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上。実技試験は50点満点中38点以上で合格となります。
2級の合格率は62.4%
ネイリスト検定2級の合格率は、2022年春期だと62.4%、2021年秋期までの累計合格率は41.78%です。2級はサロンワークで必要とされるレベルの知識と技術が求められます。これにより、3級に比べると難易度が上がります。
なお、ネイリスト検定2級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上です。実技試験に関しては、50点満点中38点以上で合格となります。
1級の合格率は54.4%
ネイリスト検定1級の合格率は、2022年春期だと54.4%、2021年秋期までの累計合格率は38.25%です。合格率を見ると、ネイリスト検定1級を取得できるのは半数ほど。前述したように、1級はネイリスト検定のなかでも最上級なため、もっとも難易度の高い資格となっています。
なお、ネイリスト検定1級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上。実技試験の合格ラインは、50点満点中38点以上です。
ネイリスト検定3級の合格のポイント
ネイリスト検定3級に合格するためにも、試験内容と勉強方法を押さえておきましょう。
試験内容
ネイリスト検定3級は、「ネイルケア・ネイルアートに関する基本的な知識と技術」が求められます。ネイルに関する基礎を修得しているかをはかる資格なので、さほど難しくありません。ただし、勉強を疎かにすると合格することは困難なため、試験内容を押さえて勉強するようにしましょう。
まず、筆記試験は択一問題・マークシート形式となっており、制限時間は30分です。
筆記試験で出題される内容は、「衛生と消毒」「爪の構造(皮膚科学)」「爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)」「ネイルケアの手順」などが挙げられます。これらはすべて、ネイリスト技能検定試験の公式問題集に記載されている内容から出題されます。
ネイリスト検定3級の実技試験に関しては、事前審査が10分、実技が70分です。
事前審査では、モデルの爪の状態やテーブルセッティング、消毒管理が適切かをチェックされます。不適切だと減点されたり失格になったりするので、一つひとつ丁寧に対応しましょう。
実技試験では、大きく分けて「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3つの項目で審査されます。
なお、ネイリスト検定3級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級では時間配分が大切!合格するためのポイント
勉強方法
ネイリスト検定3級はネイルケア・ネイルアートに関する基礎問題が出題されるため、独学でも合格できる可能性があります。ただし、合格するには1〜3ヶ月近くは勉強しなければなりません。初めて受験するなら、1日2〜3時間は勉強時間を確保するようにしましょう。併せて、実技試験の練習も並行して行うことが大切です。
ネイリスト検定2級の合格のポイント
ネイリスト検定2級の試験内容と勉強方法は以下のとおりです。
試験内容
ネイリスト検定2級は、「サロンワークで通用するネイルケアやチップ&ラップ、リペア、アートに関する知識と技術」が求められます。このため、多くのネイルサロンでは求人募集要項に「ネイリスト検定2級以上の取得者」と記載されていることがほとんどです。
2級の筆記試験の制限時間は35分。3級の内容にプラスしてチップ&ラップの手順やプロフェッショナリズムについて出題されることがあります。3級で基礎は身につけているとはいえ、2級の試験範囲は広くなるためしっかり勉強して準備しておきましょう。
実技試験の制限時間に関しては、事前審査が10分と3級と変わりませんが、実技が前半35分、後半55分となっています。
試験内容については前半で「ネイルケア」、後半で「チップ&ラップ」「カラーリング」「ネイルアート」を行います。時間内にすべて終わらせることはもちろん、仕上がりも重視されるのでいかに丁寧かつスピーディーに行えるかが合格のカギとなります。
なお、ネイリスト検定2級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定 2級の合格率を上げるコツを伝授!
勉強方法
ネイリスト検定2級の筆記試験も公式問題集から出題されるため、繰り返し問題を解いてしっかり理解することが大切です。また、実技試験の練習も並行して行いましょう。
毎日勉強時間を確保できるのであれば、2級も独学で合格できる可能性はあります。ただし、2級は3級に比べて実技試験が難しくなります。自分の手、もしくはトレーニングハンドで練習をしていると、人の手の施術への不慣れから試験本番では本来の力を発揮できないなんてことも……。そうした事態を防ぐためにも、実技試験の練習をする際は定期的に人の手でも行うようにしましょう。くわえて、練習のときから時間配分を意識することも試験に合格するためには必要です。
ネイリスト検定1級の合格のポイント
ネイリスト検定1級に合格するために押さえておきたい試験内容と勉強方法は以下のとおりです。
試験内容
ネイリスト検定1級は、「トップレベルのネイリストとして必要な知識と技術」が求められます。ネイルサロンで働いているプロですら、取得することが難しいといわれている資格です。
そんなネイリスト検定1級の筆記試験の制限時間は40分。出題される範囲がさらに広くなり、3級・2級で勉強する知識に加え、イクステンションの手順やその他実践的施術全般などが出題されます。
実技試験の制限時間に関しては、事前審査が10分、実技が160分です。
試験内容は、大きく分けると「ネイルイクステンション」と「ネイルアート」の2つです。ネイルイクステンションでは、スカルプチュアネイルとチップ&オーバーレイを施します。
ネイルアートでは、ミックスメディアアートを施さなければなりません。これらを制限時間内に終わらせることすら難しいといわれているため、ネイリスト検定1級は難易度が高くなっています。
なお、ネイリスト検定1級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
>>>併せて読みたい!ネイリスト検定 1級試験の手順や合格のコツについて
勉強方法
ネイリスト検定1級に合格するには、筆記試験・実技試験どちらにも十分な勉強時間を確保する必要があります。とくに実技試験は前述したように制限時間内に終わらせることが難しいので、時間配分に注意しなければなりません。そのため、スピーディーに仕上げることを意識して練習することが大切です。ただし、制限時間内に終わったとしても仕上がりが悪ければ減点され、不合格になってしまうこともあります。そうならないためにも、仕上がりのよさも重要です。
独学だと、時間は確認できても仕上がりのよさを自分で判断するのは困難です。この点を踏まえると、ネイリスト検定1級は独学で合格するのは難しいといえるでしょう。プロの目で出来映えをチェックしてもらうためにも、ネイリスト検定1級に合格を目指すならネイルスクールに通うのがおすすめといえます。
なお、黒崎えり子ネイルスクールでは、日本ネイリスト協会認定講師による検定対策を行っています。検定試験に合格するまでサポートが受けられる「検定合格保証制度」も取り入れているため、試験に集中して挑むことができます。
黒崎えり子ネイルスクールの検定・資格サポートについてはこちらdouble_arrow
まとめ
ネイリスト検定は3級・2級・1級の3段階に分かれており、それぞれで求められる知識と技術が異なります。
3級はネイルの基礎が習得できているかどうかをはかる資格なので、合格率を見てもわかるように独学でも取得しやすい資格です。しかし、2級はネイルサロンで求められる資格です。そのため、2級は独学だと取得が難しくなる傾向にあります。1級はプロのネイリストでも取得が難しい資格で、合格率がグンと下がります。ネイリスト検定に合格するためにも、プロの講師から学べるネイルスクールに通って学習するのがおすすめです。