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ネイリスト検定の合格率はどれくらい?各級の試験概要と合格率をチェック - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ネイリスト検定の合格率はどれくらい?各級の試験概要と合格率をチェック

ネイリストを目指すなら、まず取得しておきたい資格に「ネイリスト検定」があります。勉強をしないと取得できる資格ではないので、ネイリスト検定がどのような試験内容なのかを把握しておくことが大切です。

そこで今回は、ネイリスト検定の合格率とともに各級の試験内容と勉強方法をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

合格率は高い?低い?ネイリスト検定とは

合格率は高い?低い?ネイリスト検定とは

ネイリスト検定は、「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(通称:JNEC)」が主催する試験です。正しい施術を行えるよう、ネイルの技術と知識向上のために実施しており、検定開始から27年目を迎える歴史のある検定試験です。これまでに受験した人数は960,000人以上といわれています。

ネイリスト検定は3級・2級・1級の3段階あり、1級が最上級です。飛び級はできないため、まずは3級から取得する必要があります。

合格率をチェックする前に知っておきたい!ネイリスト検定を取得するメリット

合格率をチェックする前に知っておきたい!ネイリスト検定を取得するメリット

では、ネイリスト検定を取得することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。以下にてご紹介します。

正しい技術と知識が修得できる

ネイルはプロの方でなくても施せますが、適切な対応をしないとグリーンネイルや爪水虫、爪甲剥離症などを引き起こす恐れがあります。そのようなトラブルを防ぐためにも、ネイルを施す場合は適切な対応が求められます。くわえて、ネイルに関する知識も不可欠です。

ネイリスト検定を取得することにより、正しい技術と知識を持っていることを証明することが可能です。資格がないとどのくらいの技術と知識を持っているのかわからないもの。しかし、資格があることである程度把握することができ、お客さまの安心感につながります。

就職しやすくなる

ネイリストには国家資格がないため、ネイルサロンが採用してくれればすぐに働くことができます。しかし、前述したようにネイルを施すには正しい技術と知識を身につけていないといけません。この理由により、多くのネイルサロンでは「ネイリスト検定2級以上」と条件を設けています。

ネイリスト検定を取得すると、技術と知識があることを証明できるため就職が有利に働きます。とはいえ、ネイルサロンではネイリスト検定2級以上が求められるため、2級を取得しておくことが大切です。

働き方の選択肢が増える

ネイリスト検定を取得しているとお客さまから信頼を得られやすくなるため、以下のような働き方ができます。

・自宅や賃貸物件を利用してネイルサロンを開業する
・面貸しを利用して働く
・業務委託として働く
・訪問型として働く

また、ネイルスクールの講師として働くこともできます。ただし、ネイルスクールの講師になるにはネイリスト検定だけでなく、ジェルネイル検定やネイルサロン衛生管理士の資格取得はもちろん、プロとしての実務経験も求められます。ハードルは高いものの、ネイリスト検定を取得することによってネイルスクール講師への道を一歩進むことができます。

各級のネイリスト検定の概要と合格率

ネイリスト検定は3級・2級・1級の3段階に分かれており、なかでも難しいといわれているのが1級です。それぞれの合格率は以下のとおりです。

2023年春期までの累計 受験者数 合格者数 合格率
1級 154,721人 60,340人 39.00%
2級 335,727人 143,647人 42.79%
3級 475,813人 403,460人 84.79%
TOTAL 966,261人 607,447人 62.87%

3級の合格率は90.3%

ネイリスト検定3級の合格率は、90.3%です。ただし、この合格率は2023年秋期のデータであり、毎回90%以上もの人が合格できるわけではありません。2023年夏期は89.5%と、90%を下回っています。

対象 受験者数 合格者数 合格率
2022年冬期 5,494人 4,891人 89.0%
2022年春期 3,657人 3,344人 91.4%
2022年夏期 5,881人 5,355人 91.1%
2022年秋期 8,203人 7,431人 90.6%
2023年夏期 5,066人 4,533人 89.5%
2023年秋期 3,801人 3,433人 90.3%

ネイリスト検定3級に求められるのは、ネイルケアとネイルアートに関する基本的な技術と知識です。そのため、勉強していれば比較的取得しやすい資格といえます。趣味でネイルを楽しむ方でも合格できる可能性はあるでしょう。

なお、ネイリスト検定3級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上。実技試験は50点満点中38点以上で合格となります。

2級の合格率は59.3%

2023年秋期の合格率は、59.3%です。過去の合格率は以下のとおりです。

対象 受験者数 合格者数 合格率
2022年冬期 2,862人 1,677人 58.6%
2022年春期 3,662人 2,285人 62.4%
2022年夏期 3,374人 1,854人 54.9%
2022年秋期 3,515人 2,105人 59.9%
2023年夏期 3,041人 1,695人 55.7%
2023年秋期 3,708人 2,199人 59.3%

ネイリスト検定2級はサロンワークで必要とされるレベルの技術と知識が求められます。これにより、3級に比べると難易度が上がります。

なお、ネイリスト検定2級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上です。実技試験に関しては、50点満点中38点以上で合格となります。

1級の合格率は52.4%

2023年秋期の合格率は、52.4%です。過去の合格率は以下のとおりです。

対象 受験者数 合格者数 合格率
2021年春期 1,155人 614人 53.2%
2021年秋期 2,397人 1,275人 53.2%
2022年春期 2,524人 1,372人 54.4%
2022年秋期 2,822人 1,446人 51.2%
2023年春期 2,787人 1,459人 52.4%

合格率を見ると、ネイリスト検定1級を取得できるのは半数ほど。前述したように、1級はネイリスト検定のなかでも最上級なため、もっとも難易度の高い資格となっています。

なお、ネイリスト検定1級、筆記試験の合格ラインは100点満点中80点以上。実技試験の合格ラインは、50点満点中38点以上です。

ネイリスト検定3級の合格のポイント

ネイリスト検定3級の合格のポイント

ネイリスト検定3級に合格するためにも、試験内容と勉強方法を押さえておきましょう。

試験内容

ネイリスト検定3級は、「ネイルケア・ネイルアートに関する基本的な技術と知識」が求められます。ネイルに関する基礎を修得しているかをはかる資格なので、さほど難しくありません。ただし、勉強を疎かにすると合格することは困難なため、試験内容を押さえて勉強するようにしましょう。

制限時間

試験内容

筆記試験

30分

択一問題・マークシート形式。
出題される内容は、「衛生と消毒」「爪の構造(皮膚科学)」「爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)」「ネイルケアの手順」です。これらはすべて、ネイリスト技能検定試験の公式問題集に記載されている内容から出題されます。

事前審査

10分

モデルの爪の状態やテーブルセッティング、消毒管理が適切かをチェックされます。

実技試験

65分

大きく分けて「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の3つの項目で審査されます。

なお、ネイリスト検定3級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定3級の筆記・実技試験対策!合格するためのポイント

勉強方法

ネイリスト検定3級はネイルケア・ネイルアートに関する基礎問題が出題されるため、独学でも合格できる可能性があります。ただし、合格するには1〜3ヶ月近くは勉強しなければなりません。初めて受験するなら、1日2〜3時間は勉強時間を確保するようにしましょう。併せて、実技試験の練習も並行して行うことが大切です。

ネイリスト検定2級の合格のポイント

ネイリスト検定2級の試験内容と勉強方法は以下のとおりです。

試験内容

ネイリスト検定2級は、「サロンワークで通用するネイルケアやチップ&ラップ、リペア、アートに関する技術と知識」が求められます。このため、多くのネイルサロンでは求人募集要項に「ネイリスト検定2級以上の取得者」と記載されていることがほとんどです。

制限時間

試験内容

筆記試験

35分

3級の内容にプラスしてチップ&ラップの手順やプロフェッショナリズムについて出題されることがあります。

事前審査

10分

モデルの爪の状態やテーブルセッティング、消毒管理が適切かをチェックされます。

実技試験

30分

前半で、「ネイルケア」を行います。

55分

後半で、「チップ&ラップ」「カラーリング」「ネイルアート」を行います。

なお、ネイリスト検定2級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定2級の合格率はどれくらい?合格するためのポイントをチェック

勉強方法

ネイリスト検定2級の筆記試験も公式問題集から出題されるため、繰り返し問題を解いてしっかり理解することが大切です。また、実技試験の練習も並行して行いましょう。
毎日勉強時間を確保できるのであれば、2級も独学で合格できる可能性はあります。ただし、2級は3級に比べて実技試験が難しくなります。自分の手、もしくはトレーニングハンドで練習をしていると、人の手の施術への不慣れから試験本番では本来の力を発揮できないなんてことも。そうした事態を防ぐためにも、実技試験の練習をする際は定期的に人の手でも行うようにしましょう。くわえて、練習のときから時間配分を意識することも試験に合格するためには必要です。

ネイリスト検定1級の合格のポイント

ネイリスト検定1級の合格のポイント

ネイリスト検定1級に合格するために押さえておきたい試験内容と勉強方法は以下のとおりです。

試験内容

ネイリスト検定1級は、「トップレベルのネイリストとして必要な技術と知識」が求められます。ネイルサロンで働いているプロですら、取得することが難しいといわれている資格です。

制限時間

試験内容

筆記試験

40分

出題される範囲がさらに広くなり、3級・2級で勉強する知識に加え、イクステンションの手順やその他実践的施術全般などが出題されます。

事前審査

10分

モデルの爪の状態やテーブルセッティング、消毒管理が適切かをチェックされます。

実技試験

65分

大きく分けると「ネイルイクステンション」と「ネイルアート」の2つです。ネイルイクステンションでは、スカルプチュアネイルとチップ&オーバーレイを施します。
ネイルアートでは、ミックスメディアアートを施します。

なお、ネイリスト検定1級の詳細については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

>>>併せて読みたい!ネイリスト検定1級はどのような資格?難易度が高い理由とは

勉強方法

ネイリスト検定1級に合格するには、筆記試験・実技試験どちらにも十分な勉強時間を確保する必要があります。とくに実技試験は制限時間内に終わらせることが難しいので、時間配分に注意しなければなりません。そのため、スピーディーに仕上げることを意識して練習することが大切です。
ただし、制限時間内に終わったとしても仕上がりが悪ければ減点され、不合格になってしまうこともあります。そうならないためにも、仕上がりのよさも重要です。
独学だと、時間は確認できても仕上がりのよさを自分で判断するのは困難です。この点を踏まえると、ネイリスト検定1級は独学で合格するのは難しいといえるでしょう。プロの目で出来映えをチェックしてもらうためにも、ネイリスト検定1級に合格を目指すならネイルスクールに通うのがおすすめといえます。

合格率を把握したらネイリスト検定のスケジュールと申し込み方法をチェック

合格率を把握したらネイリスト検定のスケジュールと申し込み方法をチェック

ネイリスト検定は毎月実施されているわけではありません。そのため、受験する方はスケジュールを確認しておくことが大切です。また、スムーズに申し込みができるよう申し込み方法も把握しておきましょう。

2023年・2024年の検定スケジュール

2023年・2024年の検定スケジュールは以下のとおりです。

試験年度 試験開催期 試験開催日程 実技試験(1級、2級)のパターン 受験申込期間
2023年 秋期(10月) 1級:10月14日(土) Bパターン 2023年
8月1日(火)~8月31日(木)
2級:10月15日(日) Bパターン(ピンク系)
3級:10月22日(日)
2024年 冬期(1月) 2級:1月20日(土) Bパターン(ピンク系) 2023年
11月1日(水)~11月30日(木)
3級:1月21日(日)
春期(4月) 1級:4月13日(土) Aパターン 2024年
2月1日(木)~2月29日(木)
2級:4月14日(日) Aパターン(赤)
3級:4月21日(日)
夏期(7月) 2級:7月13日(土) Aパターン(赤) 2024年
5月1日(水)~5月31日(金)
3級:7月14日(日)

なお、スケジュールは変更になる場合があるため、定期的に「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター」のサイトを確認しましょう。

参照:技能検定試験 概要|公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター

申し込み方法

ネイリスト検定試験を受ける場合は、インターネットから申し込みを行います。
申し込みの前に試験要項を読み、試験に必要なものや注意点などをあらかじめ確認しておきましょう。

受験申込期間中に「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター」のサイトへアクセスし、専用フォームにて申し込みを行います。
必要情報を入力したら、「クレジットカード決済」「コンビニ決済」のどちらかを選択します。コンビニ決済の場合は、申し込みが完了したら​​払込票番号が表示されます。払込用紙は送付されないため、必ずメモを取るようにしましょう。また、コンビニ決済は登録完了後、3日以内に支払います。支払い期限を過ぎるとコンビニで支払いができなくなるうえ、申し込みが無効になります。登録完了後は、速やかに支払うことが大切です。

なお、「JNEC認定モデルハンドを持参する」を選択する場合は、JNEC認定モデルハンドを受験日に持参しなければなりません。受験当日までに用意できなかった場合は受験ができないため、事前に用意してから申し込みをすることをおすすめします。

ネイリスト検定の合格率アップを目指すなら黒崎えり子ネイルスクールへ

ネイリスト検定は3級・2級・1級の3段階に分かれており、それぞれで求められる技術と知識が異なります。
3級はネイルの基礎が習得できているかどうかをはかる資格なので、合格率を見てもわかるように独学でも取得しやすい資格です。しかし、2級はネイルサロンで求められる資格です。そのため、2級は独学だと取得が難しくなる傾向にあります。1級はプロのネイリストでも取得が難しい資格で、合格率がグンと下がります。ネイリスト検定に合格するためにも、プロの講師から学べるネイルスクールに通って学習するのがおすすめです。

なお、黒崎えり子ネイルスクールでは、日本ネイリスト協会認定講師による検定対策を行っています。検定試験に合格するまでサポートが受けられる「検定合格保証制度」も取り入れているため、試験に集中して挑むことができます。ネイリスト検定の資格を取得したい方は、ぜひ当スクールをご利用ください。

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期間:12/17(日)まで

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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