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ジェルネイル検定上級とはどんな資格?試験概要と合格するためのポイントをチェック - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ジェルネイル検定上級とはどんな資格?試験概要と合格するためのポイントをチェック

ジェルネイル検定 上級に対し、「難易度が高すぎる」というイメージを抱いている方もいるのではないでしょうか。たしかに決して容易に取得できる資格ではありませんが、ネイルに関する知識や技術を磨けば、合格できる可能性は十分にあります。

そこで今回は、ジェルネイル検定 上級の試験内容や合格率をはじめ、試験開催時期・合否の確認方法、タイムスケジュール、合格するために覚えておきたいポイントなどをご紹介します。また、試験当日の持ち物についても解説しているので、ぜひご参考にしてください。

ジェルネイル検定とは?

ジェルネイル検定は、NPO法人 日本ネイリスト協会が主催する検定試験です。お客さまが安心して施術を受けられる健全なジェルネイルの普及を目的として実施しています。
プロとしてサロンワークでジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の修得を問うもので、初級・中級・上級の3段階に分かれています。

ジェルネイル検定 上級試験とは?

ジェルネイル検定 上級試験は、ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術を習得していることを証明する資格です。

ジェルネイル検定 上級の試験内容

ジェルネイル検定 上級の試験では、事前審査と実技試験が行われます。筆記試験はありません。

10分間の事前審査では、テーブルセッティングと消毒管理、トレーニングハンドの状態がチェックされます。具体的には、テーブルセッティングにおける用具・用材のセッティング状態、衛生面における配慮がされているかどうか、ウェットステリライザーの状態、ライトの電源確認、トレーニングハンドとチップの状態などです。不備があると減点対象となるため、事前審査対策も行っておく必要があります。

85分間の実技試験では、手指消毒から始めて指定された5本の指へイクステンションを施します。右手人差し指と中指にジェルクリアスカルプチュア、右手薬指にジェルチップオーバーレイとネイルアート、左手中指にジェルチップオーバーレイ、左手薬指にジェルチップオーバーレイとフレンチルックと決まっています。
施術する指が間違っていたり、テーマに沿ったネイルアートでなかったりする場合は減点・失格対象となるため注意が必要です。アートを施す際はラメやラインストーン、ホログラムの使用は可能ですが、埋め込みにしなければ減点されてしまいます。

ジェルネイル検定 上級の受験資格

ジェルネイル検定 上級の受験資格は、「ジェルネイル検定 中級の合格者であること」です。飛び級での受験はできず、初級から順番に受験しなければなりません。

JNAネイリスト技能検定試験 3級を取得していると初級の第1課題が、JNAネイリスト技能検定試験 2級を取得していると中級の第1課題が免除されるなどの免除制度があります。効率的に上級まで取得したいという場合は、受験する順番を考慮するとよいでしょう。

ジェルネイル検定 上級の合格率

ジェルネイル検定 上級の合格率は「約45%」です。実務経験のあるプロのネイリストでも不合格になることがある難易度の高い資格といえます。そのため、専門的な知識・技術はもちろんのこと、合格に対する強い気持ちが必要になるのかもしれません。

合格率と併せて覚えておきたいのが、ジェルネイル検定 上級の合格基準です。ジェルネイル検定 上級では筆記試験はなく、事前審査と実技試験のみとなります。減点方式が採用されていてミスがあると減点されていくため、いかにミスをなくしていけるかが合格のカギとなるでしょう。実技試験の合格基準は「実技試験にて100点満点のうち70点以上を獲得すること」です。

ジェルネイル検定 上級の試験開催時期・合否の確認方法

ジェルネイル検定 上級を受験するなら、あらかじめ試験開催時期と合否の確認方法を覚えておきましょう。

試験開催時期

ジェルネイル検定 上級の試験開催時期は、2月と6月の年2回です。ただし、日程が延期されるケースもあるため、NPO法人 日本ネイリスト協会のホームページで情報をこまめに確認しましょう。

合否の確認方法

ジェルネイル検定 上級の合否確認は、ホームページまたは合否通知で確認できます。

NPO法人 日本ネイリスト協会のホームページを確認する場合は、自身が受験した回の「第◯回 JNA ジェルネイル技能検定結果確認」にアクセスしましょう。受験した検定試験の名称・受験番号・生年月日を入力すると、試験結果が表示されます。

合否通知(ハガキ)で確認することもできます。受験した日から約1ヶ月半で、登録している住所に合否通知ハガキが送付されます。もしも合否通知が届かない場合は、指定された期間内に「申込受付センター」へ問い合わせましょう。なお、ジェルネイル検定の詳細は以下で確認することができます。

参考:JNAジェルネイル技能検定試験|NPO法人 日本ネイリスト協会

ジェルネイル検定 上級のタイムスケジュール

ジェルネイル検定 上級のタイムスケジュール

ジェルネイル検定 上級の試験当日のタイムスケジュールは以下のようになっています。

9:50~10:10

20分

入場時間

10:15~10:25

10分

出欠確認・事前審査・指定商品申請用紙確認・提出

10:25~11:50

85分

実技試験

11:50~12:30

40分

実技審査

なお、上記のタイムスケジュールは第28回JNAジェルネイル技能検定試験 上級 午前の部を参考にしています。正式なスケジュールについては、受験票をご確認ください。

合格率を高める時間配分例

ジェルネイル検定 上級の実技試験には、85分間という時間制限が設けられています。丁寧に美しく仕上げることはもちろん重要ですが、時間をかけすぎるとタイムオーバーとなり失格になる可能性があります。制限時間内に施術を終えて仕上がりにこだわるためにも、あらかじめどの工程にどれくらいの時間をかけるのか時間配分をしておくとよいでしょう。合格率を高めるための時間配分の例は以下のとおりです。

時間

工程

5分

手指の消毒・サンディング、チップを装着する指のみの油分除去

5分

チップの装着・カット・段差削り、指定された5本の指すべての油分除去・フォーム装着

5分

指定された5本の指すべてにベースジェルの塗布・硬化

10分

指定された指にデザインを施し、1本ずつ仮硬化

25分

指定された5本の指すべてにイクステンションジェルを施し、1本ずつ仮硬化

20分

指定された5本の指すべての長さ・表面のフォルムを調整、ダストオフ、油分除去

5分

指定された指のフレンチを仮硬化

5分

指定された5本の指すべてにトップジェルの塗布、硬化、拭き取り、仕上げ

5分

最終確認・修正

上述した時間配分はあくまでも一例です。何度も練習を繰り返しながら、自身にはどのような時間配分が合っているのかを見極めましょう。

ジェルネイル検定 上級に合格するために覚えておきたいポイント

合格率を高める時間配分とは?

ジェルネイル検定 上級では、ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的な知識と技術が求められるため、丁寧な施術と正確な工程、美しい仕上がりが求められます。合格するためにも以下のポイントを押さえておきましょう。

・手指消毒は指先や指の間まで丁寧に行う。
・テーブルセッティングは規定通りに行うこと。
・ウェットステリライザーには必要な用具を入れること。
・サンディング不要のジェルネイル商品でも必ずサンディングを行う。
・ピンチは指のみで行う。
・スタイリングはスクエアオフにすること。
・Cカーブは20%程度にすること。
・カーブや厚み、長さを揃えること。
・表面に気泡や凹凸がないこと。
・仕上がりのフリーエッジの長さは5mm以下にすること。
・未硬化ジェルは必ず拭き取ること。
・仕上げにツヤや透明感を出すこと。

このほか、減点・失格対象にならないよう、試験要項をしっかりと読み込むことも大切です。

ジェルネイル検定の持ち物

ジェルネイル検定で使用する用具・用材は、すべて持参しなければなりません。ひとつでも忘れてしまうと、試験を受ける前に失格となるため十分に注意しましょう。また、事前審査開始後の貸し借りも失格の対象となるため、持参した材料・道具だけを使うことが大切です。

ジェルネイル検定 上級を受験するにあたり、必要な材料・道具は以下のとおりです。

・道具用トレイ
・タイマー
・筆記用具
・ゴミ袋・ゴミ袋を留めるテープ
・キューティクルニッパー
・タオル
・ライト
・ウッドスティック
・メタルプッシャー
・アームクッション
・エタノール
・ピンセット
・ベースジェル・カラージェル・トップジェル・クリアジェル
・キッチンペーパー
・ハーフチップ
・ガーゼ・コットン・コットン容器
・スポンジバッファー
・ウェットステリライザー
・スパチュラ
・ネイルブラシ、筆立て
・ファイル
・バッファー

実技試験のことだけに考えが集中し、筆記用具やタイマー、ゴミ袋・テープなどを忘れてしまう方は少なくありません。前日から忘れ物がないか何度も確認し、当日に備えておくようにしましょう。
くわえて、使用が禁止されている用具・用材がないかも確認することが大切です。禁止されている用具・用材をセッティングすると失格になる可能性があるため、十分に注意しましょう。

ジェルネイル検定 上級合格を目指すなら黒崎えり子ネイルスクールへ

ジェルネイル検定 上級合格を目指すなら黒崎えり子ネイルスクールへ

ジェルネイル検定 上級はジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的な知識と技術を有している証となります。そのため、収入アップや活躍の幅を広げられる可能性があるだけでなく、お客さまにも安心して施術を受けてもらうことができるでしょう。ネイリストとしてさらなる活躍を考えるなら、積極的に取得しておきたい資格のひとつです。
しかし、ジェルネイル検定 上級の試験は難易度が高く、実務経験が豊富なプロのネイリストでも一発合格は難しい傾向にあります。実務経験のない方が独学で合格を目指すのはさらに難しくなるため、ネイルスクールの利用をご検討ください。

黒崎えり子ネイルスクールでは、検定対策レッスンを開催しています。検定合格保証制度を設けているため、万が一試験に落ちてしまっても、合格できるまで何度でも無料でレッスンを受けることが可能です。ジェルネイル検定 上級の合格率は70%と高い水準となっていますので、一発合格を目指す方や効率的に学習したいという方は、ぜひ黒崎えり子ネイルスクールへお越しください。

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この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

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