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【2025年7月】ネイリストは資格なしでもなれる?必要な資格の種類と取り方について - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ネイリストがネイルアートをしている手元の画像

ネイリストの仕事に憧れを抱いても「どう始めればいいかわからない」「そもそも資格は必要?」などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、資格なしでもネイリストになれるのか、資格取得のメリットや各検定の特徴、資格の取り方まで、詳しく解説します。

ネイリストは資格なしでもなれる?

ネイリストが爪の形を整えている画像

結論からいうと、ネイリストには資格なしでもなることができます。国家資格のような特別な資格はなく、無資格でもネイルサロンで働いたり、自分のサロンを開業したりすることも可能です。

ただし、実際の現場では資格がある方が圧倒的に有利。多くのネイルサロンでは「ネイリスト技能検定2級以上」を応募条件にしており、無資格だと書類選考で不利になったり、雇用形態や給与面で差が出たりすることもあります。

では、実際にネイリストになるために、どんなステップを踏めばよいのかを次から詳しく解説していきます。

ネイリストになるためのステップ

STEP1、2、3と書かれたネイリストになるためのステップを表す画像

ネイリストになるには、ネイルの知識とスキルを身につける→資格を取得する→サロンへ就職するといった流れが一般的です。未経験からでも目指せる職業ですが、確かな技術と資格を備えておくことで、働き方の幅や将来のキャリアの可能性が広がります。ここでは、ネイリストになるための3ステップを具体的に紹介します。

STEP1:ネイルに関する知識とスキルを身につける

未経験でも採用してくれるネイルサロンはありますが、即戦力人材を求める場合がほとんど。そのため、事前にある程度の知識やスキルを身につけておくことが望ましいです。

ネイリストとして必要な基礎技術を学ぶ方法にはいくつかあり、代表的なのは、ネイルスクール、美容専門学校、通信講座、そして独学の4つ。自分のライフスタイルや目標に合わせて、学び方を選択するのがおすすめです。

STEP2:ネイリストの資格を取得する

冒頭でも紹介した通り、ネイリストとして働くのに資格は必須ではありません。しかし、実際に働くことを考えるなら、資格の取得は前提と言っても過言ではないでしょう。

多くのネイルサロンでは、「ネイリスト技能検定(JNEC)」や「ジェルネイル技能検定(JNA)」の取得を採用条件にしています。就職を有利に進めたいなら、早めに取得しておくのが望ましいでしょう。

STEP3:ネイルサロンへ就職する

資格やスキルを身につけたら、いよいよネイルサロンへ就職。いきなり独立してサロンを開く道もありますが、まずはネイルサロンに就職して経験を積むのが基本です。

サロンでは、実際の施術だけでなく、接客マナーやお客様対応、サロンワークの流れなど、現場でしか学べないスキルも習得できます。なかには未経験・無資格でも応募できる求人もあるため、もしも「できるだけ早くネイリストになりたい」ということであれば、働きながら学ぶというのも選択肢のひとつです。

資格なしよりも資格ありのほうがよい!資格取得のメリット

ネイリストがネイルケアをしている手元の画像

では、ネイリストの資格を取得するのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

知識と技術を証明できる

ネイルの資格を持っていなくてもネイリストになることはできますが、資格を取得していればお客さまに知識や技術を要していることでの安心感を与えることができます。

「技術さえあれば資格の有無はお客さまに関係ないのでは?」と考える方もいますが、お客さまによっては資格の有無をネイルサロン選びの指標にしていることがあります。独立開業を考えている場合も資格は取得しておいたほうがよいでしょう。

就職先の幅が広がる

就職先の幅が広がるのもネイルの資格取得で得られるアドバンテージです。多くのネイルサロンの求人応募資格には「ネイリスト技能検定 2級以上の方」などの条件が記載されています。
資格なしの場合、条件を満たしていないため応募できません。しかし、応募条件の資格を取得していれば求人に応募でき、応募できる求人が増えることで、就職先の幅が広がります。

自信がつく

資格なしの場合、就職先がなかなか見つからないと「やっぱり資格を持っていないから……」と諦めがちです。しかし、資格があれば「ネイルに関してこれだけの知識や技術を持っている」という自信につながるため、何度でもチャレンジする前向きなメンタリティを維持しやすくなります。また、現時点での自分の力も把握しやすいので、今後はどのようなことを学べばよいのかポジティブに考えることができるでしょう。

給料アップが期待できる

資格の「あり」「なし」によって、給与に差があるネイルサロンもあります。こうしたサロンでは上位資格を取得すると手当がつくため、給料アップが期待できます。また、上位資格を持っていれば転職時にも有利に働くため、さらなる昇給を目指すこともできるでしょう。

一流のネイリストを目指すために必要な資格

ネイルの資格勉強をしている女性の画像

「ネイルの資格」と一言でいってもさまざまな種類があります。そこで、以下では一流のネイリストを目指すために必要な資格をご紹介します。取得する資格によって給与は変わるので、その点も念頭に置くとよいでしょう。

ネイリスト技能検定

ネイリスト技能検定とは、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)主催の検定試験です。3級〜1級の3段階に分かれており、筆記試験と実技試験の両方に合格すると資格を取得できます。

ネイリスト技能検定 3級は、ネイルケア・ネイルアートの基礎知識や技術をはかる試験です。ある程度の知識・技術を身につけてさえいれば合格できる資格なので、難易度は高くありません。

ネイリスト技能検定 3級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/実技試験(65分)
試験内容:ネイルケア/カラーリング/ネイルアート(フラットアート)

筆記試験:択一式問題(マークシート)(30分)
出題範囲 : ネイルの歴史/衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順 等

合格率(2024年秋期) 85.24%
合格基準 実技試験:38点以上/50点
筆記試験:80点以上/100点
受験料(2025年時点) 6,800円(内消費税618円)
受験資格 義務教育終了者

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ネイリスト技能検定 2級はネイルケア・ネイルアート、チップ&ラップなどサロンワークで必要な知識や技術が身についているかをはかる試験です。ネイルサロンの募集資格になっていることが多いため、取得しておきたい資格といえるでしょう。ただし、飛び級はできないので2級を受けるには3級に合格しなければなりません。

ネイリスト技能検定 2級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/実技試験(85分) 
試験内容:ネイルケア/チップ&ラップ/カラーリング/ネイルアート(フラットアート)

筆記試験:択一式問題(マークシート)(35分)
出題範囲 : ネイルの歴史/衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/リペアの種類及びチップ & ラップの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム 等

合格率(2024年秋期) 43.54%
合格基準 実技試験:38点以上/50点
筆記試験:80点以上/100点
受験料(2025年時点) 9,800円(内消費税1,136円)
受験資格 JNECネイリスト技能検定試験 3級資格取得者

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ネイリスト技能検定 1級は、トップネイリストに必要不可欠とされる総合的な知識・技術を身につけているかを問われる試験です。ネイルの美しさが重視されるので、ハイレベルな技術が必要になります。2級に比べて難易度が格段に上がるため独学で取得するのは難しいといえるでしょう。

ネイリスト技能検定 1級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/実技試験(150分)
試験内容:ネイルイクステンション(スカルプチュアネイル、チップ&オーバ ーレイ)/ネイルアート(ミックスメディアアート)

筆記試験:択一式問題(マークシート)(40分)
出題範囲 : ネイルの歴史/衛生と消毒/化粧品学(材料、内容成分、効果等)/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/イクステンションの手順/その他実践的施術全般 /プロフェッショナリズム 等

合格率(2024年秋期) 39.62%
合格基準 実技試験:38点以上/50点
筆記試験:80点以上/100点
受験料(2025年時点) 12,500円(内消費税1,136円)
受験資格 JNECネイリスト技能検定試験 2級資格取得者

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ジェルネイル技能検定

ジェルネイル技能検定は、日本ネイリスト協会(JNA)主催の検定試験です。初級〜上級の3段階に分かれており、ネイリスト技能検定と同じく筆記試験と実技試験の両方に合格することで資格を取得できます。

ジェルネイル技能検定 初級は、ジェルネイルに関する基礎的な知識や技術が出題される試験です。難易度はそこまで高くないので、必要最低限の知識や技術を習得していれば独学であっても合格することができます。

ジェルネイル技能検定 初級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/第1課題(30分)/第2課題(60分)
第1課題内容
・両手10本:ネイルケア(手指消毒、ファイリング、キューティクルクリーンまで)
第2課題内容
・左手5本:ポリッシュカラーリング(赤)
・右手5本:ジェルカラーリング(赤)
・右手中指:ジェルアート

筆記試験:マークシート方式(30分)
出題内容 :
・ネイルに関する基礎知識:衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケア・ジェルネイルの手順
・ジェルネイルに関する基礎知識

合格基準 筆記試験・実技試験ともに100点満点のうち80点以上
受験料(2025年時点) 9,900円(内消費税900円)
受験資格 義務教育終了者

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ジェルネイル技能検定 中級はジェルでの長さだし、グラデーション、フレンチなどサロンワークで必要な知識や技術が身についているかをはかる試験です。ネイルサロンで提供されている内容が中心なので、取得すべき資格といえるでしょう。ジェルネイル技能検定も飛び級ができないので、初級からの取得が必須です。

ジェルネイル技能検定 中級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/第1課題(30分)/第2課題(75分)
第1課題内容
・左手5本:ネイルケア・カラーリング(手指消毒、ファイリング、キューティクルクリーン、カラーリングまで)
第2課題内容
・左手5本:ジェルフレンチカラーリング
・右手1本:ジェルオフ
・右手5本:ジェルグラデーション4本(中指以外)、ジェルイクステンション1本(中指)

筆記試験:マークシート方式(30分)
出題内容 :
・ネイルに関する基礎知識:衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケア・ジェルネイルの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム 等
・ジェルネイルに関する基礎知識・理論

合格基準 筆記試験は100点満点のうち80点以上、実技試験は100点満点のうち70点以上
受験料(2025年時点) 13,200円(内消費税1,200円)
受験資格 JNAジェルネイル技能検定試験初級資格取得者

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ジェルネイル技能検定 上級は、スペシャリストに必要不可欠とされる総合的な知識・技術を身につけているかをはかる試験になります。仕上がりの完成度が重要視されるので、高い技術力が必要な資格です。ネイリスト技能検定と同じく、独学で取得するのは困難といえるでしょう。

ジェルネイル技能検定 上級

試験内容 実技試験:事前審査(10分)/実技試験(75分)
実技試験内容
右手 人差指:ジェルクリアスカルプチュア
   中指:ジェルクリアスカルプチュア
   薬指:ジェルチップオーバーレイ+デザイン
左手 中指:ジェルチップオーバーレイ
   薬指:ジェルチップオーバーレイ+フレンチカラーリング

筆記試験:なし(実技試験のみ)

合格基準 実技試験は100点満点のうち70点以上
受験料(2025年時点) 16,500円(内消費税1,500円)
受験資格 JNAジェルネイル技能検定試験中級資格取得者

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ネイルサロン衛生管理士

ネイルサロン衛生管理士は、ジェルネイル技能検定と同じく日本ネイリスト協会(JNA)が主催する検定試験です。JNAが制定している「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」の普及と、現場で正しく活用していくことを目的に設けられました。

認定校で行われる約180分間の講習会を受講したあと、20分間の筆記テストに合格すれば資格取得となります。ネイルサロンでの実務経験は問われず、18歳以上ならどなたでも受験できるため、比較的取得しやすい資格といえます。

なお、ネイルサロン衛生管理士の資格には有効期限があります。取得年を含む3年目の12月末日が有効期限となっています。そこで継続手続きを行うことによって「永続認定」となり、以後は手続き不要で永久的に資格を保有し続けることができます。
ネイリストとしてスキルアップを目指す方や将来的に独立開業を検討している方は、取得しておきたい資格のひとつです。

ネイルサロン衛生管理士

試験内容 理論講習:180分
筆記試験:20分
合格基準 100点満点で80点以上
受験料(2025年時点) 一般価格:11,000円(税込)/ JNA会員価格:6,600円(税込)
受験資格 18歳以上の方
※18歳未満であっても、理美容専門学校やネイルスクール等でネイルを学んでいる方は対象

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JNAフットケア理論検定試験

JNAフットケア理論検定試験も日本ネイリスト協会(JNA)が主催する検定試験です。ネイリストが正しく安全なフットケア施術を行うために必要とされる、知識や技術の習得を問う内容となっています。
そのため、基本的な知識と技術を習得しているネイリストしか受験することができません。具体的な受験資格としては、「ネイリスト技能検定3級以上」「ジェルネイル技能検定初級以上」「ネイリスト技能検定国際試験3級以上」のいずれかの資格を取得している方のみとなっています。

認定校で行われる約120分のセミナーを受講したあと、30分間の筆記試験に合格すれば資格取得となります。セミナーと筆記試験の間に30分間の準備時間があるため、その間に自習することも可能です。

受験資格はどれも比較的難易度の低い資格が条件となっているだけでなく、検定当日に自習時間も確保できることから、ネイリストを目指している方にとってはそれほどハードルは高く感じないでしょう。JNAフットケア理論検定試験に合格したあとは、さらなる上位資格である認定講師資格試験に挑戦することもできます。上位資格は受験資格が一気に厳しくなるため、受験前に受験資格を満たしているかあらかじめご確認ください。

JNAフットケア理論検定試験

試験内容 セミナー:120分
筆記試験:30分
合格基準 100点満点で80点以上
受験料(2025年時点) 一般価格:8,800円(税込)/JNA会員価格:6,600円(税額)/テキスト代:3,300円(税込)
受験資格 次のいずれかの資格を取得している人
・JNECネイリスト技能検定試験3級以上
・JNAジェルネイル技能検定試験初級以上
・JNE国際ネイリスト技能検定試験3級以上

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ネイルスペシャリスト技能検定試験

ネイルスペシャリスト技能検定試験は、インターナショナル ネイル アソシエーション(INA)が主催する検定試験です。ネイルのスペシャリストとして正しい知識と技術を習得しているかを問う検定試験で、学生や初心者を対象としたA級/SA級、プロのネイリストを対象としたPA/AA/AAA級の2つに分けられています。

学生や初心者を対象としたA級/SA級はそれぞれで試験内容が異なり、実技試験80点以上獲得で合格となります。A級の出題内容はネイルケアとカラーリング(マット赤)、SA級の出題内容はネイルケアとチップオーバーレイ、カラーリング(パールホワイト)です。

一方プロのネイリストを対象としたPA/AA/AAA級の試験内容はすべて同じです。ネイルケアネイルチップとスカルプチュア(クリア・フレンチ)、カラーリング(マット赤・ホワイトパール)が出題され、実技試験で獲得した点数に応じて合格級が異なる仕組みです。60点以上獲得でPA級、70点以上獲得でAA級、80点以上獲得でAAA級に合格となります。

さらに学科試験は、すべての級においてネイル技術を提供するために必要な消毒衛生や爪・皮膚を含む人体の仕組みと病気、技術(テクニック)について出題されます。出題数50問のうち、40問以上正解で合格です。

ネイルスペシャリスト技能検定試験

試験内容 【実技試験】
A級:ネイルケア カラーリング(マット赤)
SA級:ネイルケア チップオーバーレイ カラーリング(パールホワイト)
PA/AA/AAA級:ネイルケアネイルチップ スカルプチュア(クリア・フレンチ) カラーリング(マット赤・ホワイトパール)
合格基準 【実技試験】
A級・SA級:80点以上で合格
PA/AA/AAA級:60点以上でPA級、70点以上でAA級、80点以上でAAA級が合格

【学科試験】
A級、SA級、PA/AA/AAA級ともに出題数50問のうち、40問以上正解(80点以上)で合格

​​​​​​​​​​>>>併せて読みたい!ネイリスト検定の主な種類とは?押さえておきたい検定の特徴と取得する順番

ネイリストになるためのルートと資格の取り方を説明するイラスト

ネイリストを目指すルートはさまざま。中学卒業後でも社会人になってからでもスタートできます。代表的なルートは「ネイルスクールや専門学校に通う方法」と「独学や通信講座で学ぶ方法」の2つ。いずれも、ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定などの資格取得を目指す点は共通です。

どの方法が自分に合っているかを見極めるために、それぞれの特徴やメリット・デメリットを押さえておくようにしましょう。

ネイルスクールに通う

ネイルスクールは、講師から直接技術を学べるため、効率的にスキルを習得しやすい方法です。検定対策カリキュラムが整っているスクールも多く、合格率アップが期待できます。

メリット ・講師のネイル技術を間近で見て学べる
・疑問点を即解決できる
・資格が取得しやすい
デメリット ・費用が高額になりがち
・通学時間が必要
費用目安 200万円程度(2年制目安)

ネイルスクールに通いたいものの経済的に厳しいという場合は、夜間コースがあるネイルスクール、もしくは資格取得に向けた短期コースがあるネイルスクールを選ぶと安価に抑えられる場合があります。

美容専門学校に通う

ネイリストコースなどを設けている美容専門学校にて、技術を学び、資格を取得するのもひとつの方法です。ネイルだけでなく、美容全般の知識や他職種の選択肢も広がります。

メリット ・美容全般の知識が学べる
・他の美容職への進路変更も可能
・就職サポートがある
デメリット ・費用が高額になりがち
・最低2年以上かかる
費用目安 150万〜300万円程度(2年制目安)

学費や通学期間がネックという場合は、夜間課程や通信課程を備えた学校を選ぶことで、費用を抑えつつ、ライフスタイルに合わせて学習できます。

通信教育で学ぶ

教材が自宅に届き、自分のペースで学べる通信講座。通信講座といっても、スクーリングや添削対応がある講座もあり、独学よりも安心して学べます。

メリット ・ネイルスクールや専門学校よりも費用が安い
・自宅で学べる
・講師による直接指導あり(※スクーリング制度があれば)
デメリット ・モチベーションの維持が難しい
・孤独を感じやすい
費用目安 5万〜10万円程度

モチベーションの維持や学習を継続できるか不安な場合は、スクーリング制度のある講座や、講師への質問・添削サポートが充実している通信講座を選ぶと安心です。

独学で学ぶ

できるだけ費用をかけず、自分のペースで学びたい人に向いているのが独学。ネイル道具や参考書を揃え、自力で資格取得を目指します。

メリット ・費用が安く済む
・時間や場所に縛られず学習できる
デメリット ・正しい技術を身につけづらい
・質問や指導を受けられない
費用目安 5万円以内

挫折しないためには、小さな行動を積み重ねる(毎日問題集を10問解くなど)ことを意識したり、作業時間を毎回測ったりと、独学を継続できる習慣を維持することが大切です。

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ネイリストの仕事内容

ネイリストがジェルネイルを塗布している画像

ネイリストの仕事は、ネイルケアやカラーなどの施術がメインですが、お客様に気持ちよく過ごしてもらうために、さまざまな業務をこなしています。

<具体的には>
・ネイル施術(爪のケア・カラー・アート・ジェル・スカルプなど)
・接客対応(電話・予約サイトなどでの予約確認・カウンセリングなど)
・店内清掃や器具の消毒など衛生管理
・デザイン提案・サンプル作成
・SNSやブログでの集客活動 など

予約の合間や開店・閉店前後の時間をうまく使って、効率よく業務を進める工夫が求められます。

>>>併せて読みたい!サロンワークとは?ネイリストの仕事内容やスキルアップのコツを伝授

ネイリストの年収は?

ネイリストの年収は、働く地域や雇用形態(正社員・アルバイト・業務委託など)によって大きく異なります。ただ、厚生労働省の「職業情報提供サイト(jobtag)」によると、ネイリストの全国の平均年収は329.5万円です。都市部では高収入を狙いやすく、たとえば東京都の平均年収は375.1万円と全国平均を上回っています。

※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の結果を加工して作成

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ネイリスト資格に関するよくある質問

ネイリストの資格は働きながら取得できますか?

もちろん可能です。実際に、仕事をしながらスクールに通って資格を取得する人も多くいます。授業は午前・午後・夜間に分かれているスクールもあるので、平日の仕事帰りや土日を活用して通学することができます。

ネイリストの資格は何歳から取得できますか?

資格によっては受験に年齢制限が設けられている場合もありますが、ネイルスクールに通うこと自体に年齢制限はありません。特別な学歴や資格も必要ないため、何歳からでもチャレンジできます。

資格なしでもネイリストにはなれるけれどネイルスクールに通うのがおすすめ

笑顔のネイリストの画像

ネイリストは国家資格ではないため、資格なしでもネイリストとして働くことができます。実際に資格なしのスタッフを採用しているネイルサロンもあるため、「資格なし・未経験OKのネイルサロンを探している」という方もいるようです。
しかし、資格なしだとお客さまへ施術することができなかったり、給与が資格保持者に比べて低かったりすることがあります。さらに、資格なしであるがためにお客さまからの指名がもらえないということもあるでしょう。ネイリストとして活躍するためにも、資格の取得を検討しましょう。このとき、独学や通信では技術の習得に限界があるため、ネイルスクールに通うことをおすすめします。

ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定などの資格取得に向けて学びたいと考えている場合は、検定合格保証制度付きの検定対策レッスンを行っている黒崎えり子ネイルスクールへお越しください。万が一試験に落ちてしまったとしても、合格できるまで何度でも無料でレッスンを受けることが可能です。本気でネイリストを目指す方をサポートいたしますので、ぜひご検討ください。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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