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チップオーバーレイとは?やり方とネイリスト検定1級の試験ポイント - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

チップオーバーレイは、ネイリスト検定1級(JNECネイリスト技能検定試験1級)の実技試験で出題される難しい課題のひとつです。しかし「チップの装着が苦手」「きれいに仕上がらない」と悩む方も少なくありません。
本記事では、チップオーバーレイとはどのような技術なのかをはじめ、基本的なやり方や仕上がりを美しくするコツ、採点基準までご紹介します。ネイリスト検定1級を受けようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
チップオーバーレイとは?
チップオーバーレイとは、自爪の先端にハーフチップを装着し長さだしをして、上からジェルやアクリルで覆う技術のこと。
人工爪の一種で、自爪が短い場合に長さを出したり、ヒビ割れた爪を補強したりするときに活用されます。チップを土台として使用するため、均一な形や安定した強度を作りやすいのが特徴。
また、チップオーバーレイはサロンワークで使用されるだけでなく、ネイリスト検定1級(JNECネイリスト技能検定試験1級)の実技課題にも含まれています。そのため、ネイリスト検定1級の合格を目指す方は、正しい手順や仕上げのポイントを理解しておきたい技術のひとつです。
チップオーバーレイとスカルプの違い
チップオーバーレイとスカルプチュアネイルは、どちらも人工爪の一種で爪に長さを出せる技術のため、混同することがあります。主な違いは、長さを出す方法にあります。
チップオーバーレイは、ハーフチップを装着して長さを出し、その上からジェルやアクリルで覆う技術。一方でスカルプは、フォームを土台にしてアクリルパウダーとアクリルリキッドを使いながら爪の形や長さを形成していきます。
つまり、チップオーバーレイはチップを使った長さだし、スカルプは素材を成形した長さだしと考えるとわかりやすいでしょう。
チップオーバーレイのやり方

以下では、ネイリスト検定1級の実技試験でも求められる基本的なチップオーバーレイのやり方をご紹介します。
手順1.チップを選ぶ
まずは、自爪に合うハーフチップを選びます。ネイリスト検定1級(JNECネイリスト技能検定試験1級)では、使用できるチップの色はナチュラルのみと定められています。
チップ選びのポイントは、自爪と同じ幅ではなく、やや大きめを選ぶこと。小さすぎると十分な強度を確保しにくくなるため、サイドまでしっかり覆えるサイズを選びましょう。
手順2.チップを装着する
次に、プレパレーションを済ませた自爪にハーフチップを装着します。
チップのコンタクトゾーン(接着部分)にグルーを均一に塗布しますが、グルーが少なすぎると剥がれやすくなり、多すぎるとはみ出しや厚みの原因になるため、適量を意識してください。
その後、真上と横から位置を確認しながら、空気を抜くように先端へ向かってスライドさせて装着します。正しい位置にセットできたら、10秒程度押さえて固定します。
チップオーバーレイは角度や位置のズレも仕上がりに大きく影響するため、まっすぐ装着することを心がけましょう。
手順3.チップをカットし段差を整える
ハーフチップを装着したら、フリーエッジの長さが5mm〜1cm程度になるようにチップをカットします。続けて、自爪とチップの境目にある段差をファイルでなだらかになるように削ります。自爪まで削ってしまわないよう注意しながら、段差部分だけを少しずつ削るイメージで、やさしくファイリングしましょう。
手順4.アプリケーションする
アクリルパウダーを使ってハーフチップと自爪を一体化させるアプリケーションを行います。
ネイリスト検定1級では、チップオーバーレイに使用できるパウダーのカラーはナチュラル・クリア・クリアピンクと定められています。カラーの組み合わせは、すべてナチュラルまたはクリアで統一する方法や、チップをナチュラル、ネイルベッドをクリア・クリアピンクにする方法などさまざま。本番までに自分が作業しやすく、美しく仕上がる組み合わせを見つけておきましょう。
1.ミクスチュア1ボール目
チップオーバーレイはすでにチップという土台があるので、1ボール目は、スカルプチュアの1ボール目よりも少し「小さめ(半分程度)」で「ゆるめ」のミクスチュアを取ります。
ミクスチュアを置いたら、指先を下に向けてセルフレベリングを利用しながら全体に広げましょう。筆は爪と平行に当て、厚みを均一にしながら先端やサイドへ伸ばしていきます。
2.ミクスチュア2ボール目
2ボール目は、1ボール目より少し「多め」で「硬め」に取り、ハイポイントを形成します。
2ポール目ではミクスチュアが流れないよう、指を水平に戻して操作するのがポイント。筆を立てすぎると力がかかりすぎてハイポイントがつぶれてしまうため、筆の腹を使いながらネイルベッド全体を覆うようにアプリケーションしましょう。
3.ミクスチュア3ボール目
3ボール目は、キューティクルエリアを仕上げるために使用します。
2ボール目で作ったハイポイントがしっかり出ている場合は、小さめのミクスチュアでキューティクルの際を埋めるように伸ばします。ハイポイントがあまり出ていない場合は、ミクスチュアを少し多めに取り、ハイポイント部分に被せるようにカバーしながら伸ばしましょう。
また、ミクスチュアがキューティクル側へ流れないよう、指先をやや下に向けながら操作することも重要。流れて硬化すると削る作業が難しくなるため、筆を少し立てながら丁寧に整えるのがコツです。
手順5.ピンチを入れる
アプリケーションが終わったら、ピンチを入れてCカーブを整えます。
ハーフチップにはもともとCカーブがついているため、強くピンチを入れる必要はありません。キューティクルラインのコーナー幅と先端の幅がほぼ同じになるようにピンチを入れると、バランスよく仕上がります。
また、ピンチは時間が経つと戻りやすいため、入れた後は数秒間しっかり押さえて固定することが大切。その後も適宜状態を確認しながら作業を進めましょう。
手順6.削って整える
アクリルが硬化したら、180Gのネイルファイルを使って形を整えます。
ネイリスト検定1級では、見た目の美しさだけでなく、日常生活に耐えられる強度や耐久性も求められるため、削りすぎには注意が必要です。
特に確認したいポイントは以下の3つ。
・先端が真っすぐになっているか
・横から見たサイドストレートが上がったり下がったりしていないか
・正面から見たサイドラインが真っすぐになっているか
また、複数の爪を並べたときに長さや形が揃っているかも確認しましょう。
ハイポイントの位置は、キューティクル側から約3分の1付近が目安。すべての爪を横から確認し、高さや位置にばらつきがないかチェックしておくと安心です。
手順7.磨いて艶を出す→完成
形を整えたら、バッファーとシャイナーを使って表面を磨き、艶を出していきます。
一般的には、220G、280G、シャイナー裏面、シャイナーの順で磨き、ファイルの傷を少しずつ消していきます。特にシャイナーの裏面を使用する際は、適度に圧をかけながら磨くと美しい艶が出やすくなります。表面全体にムラなく光沢が出たら完成です。
チップオーバーレイのコツ

チップオーバーレイは、いくつかのポイントを意識することで仕上がりがより美しくなります。ネイリスト検定1級でも役立つコツを確認しておきましょう。
チップは少し大きめを選ぶ
チップオーバーレイでは、自爪よりも少し大きめのチップを選ぶのがコツ。
チップは装着後にピンチを入れて強度を高める工程があるので、小さすぎるチップを選んでしまうと十分な強度を確保しにくくなります。
サイドまでしっかり覆えるサイズを選び、後から形を整えられるようにしておくとよいでしょう。
グルーの塗布量と塗る位置
チップオーバーレイでは、グルーの量や塗布する位置も重要です。
理想は適量を均一に塗ることですが、慣れないうちは判断が難しいもの。適量の感覚をつかむまでは、少なすぎるよりもやや多めを意識したほうが失敗を防ぎやすくなります。
グルーの量が不足するとチップがしっかり接着せず、剥がれたり空気が入ったりする原因になります。グルーはチップのコンタクトゾーン(接着部分)全体に均一に塗布するよう心がけましょう。
ミクスチュアの硬さ
チップオーバーレイの仕上がりを左右するのが、ミクスチュアの硬さ。
適切な硬さにするためには、メーカーが推奨するアクリルリキッドとアクリルパウダーの配合比率を守ることが大切です。ミクスチュアはメーカーによって適正な配合が異なるため、同じ感覚で作ると操作性が変わってしまうことがあります。
適切な硬さのミクスチュアは、アプリケーションの時間を確保しやすく、形も整えやすくなります。試験当日までに使用するメーカーの推奨比率を確認し、安定して作れるよう練習しておきましょう。
筆の角度と動かし方
ミクスチュアを操作するときは、筆を爪に対して平行に当てることが基本。
筆を立てたり先端でえぐるように動かしたりすると、ミクスチュアの表面に凹凸ができやすくなります。また、筆への負担が大きくなり消耗も早くなってしまうので注意が必要です。
ミクスチュアを広げる際は筆の腹を使い、左右へやさしく動かしながら形を整えていきましょう。
ネイリスト検定1級チップオーバーレイの採点基準
ネイリスト検定1級(JNECネイリスト技能検定試験1級)のチップオーバーレイでは、長さだしができているかだけでなく、形や強度、仕上がりの美しさまで総合的に評価されます。
これまで紹介したポイント以外にも、ネイリスト検定1級の採点基準は公式サイトに掲載されています。事前にチェックポイントを理解したうえで練習することが大切です。
ネイリスト検定1級チップオーバーレイの主なチェックポイント
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採点項目 |
チェックポイント |
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スタイリング |
ア) 中心から見て左右対称に仕上がっていること。 |
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ハイポイントの位置 |
エ) ハイポイントの位置が不自然でないこと。 |
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フリーエッジの長さ・厚みの均一性 |
カ) 厚さは均一であること。 |
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強度と耐久性 |
ク) サロンワークに適した、日常生活に対応できる程度の強度、耐久性があること。 |
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Cカーブ20%~30% |
ケ) 20%~30%のCカーブを維持し、均一であること。 |
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キューティクルラインのスムーズさ |
コ) キューティクル際に厚みの段差がなく、適度な薄さであり、スムーズであること。 |
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表面の仕上がり光沢・気泡の状態 |
ス) 表面に凹凸やバブル(気泡)がない等、スムーズな仕上がりであること。 |
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チップの装着状態(チップオーバーレイ、ミックスメディアアート含む) |
ソ) 適切なサイズのチップを正しく装着されていること。 |
※引用元:ネイリスト技能検定試験 実技採点基準
試験本番では限られた時間の中で完成度を求められるため、練習の段階から採点基準を意識しながら仕上がりをチェックする習慣をつけておきましょう。
チップオーバーレイに関するよくある質問
チップオーバーレイはどれくらい持ちますか?
チップオーバーレイの持ちは、一般的に2〜3週間程度が目安です。
ただし、生活習慣や水仕事の頻度、自爪の状態、日頃のネイルケアによって持続期間は変わります。浮きや欠けが見られた場合は、無理に放置せず早めにメンテナンスを行いましょう。
チップオーバーレイは深爪でもできますか?
チップオーバーレイは、深爪の方にもおすすめです。
自爪の先端にハーフチップを装着して長さを出す技術のため、自爪が短い場合でも施術しやすいのが特徴。また、チップを土台として使用することで安定した強度を確保しやすく、自然な長さだしを目指せます。
チップオーバーレイは100均アイテムでもできる?
チップオーバーレイは、100均アイテムでもできます。
ダイソーやキャンドゥなどでは、ネイルチップやネイルグルーなどの関連アイテムが販売されています。店舗によって取り扱い商品は異なりますが、種類も豊富なので一度チェックしてみるとよいでしょう。
チップオーバーレイのオフの仕方は?
チップオーバーレイは、セルフでオフすることも可能です。ただし、無理に剥がすと自爪を傷める恐れがあるため、リムーバーを使って丁寧にオフしましょう。
基本的な手順は以下のとおりです。
1.ネイルファイルで爪の表面を削る
2.爪の先端を少し削る
3.爪のサイズに合わせて切ったキッチンペーパーにリムーバーを含ませる
4.爪の上に置き、アルミホイルで包む
5.10〜15分程度置いて浸透させる
6.メタルプッシャーを使ってジェルを取り除く
7.ダストを拭き取る
8.ネイルオイルで保湿ケアを行う
次のネイルをする予定がある場合は、爪の長さや形も整えておくと仕上がりがきれいになります。
チップオーバーレイとチップラップの違いは?
チップオーバーレイとチップラップは、どちらもネイルチップを使う施術ですが、目的が異なります。チップオーバーレイは、自爪の先端にハーフチップを装着して長さを出し、その上からジェルやアクリルで覆う施術です。
一方、チップラップはネイルチップに加えてシルク、ファイバーなどを使って、自爪の欠けや亀裂などを補強するためのリペア技術です。長さを出すことが目的ではなく、自爪を補修・保護するために行います。
チップオーバーレイをマスターしよう!
チップオーバーレイは、自爪に長さを出しながら強度も高められる技術です。ネイリスト検定1級では重要な課題のひとつとなっており、チップの選び方や装着方法、アプリケーションなど、それぞれの工程を正しく行うことが合格への近道になります。
「ネイリスト検定1級に合格したい」「チップオーバーレイやスカルプチュアを正しく学びたい」という方は、黒崎えり子ネイルスクールを利用するのもひとつの方法です。経験豊富な講師陣が検定対策から実践的な技術指導まで丁寧にサポート。資格取得やネイリストとしての活躍を目指す方にも最適な環境が整っています。まずはお気軽にスクール見学会・説明会へお越しください。











