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フレンチスカルプチュアとは?ジェルネイルとの違いや作り方をご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

フレンチスカルプチュアとは?ジェルネイルとの違いや作り方をご紹介

ネイルに興味がある方やネイリストを目指している方は、きっと「フレンチスカルプチュア」という言葉を耳にしたことがあるはず。
フレンチスカルプチュアとは、スカルプチュアとフレンチネイルを組み合わせたネイルのこと。シンプルかつ上品な仕上がりになるため、多くの方から人気を博しています。また、フレンチスカルプチュアを施すと爪が長くなり、指を細長く美しく見せる効果が期待できます。そのため、「指を長く見せたい」「指・爪にコンプレックスがある」という方には、とくにおすすめのネイルです。

今回は、そんな「フレンチスカルプチュア」にフォーカスし、特徴やメリット、ジェルネイルとの違いなどについてご紹介します。また、フレンチスカルプチュアの作り方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

フレンチスカルプチュアとは

フレンチスカルプチュアとは、「スカルプチュア(爪に長さを足す技術)」と「フレンチネイル(爪の先端を白くしたデザイン)」を組み合わせたネイルのことを指します。

それぞれを分けて具体的に説明すると、スカルプチュアはアクリルパウダーとアクリルリキッドを用いて人工爪を作り、それを自爪にしっかりと装着させて長さを足す技術です。ネイルチップと違って長さや形を自由に調整することができるので、好みに合ったデザインに仕上げることが可能です。
なお、スカルプチュアはもともとネイルアートを目的として開発された技術ではなく、「爪が弱くて欠けたり割れたりする場合の補強」として作られたものです。そのため、強度が高く簡単に取り外しができないようになっています。

フレンチネイルは、爪の先端にホワイトカラーを施したデザインのことです。ネイルアートの基本的なデザインとなっており、シンプルかつ上品な仕上がりになるため「オフィスネイル」としても人気を集めています。昨今は「カラーフレンチ」も支持されており、ホワイトに限らずピンクやブルー、レッドなど好みのカラーを取り入れることもあります。

先述したように、フレンチスカルプチュアとはそれぞれの技術・デザインを組み合わせたネイルです。そのため、「爪に長さを足してシンプルなデザインを施したい」という方にぴったりのネイルアートといえます。

スカルプネイルのメリット

スカルプネイルのメリット

スカルプネイルのメリットには、主に3つがあります。

好きな長さにできる

第一に「好きな長さにできる」というメリットがあげられます。自爪の場合、長さを出そうとするとかなりの時間を要するほか、途中で折れたり欠けたりすることがあります。そのため、満足のいく長さにまで到達しないことも。その点、スカルプネイルならすぐに希望の長さにすることが可能です。

好きな形にできる

「好きな形にできる」という点も、スカルプネイルならではのメリットです。たとえば、爪の根本から先端にかけて徐々に細くなるデザインにしたい場合、自爪を活かそうとすると折れたり欠けたりしやすくなります。だからといって爪の長さを短くすると、今度は爪の長さに満足できなくなることも。その点、スカルプチュアネイルなら人工爪の先端部分を細くしても、そもそも強度があるため折れたり欠けたりする心配がありません。また長めに形づくることもできるので、自由におしゃれを楽しめるようになります。

デザインの幅が広がる

スカルプネイルのメリットには「デザインの幅が広がる」という点もあります。爪が短いとネイルを施す面積が狭まるため、描けるアートの種類が限られてしまいます。その点、スカルプネイルなら人工爪を自由に長さに調整できるので、ネイルを施す面積を十分に確保することができます。これにより、短い爪では再現できないアートやデザインも施すことが可能です。

スカルプチュアとジェルネイルの違い

スカルプチュアと類似するものに「ジェルネイル」があります。これらはまったくの別物であり、その相違点には「長さ・形」「性質」の2つがあげられます。

長さ・形

スカルプチュアは、先述のとおり「人工爪を好みの長さ・形」に整えられます。短めの自然なネイルのほか、ロングネイルにも対応しているため、さまざまなデザインを実現することが可能です。
これに対しジェルネイルは、基本的に長さだしができません。ハードジェルを使用すれば長さを足すことは可能なものの、強度が弱いため折れやすくなっています。この点から、「爪を長くしたのちネイルを施したい」という場合は、スカルプチュアを選ぶのが堅実といえます。

性質

スカルプチュアは、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜたミクスチャーを使用します。最初はシリコンのように柔らかいものの、時間が経つに連れて硬くなっていくのが特徴です。そのため、スカルプチュアは高い強度を誇ります。
これに対しジェルネイルは、ジェル状の樹脂を使用します。樹脂はどちらかというと柔軟性に優れているため、スカルプチュアのような強度はありません。ただし、柔軟性があるからこそ軽やかな着け心地となっています。

フレンチスカルプチュアの作り方

フレンチスカルプチュアの作り方

手軽に長さを足すことができるフレンチスカルプチュアは、どのように作るのでしょうか。以下にて、必要な道具や作り方をご紹介します。

フレンチスカルプチュアで用意する道具

フレンチスカルプチュアを施す際に用意する道具は、以下のとおりです。

・スカルプ用の筆
・パウダー
・リキッド
・フォーム
・ファイル

パウダーに関してはカラーバリエーションが豊富なため、爪の先端に施したいカラーのものを選びましょう。たとえば、爪の先端を白くする場合はホワイトパウダーを用意します。

フォームで土台を作る

フレンチスカルプチュアを施すにあたり必要な道具を準備したら、フォームを装着して土台を作ります。そのあと、パウダーとリキッドを混ぜ合わせます。

筆で形を整える

次に、爪の先端部分にホワイトパウダーでフレンチを作ります。先述したように、最初はシリコンのように柔らかいものの時間が経つに連れて硬化していくので、素早く形を整えることが大切です。

なお、フレンチスカルプチュアには「バーチャルフレンチ」と呼ばれる技術もあります。これは、深爪でネイルベッド(自爪のピンク部分)の範囲が狭くて悩んでいる方におすすめの技術です。バーチャルフレンチを施すことにより、ネイルベッドが長くなりきれいな爪に仕上げることができます。

バーチャルフレンチを施す場合は、ホワイトパウダーを使ってフレンチを作ったあと、自爪にネイルベッドと同じピンクカラーのパウダーを被せていきます。このとき、ピンクパウダーがホワイトパウダーと被らないよう注意してください。

ファイルで削り磨く

最後に、ファイルで人工爪を削り磨いて完成です。筆で形をきれいに整えた場合は、ファイルで削る必要がなくなるので磨くだけで問題ありません。

まとめ

フレンチスカルプチュアは、「爪の長さを足したい」という方に最適なネイルです。爪の長さを足せばネイルアートを施せる面積が広がるので、より理想に近い仕上がりにすることができます。フレンチスカルプチュアというと、シンプルなデザインをイメージする方が多いかもしれませんが、アレンジ次第ではゴージャスにも仕上げることができるため、ぜひ試してみてください。

なお、スカルプチュアとフレンチネイルは、ネイルサロンで働くなら身につけるべき技術です。そのため「ネイリストを目指したい」という方は、それぞれの技術をマスターしておくようにしましょう。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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