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シェラックネイルとは?簡単で爪にやさしいハイブリットネイルを紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

シェラックネイルとは?簡単で爪にやさしいハイブリットネイルを紹介

シェラックネイルとは、マニキュアとジェルネイルのよいところを持つネイルのことです。きれいに仕上げるにはある程度の技術が必要にはなりますが、ポイントを押さえていればネイルに不慣れな方であっても簡単にできます。

そこで今回は、シェラックネイルとジェルネイルの違いやメリット・デメリット、きれいに仕上げる方法などをご紹介します。シェラックネイルを試す前に、まずは知識を深めておくようにしましょう。

シェラックネイルとは

シェラックネイルとは、アメリカのCND(クリエイティブネイルデザイン)というメーカーが2010年に発売したネイルで、別名「クイックジェル」とも呼ばれています。マニキュアを塗る感覚でジェルネイルのようなツヤ感が出るので、マニキュアとジェルネイルの中間にあたる存在です。

ジェルネイルとの違い

シェラックネイルとジェルネイルの違いには、まず「成分」があげられます。
ジェルネイルはアクリル酸オリゴマーやメタクリル酸エステルモノマーなどの合成樹脂が含まれています。また、ジェルネイルにはUVライトを当てて硬化させることができる光重合開始剤も含まれているのが特徴です。それに対し、シェラックネイルはマニキュアとジェルネイルの両方の成分が含まれています。そのため、シェラックネイルはマニキュアのように簡単に落とせる、かつジェルネイルと同じく速乾性があるのが特徴です。

このほか、シェラックネイルとジェルネイルの違いには「ネイルの持ち」もあります。
ジェルネイルは樹脂をUVライトで硬化するため、ネイルの持ちがよく3〜4週間程度持続します。一方で、シェラックネイルもジェルネイルの成分が含まれていますが、マニキュアの成分も配合されているので持続期間は2〜3週間程度です。

シェラックネイルとジェルネイルの違いには、「爪の負担」もあげられます。
ジェルネイルをオフする際は爪の表面を削る必要があるので、爪への負担が大きくなってしまいます。それに対し、シェラックネイルはウッドスティックなどを使ってオフするので、爪への負担を最小限に抑えることが可能です。

シェラックネイルのメリット

シェラックネイルのメリット

マニキュアとジェルネイルの中間にあたるシェラックネイルのメリットは以下のとおりです。

爪に負担がかからない

繰り返しになりますが、ジェルネイルはオフする際に爪の表面を削るのに対して、シェラックネイルは削る必要がありません。そのため、爪への負担を最小限に抑えることができます。

比較的安価にできる

シェラックネイルをセルフで行う場合は、1カラー1,000〜2,000円程度で購入することができます。また、ネイルを硬化させるためのUVライトは1,000円程度で購入できるので、比較的リーズナブルな価格で一式揃えることが可能です。

ネイルサロンでシェラックネイルの施術を受ける場合は、2,000〜3,000円程度の費用がかかります。ジェルネイルと比べると価格帯がリーズナブルなので、費用面を気にせずネイルを楽しめるのは大きなメリットといえるでしょう。

ジェルネイルのような質感と持ちのよさ

前述したように、シェラックネイルはジェルネイルの成分も含まれています。そのため、ジェルネイルのようにツヤのある質感で自然な仕上がりになります。くわえて、シェラックネイルは持ちがよいので、ネイルを長く楽しめるのもメリットのひとつです。

シェラックネイルのデメリット

一方で、シェラックネイルのデメリットは以下のとおりです。

シェラックネイルができるサロンが少ない

シェラックネイルは、ジェルネイルに比べて対応しているサロンが少ないのがデメリットとしてあげられます。そのため、「ネイリストにシェラックネイルをしてもらいたい」と思っても対応しているネイルサロンが近くにない場合は施術を受けることができません。とはいえ、シェラックネイルはセルフで楽しむこともできるので、「絶対にプロの方にやってもらいたい」ということでなければデメリットに感じることはないといえるでしょう。

複雑なデザインはできない

シェラックネイルは、厚みや粘度があまりないので複雑なデザインには向いていません。たとえば、大きめのストーンをつけるネイルアートの場合、ジェルネイルやスカルプなどはできてもシェラックネイルだとすぐに取れてしまいます。そのため、ストーンなどの装飾を施す立体的なアートには不向きといえます。しかし、フラットアートやシンプルなデザインが好みであればシェラックネイルを十分に楽しめるので、複雑なデザインでなくてもよい場合はさほどデメリットに感じることはありません。

シェラックネイルをセルフできれいに仕上げる方法

シェラックネイルをセルフできれいに仕上げる方法

以下では、シェラックネイルをする際に必要な道具や手順、オフの仕方をご紹介します。コツさえ掴めばプロのようにきれいに仕上げることができるので、押さえておくとよいでしょう。

用意する道具

用意する道具は以下のとおりです。

・ネイルファイル
・スポンジファイル
・キューティクルプッシャー
・スクラブフレッシュ、またはプレプライマー
・ベースコート
・カラーコート
・トップコート
・UVライト
・ストーン、ラメ
・リムーバー
・アセトンフリーの除光液
・コットン
・アルミホイル
・ウッドスティック

前述したように、シェラックネイルは大きめのストーンだとすぐに取れてしまう可能性があるので、使用する際は小さめのものを選ぶのがおすすめです。

プロのように仕上げるシェラックネイルの手順

シェラックネイルのやり方は以下のとおりです。

1.シェラックネイルを始める前に、ネイルファイルを使って爪の形を整えます。
2.次に、スポンジファイルを使ってバリ(爪の裏側に付着している削りカス)を取ります。バリを除去することにより、シェラックネイルが先端から剥がれてしまうのを防ぐことが可能です。
3.シェラックネイルをきれいに仕上げて持ちをよくするために、キューティクルプッシャーを使って、甘皮処理を行います。
4.甘皮処理が完了したらスクラブフレッシュ、またはプレプライマーで油分を除去します。これで下処理は完了です。
5.続いて、ベースコートを塗る前にボトルをよく振ってから全体に薄く塗っていきます。
6.5本の指すべて塗り終わったら、UVライトで硬化させます。
7.カラーコートも同じく、塗る前にボトルをよく振ってから全体に薄く塗っていきます。
8.5本の指すべて塗り終わったらUVライトで硬化させ、カラーコートを2度塗りし再度硬化させます。
9.トップコートのボトルをよく振り、全体に薄く塗っていきます。
10.5本の指すべて塗り終わったら、UVライトで硬化させます。
11.コットンにアセトンフリーの除光液を含ませ、未硬化ジェルを拭き取って完了です。
12.反対の5本指も同様の手順を繰り返します。

シェラックネイルをきれいに仕上げるには下処理が肝心なので、しっかり丁寧に行うようにしましょう。

シェラックネイルのオフの仕方

シェラックネイルのオフの仕方は以下のとおりです。

1.コットンにリムーバーを含ませ、爪の上に乗せます。
2.次に、アルミホイルを指先に巻き10〜15分程度置くようにしましょう。
3.アルミホイルとコットンを外し、シェラックネイルが浮いた状態になったらウッドスティックで押し出します。
4.最後に表面をリムーバーで拭き取って完了です。

シェラックネイルをオフする前に爪周辺の皮膚にオイルを塗っておくことで、皮膚へのダメージを抑えることができます。

まとめ

シェラックネイルとはマニキュアのように簡単にできて、かつジェルネイルのような光沢のあるきれいな仕上がりになるネイルです。マニキュアとジェルネイルのよい部分を併せ持つハイブリットネイルなので、どちらのネイルも楽しみたい方にぴったりといえます。また、「ネイルが苦手」という初心者であっても簡単に始めることができるので、今回ご紹介した内容を参考にぜひシェラックネイルに挑戦してみてください。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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