ネイル業界トピックス/ 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ジェルネイル検定初級のアート課題ピーコックとは?必要な用具や手順をチェック - 黒崎えり子ネイルスクール(新宿・名古屋・大阪梅田・横浜)

ジェルネイル検定初級のアート課題ピーコックとは?必要な用具や手順をチェック

ジェルネイル検定は、お客さまが安心して施術を受けられるよう、健全なジェルネイルの普及を目的とした検定試験です。ネイルの正しい知識と安全な技術の確立を目指すNPO法人日本ネイリスト協会が実施しています。
そのジェルネイル検定の初級では、実技試験第2課題のジェルアートで「ピーコックネイル」が出題されています。そもそもピーコックネイルとはどのようなネイルなのでしょうか?
この記事では、ピーコックネイルについて解説するとともに、手順やコツもご紹介します。

ジェルネイル検定初級のアート課題「ピーコック」とは?

ジェルネイル検定初級の実技試験第2課題で出題されるジェルアート「ピーコックネイル」は、孔雀の羽の柄をイメージしたアートのことです。複数の色を並べて線を描きラインを引くことで、手書きでは出せない色の混ざり合いが特徴的なデザインとなっています。
少しでもラインが乱れるときれいに見えなくなってしまう繊細なデザインではありますが、ジェルを硬化させる前であれば何度でもやり直しが効きます。

なお、第2課題でピーコックネイルが出題されるジェルネイル検定初級の合格率については、以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご確認ください。

>>>併せて読みたい!ジェルネイル検定初級の合格率はどれくらい?合格のポイントを解説

ジェルネイル検定初級のアート課題 ピーコックネイルのやり方

ジェルネイル検定初級のアート課題 ピーコックネイルのやり方

では、ジェルネイル検定初級のアート課題として出題されるピーコックネイルは、どのような手順で行うのでしょうか?必要な用具・用材と手順をご紹介します。

ピーコックネイルに必要な用具・用材

ピーコックネイルには以下の用具・用材が必要です。

・UVライトまたはLEDライト
・ベースジェル
・カラージェル(ベースカラー用)
・カラージェル(3〜5色)
・クリアジェル
・筆(平筆・細筆)
・キッチンペーパーなど(筆についたジェル拭き取り用)
・ストーンなどの装飾

 

ピーコックネイルの手順

ピーコックネイルは以下の手順で施します。
ジェルネイル検定初級の受験を考えている方は、まず手順を確認しておきましょう。

1.クリアジェルを塗布する

ベースカラーである赤のカラージェルを塗布したあと、硬化させて少量のクリアジェルを塗ります。
注意点は、赤のカラージェルは硬化させますが、クリアジェルは硬化させません。

2.ラインを引いていく

先ほど塗布したクリアジェルの上から、カラージェルをとったライナーブラシ(細筆)で細くラインを描きます。ラインを描く場所に決まりはありませんが、ラインが斜めになるように描くときれいに仕上がります。使用するカラージェルは3〜5色がよいでしょう。太めよりも細め、間は均等にするとよりきれいに仕上がります。
また、ジェルネイル検定の規定によると、ピーコックに使用するカラージェルはラメ・グリッター・パールが入っていても構いません。
ただし、指定商品リストのブランド商品であること、ジェルアートには筆を使用すること、アートシールの使用は禁止とされています。

3.模様をつける

カラージェルで描いたラインは硬化させずに、ミキシングジェルをつけた細筆でピーコック柄をつくっていきます。
まずはラインに対して真ん中から直角に二等分し、すべて同じ方向へ左右均等なラインを描いていきます。入れるラインの数によって柄の緻密さが変わってくるため、好みの柄になるようラインを入れていきましょう。
一度ラインを引いたブラシは必ずジェルオフして、次のライン引きに移ることできれいな模様が描けます。

4.硬化

柄を描き終えたら硬化させます。硬化させるとやり直しはきかないので、満足できる仕上がりになったら硬化させましょう。

5.トップコートを塗布する

カラージェルを硬化させたら、上からトップコートを塗って硬化させます。未硬化ジェルを拭き取れば完成です。

ピーコックネイルのコツ

ピーコックネイルのコツ

ピーコックネイルをきれいに仕上げるにはどのようにしたらよいのでしょうか?
「なかなかうまく仕上げられない……」という方は、ぜひ以下のコツを参考にしてみてください。

ベースカラーの未硬化ジェルを拭き取る

ベースカラーの未硬化ジェルが多く残っていると滲みやすい傾向にあります。そのため、未硬化ジェルが残っている場合はエタノールで拭き取っておくか、クリアジェルの量を少なめにしましょう。

赤に映えるカラーを選ぶ

ジェルネイル検定の試験要項には、「ジェルカラーリングの赤色のベースに映えるジェルアート(ピーコック)を施す」と記載されています。そのため、ベースカラーの赤に映えるカラーを選んでピーコックを描く必要があります。

カラージェルはラメ・グリッター・パールが入っていても構いません。にじみづらくて発色のよい3〜5色を使って、華やかに見えるように仕上げましょう。このとき、それぞれの色が混ざってしまわないように注意が必要です。

粘度の高いジェルを使う

ラインを描くカラージェルが緩いとにじみやすい傾向にあります。きれいなピーコック柄を描くためにも、粘度の高いカラージェルを使用しましょう。また、毛が短い筆だと途中でジェルを足さなければいけなくなることがあります。そうなると均一なラインが描けないため、毛の長い筆で一気に描くのがコツです。

ライン用のカラージェルは攪拌する

ライン用のカラージェルは、使用前にしっかりと攪拌しておきましょう。カラージェルの攪拌とは、容器の中で沈殿してしまっているジェルの色や成分が均一になるようかき混ぜることです。カラージェルによっては、容器の中で成分が分かれて分離してしまっていることがあります。この攪拌作業を行わずにラインを引いてしまうと、色味が変わったり硬化しなかったり、ほかの色と混ざって滲んでしまったりすることがあるのです。きれいなピーコック柄を描くためにも、ラインを引く前に必ず攪拌しておきましょう。

ジェルネイル検定へ向けてピーコック技術を学ぶなら黒崎えり子ネイルスクールへ

ジェルネイル検定初級の第2課題として出題されるピーコックネイルは、その模様から難しいと思われがちです。しかし、コツを掴めばきれいなデザインを描くことができる技術なので、さまざまなカラーやラインの太さなどを試して見るとよいかもしれません。

ジェルネイル検定初級の受験をお考えでしたら、黒崎えり子ネイルスクールへお越しください。ネイリスト養成コースやジェル専門コース、ネイル検定対策講座など、ジェルネイル検定受験をサポートするさまざまなコースを設けています。

本気でネイリストを目指すなら!黒崎えり子ネイルスクールdouble_arrow

スクール見学会・説明会

資料請求

\ 全国6校舎で展開中!! /

黒崎えり子ネイルスクール

kurosaki eriko NAIL SCHOOL

この記事の監修者

黒崎えり子 Eriko Kurosaki

ネイルサロン「erikonail」主宰
ネイルスクール「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」学院長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会
常任本部認定講師 /
グランドマスターエデュケーター
トレンドデザイナー
(第1期、2期、3期、4期、5期)


2000年、ワールドチャンピオンシップ ・スカルプチュアネイル部門にて1位を獲得し、名実ともに世界トップレベルの技術を持つネイリストとして認められたほか、同年には全米ネイリストランキング第1位にも輝いた日本人で有数のネイリスト。
自らが主宰するサロンでのサロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成にも力を注ぐほか、ネイル業界を牽引する第一人者として雑誌、TV等のメディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信している。
また卓越したネイル技術のみならず抜群のアートセンスは「えり子ネイル」として絶大な支持と人気を誇り、ネイルの世界にとどまらずその優れたデザイン力をいかして様々なデザイン企画も手掛け、幅広く活躍している。

ページトップ