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失敗しないアクリルニッパーの選び方!使い方からメンテナンス方法までご紹介 - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)
アクリルニッパーの種類はさまざま。同じ製品でも人によって使い勝手の良し悪しは異なるため、自分に合ったアクリルニッパーを選ぶことが大切です。
そこで今回は、アクリルニッパーの失敗しない選び方をはじめ、使い方やメンテナンス方法、使用時の注意点などについてご紹介します。「アクリルニッパーを購入する予定」「アクリルニッパーの使い方がよくわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
アクリルニッパーはネイリストの必需品
アクリルニッパーは「アクリル製のネイルをカット・オフする際に使用されるハサミ」です。主に、スカルプチュアネイルの長さを調整したりオフしたりする際に使用します。
アクリルニッパーの価格帯は幅広く、1,000円以下で購入できるものもあれば、1万円〜2万円近くするものもあります。また、取り扱っているメーカーも豊富です。そのため、アクリルニッパーを購入する際は「どれが自分に合っているか」を吟味することが欠かせません。
アクリルニッパーとキューティクルニッパーとネイルニッパーの違い
アクリルニッパーと類似するネイル用品に「キューティクルニッパー」と「ネイルニッパー」があります。それぞれどのような違いがあるのか、以下にてご紹介します。
アクリルニッパー
先述したように、アクリルニッパーはアクリル製のネイルをカットする際に使用するハサミです。「人工爪」の長さを整えるという特徴があります。
キューティクルニッパー
キューティクルニッパーは、「キューティクル(甘皮)」を処理する際に使用するハサミです。「爪」をカットする際には使わないため、そこがアクリルニッパーとの違いといえます。
なお、キューティクルニッパーを使って爪の甘皮処理を行うことで、爪本来のきれいなツヤを出すことができます。
ネイルニッパー
ネイルニッパーは、「爪(ネイル)」をカットする際に使用するハサミです。「自爪」と「人工爪」のどちらにも使用できます。また、甘皮処理の際に使うこともできるので、キューティクルニッパーのことをネイルニッパーと呼ぶこともあります。
失敗しないアクリルニッパーの選び方
アクリルニッパーの種類は豊富で、価格帯もさまざまです。それぞれで使い勝手は異なるため、自分に適したものを選ばなくてはなりません。購入に失敗しないためにも、アクリルニッパー選びの4つのポイントを押さえておきましょう。
自分に適したフィット感
アクリルニッパーを選ぶときは、持ったときの「フィット感」を確認することが大切です。なぜなら、人によって手の大きさは異なるため。仮に、手の大きい方が幅の狭いアクリルニッパーを選ぶと、力の加減がうまくできず、使用する際に手間取ってしまう可能性があります。アクリルニッパーは「ネイリスト検定」の際にも使用するので、余計な時間をかけるのはなるべく避けたいもの。そのため、自分の手にフィットするかどうかは必ず確認するようにしましょう。
自分の技量にあった刃先
アクリルニッパーの刃先の長さは、製品によって異なります。長いか短いかで使い勝手が異なるので、自分の技量を踏まえたうえで選ぶことが大切です。たとえば、刃先が長いアクリルニッパーだとカットできる範囲が大きくなるので、ネイルを切りやすくなることも。しかし、刃先が長いと小回りが利きづらい分、使い勝手の悪さを感じてしまうこともあります。そのため、刃先が長いアクリルニッパーは、ネイル初心者の方にはあまり適してないかもしれません。
アクリルニッパーの重さ
アクリルニッパーを選ぶときは、使いやすいと感じる「重さ」かどうかを確認することも大切です。たとえば、比較的重量のあるアクリルニッパーの場合、重さがあるぶん力が入りやすくなるので、爪の切れ味がよくなります。ただし、重いからこそ使い続けていると手が疲れやすくなることも。また、人によっては安定したバランスを保てず「カットしづらい」と感じてしまうこともあります。そのため、アクリルニッパーを購入する際は実際に持ってみて、無理なく使える重さかどうかを入念に確認しましょう。
見た目よりも機能性を重視
アクリルニッパーを選ぶ際に「デザイン」を重視する方もいるかもしれません。たしかに、デザインの良し悪しもアクリルニッパーを選ぶうえで大切なポイントですが、どちらかというと「機能性」に目を向けることが大切です。たとえば、ブラックカラーのアクリルニッパーはクールでかっこいい印象ですが、それとは別に「爪と刃先の区別がしやすくなる」といったメリットを兼ね備えています。デザインだけでなく、こうした機能性にも着目すると、より使い勝手のよいアクリルニッパーを選ぶことができます。
アクリルニッパーの使い方
スカルプチュアをアクリルニッパーでカット・オフする際の方法・手順は、以下のとおりです。
① 爪の裏面を見ながら、自爪を切らないようにスカルプチュアをカットする ② スカルプチュアの根本にアクリルニッパーの刃先を差し込み、少しずつカットする ③ ①と②を何度か繰り返しスカルプチュアがある程度取れたら、爪先のスカルプチュアにもアクリルニッパーの刃先を差し込んでカットする |
スカルプチュアをアクリルニッパーでカット・オフする際は、「無理に剥がさない」ようにすることが大切です。仮に無理に剥がそうとすると、自爪の表面を傷つけてしまう恐れがあります。きれいな自爪をキープするためにも、アクリルニッパーで少しずつスカルプチュアをカットしましょう。
アクリルニッパーのメンテナンス方法と注意点
アクリルニッパーは正しく保管・使用しないと、すぐに錆びたり切れ味が悪くなったりします。そのため、メンテナンス方法と注意点を知って長く愛用していけるようにしましょう。
エタノールにつけっぱなしにしない
第一に、アクリルニッパーをエタノールに浸したままにするのはNGです。なぜなら、アクリルニッパーの刃先が錆びてしまうため。錆びたアクリルニッパーを使用すると衛生面で問題が生じますし、切れ味も悪くなってしまいます。そのため、アクリルニッパーをエタノールにつけたまま保管するのは避けるようにしましょう。
なお、アクリルニッパーはキャップをして湿気の少ないところで保管するのがベストです。使用後は水分をしっかり除去したのちオイルを薄く塗ると、よい状態を長持ちさせることができます。
専門業者で研いでもらう
アクリルニッパーの刃先が錆びたり、切れ味が悪くなったりした場合は、専門業者に研いでもらうようにしましょう。刃研ぎを行うことで、新品に近い切れ味を取り戻すことができます。また、アクリルニッパーを買い換える頻度を減らすこともできるため、場合によっては節約にもつながります。
ただし、刃研ぎを何度も繰り返すと刃が薄くなり、アクリルニッパーの機能性がグンと落ちてしまいます。そのため、使用時に違和感を覚えたら無理に使い続けるのではなく、買い替えを検討するようにしましょう。
まとめ
アクリルニッパーは、ネイリストの必需品のひとつです。もしまだ持っていない方がいれば、ぜひ今回ご紹介した選び方を参考にしてみてください。自分の手にフィットする使い勝手のよいアクリルニッパーで、スカルプチュアネイルの施術を行いましょう。